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【自分と向き合う編】もしかして、こんな感じで自殺してしまった人もいるのかもしれない その8

部屋に戻ったわたしには、やることがあった。

酒の買い出しである。

翌日の日中にはシュノーケリングツアーを入れていたので。

少なくとも酒盛りは0時過ぎまでには行い、とっとと次の日に向けて就寝する必要があった。

実は、ホテルまで連れてきてくださった、タクシーの運転手さんとはお酒の話で盛り上がっており、夕方、買い出しに付き合って下さることになっていた。

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このタクシーの運転手さんもとても良い方で、メーターもそこそこに自身のお勧めのお店やお酒、おつまみを島中をぐるぐる回りながら教えてくれた。

この塩せんべいは、特に美味だった。

泡盛と一緒に食べると、ほんまにダメになれそうな感じがよかった(笑)。

沖縄という場所はジャンクというか、揚げ物?衣?系のものがとても美味しく感じられる。

なんなのだろう。気候がそうさせるのだろうか。


タクシーの運転手さんはとても良い方だった。

それほど、言葉を発する方ではない。(お酒に関しては別)

どちらかというと寡黙だ。

だが、多くを語らなくとも、こちらの言わんとしていることを分かってくださる方で。

どこか、はにかみながらも、一生懸命自身のお勧めの品を紹介してくださる姿は、この人は好きな人だ、と思った。

小さいお店によって、たこ焼きを買ったり。

スーパーによって、総菜コーナーを漁ったり。

泡盛の良しあしについて語ったり。

本当に楽しいひと時だった。

酒飲み友達として、石垣島に来たときは声をかけるように、と厳命されたが、まだ、お元気で続けられていることを切に願っている。


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