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「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」感想
「すぐに評価されなくても、大切なことは良い仕事をすることだ」
新しいことを発想し創造しても、それが現状と乖離していればいるほどすぐには理解してもらえず、批判を浴びてしまう。
批判にめっぽう弱い私だが、そんなときはこの言葉を、そしてクライアントを想いながら作った自分を信じ、時を待つ。いや、やり過ごす、そんなことが出来るようになってきた。
さて、先日は東京都美術館「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」へ行ってきたので(撮影禁止だったのが悲しい)そのログを。
印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
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展示会情報
■印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵
会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
開館時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
マップ:https://goo.gl/maps/hrNePRYuDVV3AAHC9
展覧所要時間:2時間※混み具合による
URL:https://worcester2024.jp/outline/
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印象派といえばパリのようなイメージが強かったけど、アメリカでも沢山描いている人がいたんだ。
彼らは、歴史や神話のワンシーンをただ再現することよりも、現代のモチーフに関心を持っていました。こうした画家たちは型破りで、アカデミーに受け入れられず、アカデミーやサロンの外で独自の展覧会を開くことで、現状を打破しようとしました。
アカデミーにすぐには受け入れられない現状を打破しようと、独自で展示会を開催し、受け入れられる場所を探し、創り出そうとした印象派たちの強い信念を感じる。
伝統的に、油絵具はアトリエで少量ずつ作られていましたが、その頃にはあらかじめ作られチューブに入れられるようになりました。また、コンパクトで持ち運びのできる画架が作られたことから、芸術家が屋外で仕事をする戸外制作(注:オンプレネール“En plein air”)が可能となったのです。
こうして、戸外制作された小さめサイズの油絵が多く現れ始めます。常に変化のある環境を記録するために短時間で描かれており、素早い筆運びだったことが見て取れます。
時代的にチューブの絵の具が取りいれ始めたことや持ち運びのたやすい小さなサイズの画架が作られたこと、そして変化のたえない外での作成のため短時間で描かなければならなかったことが、
(もしかして)たくさん作成されて色々な場所へ普及したことにも一役買ったのかな。
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最終日直前だったためか、いつもは空いているような時間帯に行ったにも関わらず本当に沢山の人が展示会を見にきていた。
小学生になる前であろう子供から車椅子に乗ったおじいさんまで、老若男女で溢れていた。
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人物や建物にまで共通して一枚の絵なのに脈を打っているように感じて、今にも動き出しそうな立体感が素晴らしかった。多くの色を使っているからこそ描けているのかな。
たくさん作品があったけど、自分は淡い色で描かれた作品より、濃いアースカラーで描かれた作品の方が好きだった。
印象派の日本人で言えば黒田清輝と久米桂一郎の作品がすごく好きで、特に
「清水秋景図(山径晩暉) (きよみずしゅうけいず さんけいばんき)」
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(奈良県立美術館のコレクション40選)
が一番好きだった。印象派の中では色が割とはっきりとしていて直線も多く、強く逞しい感じ。
来年も印象派の展覧会がやるそうなので、今回と何が違うのかに注目しながらまた行ってみたい。
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