見出し画像

3月1日は、市長さんにウソをついた日。

今から10年くらい前、犬の散歩で出会った市長さんに、ウソをついたことがあります。

ドイツでは、犬を飼い始めると市役所に届け出る必要があります。
その後、それに基づいて、犬税の書類と犬のマイナンバーが印字されている、日本でいうところの犬の鑑礼のようなものが送られてきます。
納税額は、犬種や、その家族にとっての何匹目の犬か、などによって区分されています。

画像2

⤴この首にぶら下げているヤツ。彼の納税額は、年間90€。
あの日は、その番号札を付けているかどうかの検問を、役所の職員と一緒に、市長さんも手伝っていたのです。
犬税を払っていない人=脱税している人の取り締まりですね。
わざと届け出をしない人がいるらしいのですが、
そんなことをする人がいるなんて、この時まで知りませんでした。
少なくとも私の知り合いにはいません!

その日連れていたのは、この彼。今の前の犬を飼っていた時です。

画像2

その時番号札は携帯していませんでした。この番号札の他にも、狂犬病の予防接種の札もあり、いちいち首輪にあたって、シャラシャラとうるさいので、家に置いていたのです。
あとで友だちに聞いたところ、同じ理由から、家に置いている率は結構高かったです。

毎日の散歩道(トップ写真)は、広大なので、職員と市長さん、合わせて4人いて、わたしのところには、市長さんが。
「おはようございます。札がないようですが……」
と言われて、とっさに、
「いつもは付けているけど、手術後で、あまり体にいろいろとつけられない」
と言い訳しました。手術後だったのは、ほんとう。

それで、住所と電話番号を書かされて、その場で市役所に確認されました。免許不携帯みたいなものですね。
罰金なくて、よかったよ。

夫に話すと、
「ほー、言い訳までできるとは、進歩したね!」
とほめられ?ました。

小さい街だし、我が家は市庁舎に近いので、結構市長さんを見かけます。
たまに奥様と手をつないで、散歩されているのを見かけることもありますしね。

あの日以降、このような取り締まりに出会ったことはないのですが、
今は、ちゃんと首輪に携帯しています!

毎年、3月1日になったら思い出す出来事です。🐸



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?