惹かれるメニューのカフェ
古い日記を読み返して思い出す、カフェでの楽しい出来事。
当時は、まだスマホが一般的になる前。
“インスタ映え”という言葉もなく、Instagramは、ごく極地的な範囲で流行しているくらいだった。
私は、大きな画面を横向きに倒せるガラケーで写真を撮っては、ブログにアップして楽しんでいた頃。
使っている機種でもInstagramを使えるのは確かめたのだけど、写真が正方形に切り取られるのが嫌で、手を出さなかった。
“インスタ映え”という価値観でいえば、あのお店は時代を先取りしていた感がある。
先取りが早くて、食べたり飲んだりせずに写真だけ撮り、顰蹙を買う人達が居なかった時代。
斬新なネーミングや気分が華やぐ商品デザインだけでなく、しっかりと美味しかったことも値段に見合っていた。
なくなってしまったメニューが、時々、無性に恋しくなる。
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小牧幸助さんの個人企画に参加しました。
お題に合わせて架空日記を書きました。
日記の冒頭と、それに合わせて頭の中で作ってみたソーダ以外は、実話です。
架空日記の基になった店舗はなくなりましたが、系列店はまだ僅かに残っています。
そのうちの一店舗は、別の作品の舞台です。
たまに自分で“聖地巡礼”しては、なくなった店舗で初めて味わった感動を思い出しています。
“別の作品”とは?
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