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ベトナムの女の子のちょっとした文化

全てがそうとは言いませんが、ベトナム人の女の子は基本的に謝りません。
その代わり、男性に対してはたとえ自分が悪くても謝らせてきます。

漫画「謝っても許されない」


これにはいろいろ理由があり、女の子のことを立てて欲しいというのとそこまで理不尽なことをされても大切にして欲しいという不安から来ているところがあります。

知り合いのベトナム人の女の子たちに聞いてみると、精神的に不安定になっても私を尊重して欲しいとか悪いことをしちゃって申し訳なく思っているからわざわざ叱らないで欲しいということを言っていました。

よくベトナムの女の子は気が強くわがままな印象がありますが、意外にいろいろなことを考えており、繊細で傷つきやすかったりします。そのために強がっているのかもしれませんね。

最近ベトナム人と付き合う日本人も増えていますが、一番やってはいけないのは相手を全否定したり、無理矢理謝罪させることです。
これはベトナムや日本だけでなくどの国の女の人にもしちゃいけないことだと思いますが、とにかくベトナム人の女の子は酷く傷つきます。
特に、無理矢理謝らせることはベトナム人の女の子には屈辱すら感じることもあり、今後の関係に影響が出ることがあります。

ベトナムに行って気づいたのですが日本人はとにかく「謝る」ことが挨拶に近いレベルで多いです。故に、相手に何かされても謝られないとちょっとした不快感を感じ、それが蓄積して爆発して起こることもあると思います。
しかし、ベトナム人は私たちが「謝る」レベルのことをされた程度では気にしません。むしろなんでこの人はこの程度のことで謝るんだろうと思い、その2秒後にはたいてい忘れています。
それをどう思うかは皆さん次第ですが、私はその考え方にとても救われました。


私の出会った難民2世の女の子たちも両親の影響でベトナム人の考え方をもっていますが、幼少期にそれで日本人の友人たちとのトラブルがあったりして家の中の「ベトナム人の自分」と外の「日本に馴染むための自分」を使い分けていることがあります。
『芳華、国へ帰る。』でも「日本人の私が好きなんでしょ?」という言ったように、どうせ「日本に馴染むための自分」しか好いてもらえないという悲しみを抱えて生きている人もいます。

自分はベトナム人と関わるときはなるべく相手の自由を尊重します。その方がよっぽど楽しいし、相手も気疲れせずに関わってくれるからです。
そして、相手も自分のことを自由にさせてくれるので「やらかした!」と会話で後悔することはほぼないです。

日本も相手の意見をくみ取り、相手の気持ちを考えながら会話するという素晴らしい文化もありますが、ベトナムの会話は本当に自由に思ったことを言えるので慣れると非常に自由な気持ちで会話できると思います。


現在仕事や留学の関係でベトナム人がたくさん日本に来ていますので、この記事を読んで興味が出た方は是非ベトナム人と話してみてください。

ベバさんの動画でこういうのもあります。
よかったらこれも参考にしてみてください。


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