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ニートでも、金は使う

小綺麗な女でいよう、と

今日は朝から美容室へ行く。
休職直前にばっさりショートにしてから3ヶ月経つ。
もうボサボサだ、癖っ毛が暴れている。

母に「切ったばっかのときはかわいかったのに老けて見える」
3日前くらいに言われてしまった。予約週末にしてんのよ。
働いてないことに負い目を感じて、髪も化粧も気にしなかったけど、
ある程度きれいにしとかないとだめだよね、大人だもんね。

こんなに時間があるなら、どすっぴん部屋着で暮らしてないで
社畜の頃は適当だった、マスク生活で余計に手を抜いてた化粧を
毎日ポニーテールしかしなかったヘアアレンジを
勉強すればよかったななんて、休職期限が近づいた今頃思う。

だからまた丸みショートにしよう。今日は化粧もがんばろう。
ニートでも自分に課金しておこう。

ショートカットの意味

高校の頃はショートだったけれど、成人式に向けて伸ばした髪。
大学4年の頃、初めてできた彼氏がショート好きでバッサリ切った髪。
振って3年その人を引きずり続け、数年ロングを貫いた髪。

切ったら余計に思い出しそうで、
完全に吹っ切れるまで切らないと決めた髪を2月にバッサリ切った。

正直まだ引きずっていた。
存在まるごとすきだったし、多分まだ向こうにもすかれてた。
その人に会う予定ができたから少しでも褒められたいと思ってしまった。
吹っ切れるまでと決めた髪を、またその人のために切った。

悔しかった。でももう今回は違う。
本当の目的のためにサッパリできそうな気がする。
ここ1週間くらいだろうか、急にスーッと冷めてしまった。
そうだ、次に進める気がしてるうちに切ってしまおう。

「綺麗になりたい」「かわいくなりたい」

同年代の友人たちがよく口にする言葉。
わたしは言うことに抵抗があった。恥ずかしかったんだと思う。
中学生かよって感じだけれど。

素敵な欲だし、いくらでも言っていい言葉だと思う。
最近になってわたしもその言葉への抵抗が少なくなった。

かわいくはなれない、けど綺麗で強い女にはなりたい。
やっと素直にそう思えるようになった。

24歳。自分ではもう24歳かよもうすぐアラサーだなと思ってしまうが、
学生時代に憧れた櫻井翔は25歳だったじゃん。まだまだお姉さんだ。

友人のおかげで今日も

コスメやら筋トレやら、綺麗になることを教えてくれた友人、
誰にも言えなかった3年前の話を励ましながら聞いてくれた友人のおかげで
今日も思う存分綺麗になってやろうと思えるし、
過去なんか忘れて思う存分切ってやろうと思える。

休職中の病人でも、気にせずご飯に誘ってくれる友人、
有給まで取って旅行に行こうと誘ってくれた先輩、
大切な人たちとの予定があるおかげで、
痩せねば、爪塗らねば、化粧せねば、髪切らねばと思える。

ありがとう、わたしの周りの人たち。
せっかく時間はあるんだ、きれいになれる努力をしよう。

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