見出し画像

朗読講座で思うこと

体調不良など、いろいろあってしばらくお休みしていた朗読講座。
なんと2カ月ぶりの参加!

ベテランの先輩が、気を遣って用意してくれたフェイスシールドを付けて
いざっいざっ出陣~!
お互いのソーシャルディスタンスをとっての講座です。

コロナ禍での、コロナの予防に対する考え方は人それぞれで。
もしものことがあったらと落ち着くまで講座をしばらくお休みしたいという人もいれば、今までの稽古で身に付けてきたものが鈍ってしまうのが嫌で講座の参加をいつも心待ちにしている人…などなどいろいろ。

それでも新しい方も入ったりで、コロナ前とはまた少し違うメンバーだけど、この皆と過ごす朗読の稽古の時間は、芝居の稽古もできず、公演も来年まで延期になってしまった私にとっては、今は唯一皆で芝居に触れられる貴重な楽しい時間。

もうね、先生が厳しくて、ほんとダメ出しもきついんだけど、それももうかえって愛しく思える今日この頃。これよこれっ、このきつさを待っていたのよーみたいな?!やられてもやられても立ち上がるみたいな?スポコンか?!基本、Mっけが強いのか?!情熱に弱いのか?!もちろん褒められるが好きだけど、的を得たダメ出しは怒鳴られたとしても意外と好きな自分(笑)

実は10月に朗読講座での公演もあったのだけど、それもコロナで来年に延期。というわけで、今まで稽古していた台本はひとまず置いておき、今回新しい台本が配られ、それが芥川龍之介の「鼻」。

おおーこれがかの有名な「鼻」ですか、と(笑)

初めて読んだのだけど、難しい言葉も多々あるのだけど、
文章の表現が絶妙でそれが心地よくて話も面白い!!

実は、文学作品と呼ばれる有名小説は、ちょっと固いイメージがあり、私はあまり読んだ記憶がない。が、昔、小学校の頃、夏目漱石の「坊ちゃん」を読んで、本当にちっとも面白くないなーと思っていたのだけど(ごめんなさい夏目先生…)、大人になって読んだら、それはもう面白くて夢中になって読んでいたのを思い出した。

それなりにいろいろ経験して年齢を重ねてきたからこそ、以前はまったく琴線に触れなかったことも、今は心つかまれ、面白いと思うこともたくさんあるんだろうなと思ったりもする。同じ映画を見ても、同じ本を読んでも20代のときに感じたことと、また年齢を経て40代のときに感じたことと違うこともある。そして、一方で、年齢を経ても全く変わらず同じところに感動したり、心動かされたりもする。

年齢を重ねていくということは、そういう意味でも面白いなーと思う。

体力が落ちたり、筋肉痛が忘れたころに出たり、
近くが見えにくかったり(それを老眼という…)、
人の名前がなかなか出なかったり、
まーいろいろ不便はあるけど(笑)、
できるだけ、年を重ねていくことを楽しんでいければ最高だなー
と思ったりする今日この頃なのである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?