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介護職員がお金のためじゃない副業をする理由

こんばんは!井上弦(いのうえゆずる)です。1991年生まれの29歳。現在は秋田県能代市二ツ井町で高齢者施設(ショートステイ)介護職員として働きながら、noteにて介護と田舎について書くことを行なっています。

自己紹介の詳細はこちらのnoteを是非!

今回は【介護職員がお金のためじゃない副業をする理由】と題して

5つのnoteに分けながら書いていきます。

▶︎1.井上弦が思う介護って? 人が好きになった、きっかけは介護だった

 2.介護職員の枠を飛び越えた話 秋田で個展をして200人が集まった話

 3.井上弦が思う副業って? お金じゃない出会いから始まる副業がしたい

 4.副業してどうなりたいの? 

 5.副業をするために続けること

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こんな人に読んで貰いたい

・現役の介護職員であり「今の自分の介護ってどうなんだろう?」と思ってる人

・井上弦の考え方を応援したい人

今回のnoteでは井上弦が東京での在宅介護3年と秋田での施設介護3年の実体験を交えながらお話しします。

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1.井上弦が思う介護って? 

人を好きになる、きっかけをくれた出会い=介護

ここでは介護を通じて人が好きになった経緯を東京、秋田1つずつの実体験を交えながら井上弦の考えを書いていきます。

東京 2013〜2016 

2013年新卒入社。本配属で決まったところ(通所介護)に通所してる

おばあちゃんが、やたら厳しかった話。

「あんた、何でそんな靴下履いてるの?男でしょ?」本配属になりワクワクで行った初めての職場、、、おばあちゃんに秒で否定された!(その時はそんなに派手な靴下を履いてなかったけど単色ではなかった)ガツンと言われて「えぇ〜靴下ぐらいでそんなに言う?。好きなの履かせてくれても…」とトホホな感じで思った。

施設長に「あんな感じでさ〜誰にでも厳しいからさ〜けど、本質は間違えってないと思うよ〜。頑張って」と爽やかに言われた。そこから毎日のように「あれダメ、これダメ、それもダメ」とダメ出しの連発。「あれ、ダメ出しされるために就職したのか?俺?」と思うこともあった。けど、少し経つとそれはなくなった。

具体的に何をしたか?とりあえず「言われた通りに変えて見た」例えば靴下は黒にした。ジャージは引きずらないようにサイズを変え、髪の毛は短髪にと変えられることはすぐに変えてみた。そしたら、おばあちゃんの反応が変わった。「あら、靴下変えたのね?」「そうよ、ズボンはお尻でなく腰で履くの」「男はそのぐらい短くて当たり前よ」と相変わらず褒めてはくれないものの(ツンデレかい!デレはまだかい!)、変化をしっかりと見てくれることは嬉しかった。

最後に異動するちょっと前に本人が言ってくれた「私、口うるさいでしょ。女学校の先生だったからね。そう言うところには厳しいのよ!」とちょっとだけハニカミながら話してくれた。あの笑顔は今でも忘れることはない。

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その時思ったことは…

22年間の積み重ねは、もちろんある。何かを一生懸命に取り組んだこともある。 けどね、そこらへんはあんまり重要ではない。利用者でありお客さんである人が何を思っているか。それに対して、こちらが何をやれるか(モノを売る、新しいアイデアを共有する、便利な情報を提供する、靴下を変えることもやることは一緒)それを感じたり、考えたりする。けど、考えたりするのが大事なのではなく、   動くことが何より大事。感じて、動いて、考えろ(頑張れ自分!!)

こんなのも書きました。気になる方は合わせてお読み下さい。


秋田 2016〜

2016年から来た秋田県。「田舎の介護が見てみたい」飛び込んで2019年に   出会ったおばあちゃんとお嫁さん、そこに関わる人の物語(本にしたのを抜粋)

2019年4月7日

最期を迎えようとした、おばあちゃんに花見をしてもらった話

花見とおばあちゃんとお嫁さん

最期の最期に花見をしたよ… 感謝。感謝。ありがとう。-4

この花見をした後に、おばあちゃんは最期の力を振り絞って、自宅に帰りました。

お嫁さんの涙-5

お嫁さんの言葉-6

おばあちゃんが最期を迎えた後にお嫁さんを招待して「看取り」についてを話す場を設けた。お嫁さんは終始、笑顔でおばあちゃんとの思い出を語ってくれた。


介護は私にとって、人が好きになったきっかけ。

「いつからこんなに人のことが好きになったのかな〜」と振り返ると2013年4月。社会人になった(介護に関わってから)頃からだった。おじいちゃん・おばあちゃんの生活に関わり、その人たちが生きてきた時代の話。楽しかった、嬉しかった、辛かった、大変だったこと話。それを表情豊かに話してくれる。おじいちゃん・おばあちゃんを介護を通して間近で見て、私は人が好きになった。「こんな人がいるんだ」「こんな暮らしがあるんだ」それらを思わせてくれたカッコイイ存在は  要介護認定を受けた介護サービスを使う、おじいちゃんと、おばあちゃんだった。

井上弦にとって介護とは…”人のことが好きになった”きっかけ。

人に興味が湧いた。「この人のことをもっと知りたい」「この人が言ったところに行ってみたい」気づけば自分の足でそこに向かっていた。紹介してくれた人に会いに行っていた。人と人とを繋いでくれる介護が私は大好きになっていた。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

イイネ、コメント、シェア、よろしくお願いします。

次回は、2.介護職員の枠を飛び越えた話を書く予定です。









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