おすすめ17・カタコンベ
未開の洞窟調査のために大学院生の弥生。ケイブダイバーと呼ばれる水中洞窟を専門にするダイバーたちと、新洞窟に入るがその洞窟の中で思いもよらない事故が起きる。そしてその事故の中である殺意も動いているのだった、、。
と言ったあらすじです。
物語の大半は洞窟の中でのお話です。
洞窟の中の暗さ、湿っぽさ、水滴などが肌で感じられるような作品でした。閉所恐怖症気味なので本当に、こんなところに入っていく人の気がしれません。
想像しただけでしばらくトラウマになりそうな環境です。
主人公の弥生はケイバーの父を地底湖で亡くしています。その父の気持ちそして自分の気持ちに決着をつけるためにあえて洞窟探検に参加します。
人は自然の脅威には勝てないんやとつくづく思います。
自然の下で生かしてもらっているだと。
話自体は洞窟の中で進んでいき、脱出できるのか⁉︎どうなのか⁉︎と思っているところに誰かの殺意が見え隠れしてそこも気になります。弥生は無事脱出できるのか。
この作品も乱歩賞受賞作で、本の最後に選評も書いてあるのですが、やはり同じ推理作家の方々は見るところが違うなあとか、そんなこと思いもしなかったなあてところに着眼されていてあっぱれと思いました。あたりまえか。
ぜひ読んでみてください!
#読書感想文 #おすすめ本#おすすめ推理小説#ミステリー小説が好き
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