見出し画像

【英語】英検1級、合格しました。

どうも、shinoDです。

本日2021年10月10日は英検1級受験日ですね。

カレンダーに「英検1級受験日」というイベントが入っていて、そういえば、と思い出し、noteを書き始めました。

きっと10月10日にこのイベントを入れているということは、当時の自信のなさの表れだったのかなとか思いつつも、今更ですが、前回の2021年度第一回で英検1級を合格することができました。

自分自身、もうすぐ30歳になるわけですが、20代でどうしても達成しておきたかったマイルストンである英検1級を取得することができました。

英検1級合格した暁には、やったことをツラツラ書こうと心に決めていたにもかかわらず、欲しいものを手にした瞬間、若干の陳腐さを感じてしまい、合格して、数か月経ってしまいました。

あんなに欲しかった英検1級、いざ手にすると、こんなもんか、と思ったのが正直なところで、自分が目指す英語話者像からはまだまだ程遠く、記録上ではC1ですが、今後はC2を目指していきたいと思っています。

なぜ英語を頑張ろうって心に決めたか。

思い返せば、あれは2019年の10月、初めてのロンドン出張で、キングスクロス駅近くのカフェの「The Ligherman」に寄ったときのこと。

ロンドンカフェ①

次の打合せの時間まで時間があるので、ブランチでも食べようかと、ウェイトレスを呼びかけるも、メニューを頼もうとしても、なぜかあまり通じない。

挙句の果てには" I can't understand you"と言われてしまい、かなり落ち込んだのを覚えている。

当時愕然としたのは、海外出張できるだけの英語力は少なくともあったという、ちっぽけな自負と目の前のウェイトレスに簡単な注文すらスムーズに通らないというチグハグさ。

あれ?英語で仕事できているつもりでも、実は海の向こうの同僚が「まあ日本人はノンネイティブだからしょうがないよね」と気を使っているだけで、実は全然喋れてないのではないかということを感じた瞬間だった。

確かに文法がボロボロな日本語を聞いてもなんとなく理解できるのと同様に、実は自分はボロボロな文法で仕事をしていて、「英語で仕事ができているつもり」という最も恥ずかしいパターンなんじゃないかと思った記憶がある。

ロンドンカフェ②

いやいや、こんなにインスタ映えな写真を撮ってて、注文すら通らないことの恥ずかしさたるや。

ロンドンカフェ③

僕はきっとネイティブの会話に溶け込んでも、スムーズな受け答えすら難しく、小学生と喧嘩したとて勝てないんだろうなという絶望感を噛みしめながらブランチを食べたのを覚えている。

帰国後2か月が経ち、2019年12月、新型コロナウイルスのニュースが流れた。

そこで決心したのは、このおうち時間を使って、どれだけ有意義なことに使えるかでした。

有意義でない日常から有意義さを抽出するゲーム

コロナは僕たちを不幸にしたという解釈はもちろん直接的には安易にすることができるんだけれども、むしろ、コロナがなかったらできなかったことを達成したいと思うようになり、打ち立てたのが英検1級取得。

マクロ的に見えると、コロナのような因子というモノは世界中の人たちにとって、「負」のインパクトを与えていると同時に、ミクロ的に見ると、動き方次第で個人レベルでは「正」に持ち直すことが可能と考えた。

具体的な英語の勉強法についてはまた別途書きたいと思いますが、主にマインド面として、英検1級取得のために最も考えたことは、"お勉強"として捉えないということでした。

ある単語に出会ったときに、実際のリアルな世界でどのように使うかをシミュレーションしてイメージしながら単語を吸収していくという方法を使っていました。

というのも、英検1級はもはや語彙力がモノを言う世界だと思います。

実際に、英検準1級に必要な語彙数は7500~9000で、英検1級は10,000~15,000で、覚えないといけない語彙数は多く、愚直に覚えていたらなかなか時間がかかってしまいます。

ですので、はじめて出会う単語を自分のリアルな生活に取り入れるということ、はじめて出会う単語を自分の直径5mの日常に取り入れるということを常に意識していました。

はじめて出会う単語を自分の日常に取り入れる。


例えば、bolster(強化する・支援する)という言葉に出会ったとき、

「もしこの単語をネイティブと会話するときに使うとしたら?」

と、まずは考えます。

例えば、海外のチームとお仕事するときに、プロジェクトの中で密に関係を強化していきましょうという小粋なセリフを言うときに使えそう、とシチュエーションを妄想する。

次に、この自分のリアルな日常と結びつけた状況を頭の中でイメージして、Let's bolster a close relationship with your teamという風に自分特化の例文を組み立てます。

そして、この文章を口に出しながら、実際にあるプロジェクトのキックオフでオンライン会議越しにこのセリフを言う自分を想像します。

こういった人生のシミュレーションといいますか、日常感というフィルター越しに単語を捉えることで、先ほどのbolsterという無機質な単語が一気に、みずみずしい血の通った単語に代わっていく体験を地道に楽しんでいくというのが英単語学習において、近道なんじゃないかなと考えています。

この単語と自分の距離感を図るということがおそらく非常に重要で、よく使う単語群というものはきっと自分自身の専門性に近いところに存在するということが往々にしてあるかと思います。

パス単出る順英検1級に「ratify:批准する」という単語が収録されていますが、こういった「日本語でも使わないよ~」といった単語はおそらく「英語でも使わないよ~」ってなるんじゃないかって思うんです。

でも、それはそれでOKだと思っていて、結局、その英単語と自分自身の距離感というのは人それぞれだと思いますし、逆にM&Aに携わられている方や法務系の方であれば、ratify(批准する)はそれほど遠くなく、かなり近い距離にあるという場合もあるかと思います。

そういった意味で、単語によって、

①文章の中に即興で組み込んで意見を言える必要がある単語 
②誰かが言った単語に対して、意味がわかる必要がある単語
③聞けなくても、読める必要がある単語

といった具合に、単語ごとで仲良し度が変わってくると思います。

こういった風に、あくまで資格のための勉強をせずに、最終的にどのシチュエーションで使えるようになりたいかといったリアルな日常から逆算して、仲良くなりたい単語を取り込んでいくという方法は結果的に功を奏することができました。

コロナ禍で人生に停滞感を感じがちな時期ですが、こういった停滞感を感じがちな中でも、もともといつかやる予定だったものに着手できる時期だと解釈して、手前のステップを作っていこうと思っています。

当方、最終的なゴールとして、海外移住を目指している者です。

元々英語を頑張ろうと思ったきっかけとなった記事を貼っておきますので、もしよろしければ読んでもらえると嬉しいです。

英語力も向上し、なんやかんや転職もしちゃいましたという記事は以下です。

というわけで、英語の勉強法についても今後は書いていこうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


この記事が参加している募集