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JapanExpoとバスティーユデイ

夜遅くCDGに着いて、そのまま空港のホテルに留まった。ホテルのブュッフェは開放的で、フランス人がコロナを全く気にしていないことがよく分かる。アルコールで消毒しつつ、甘いパンなんかを食べた。

朝のニュースは、バスティーユデイのパレードの準備でもちきりだ。言葉は分からないが、ニュースを見ていると、かなり軍事パレードに近いみたい。陸軍海軍の人にインタビューしている様子がたくさん映っていた。

しかし私は人混みを避け、友人が出展するというJapan Expoが空港近くだったので、寄ることにした。駅に着いて見るとものすごい人で、JapanExpoというよりコスプレ大会だった。鬼滅の刃と呪術廻戦の人気が良く分かる。日本の国際展示場みたいなところに入り入場の列に並んだ。列はうねうねと1キロくらいありそう。しばらく列に並び、人々を観察した。みな若く、それぞれのやり方で日本愛を表現している。海外の人あるあるの面白い入墨も。どうしてムラカミって入れたのかな。ハルキかと思ったが、後ろの絵がカミカゼ風。間違いでないことを祈る。

コスプレもがんばっているしかわいいが、どうもこう・・ぷよっとした人が多い気がする。なんていうのかな。。「脂肪と糖」という言葉が浮かぶ。オタクの体型は世界共通なのだろうか。そして皆マスクをせず、密だ。ワクチンの接種率も、思考・年齢傾向的に低そう。リスクとスケジュールを鑑み、30分並んだところで諦めて、列を出た。

中心部ではトリコロールの飛行機が飛び、国を代表する美馬とパレードが見られるのに、脂肪と糖を見て終わってしまった。バスティーユデイの無駄遣いだ。

2021年5月に間にオープンした、安藤忠雄のブルス・ドゥ・コメルスへ。不協和音を奏でるピアノの周りを、子どもたちが風船で遊んでいた。

その後友人夫婦と待ち合わせて、ランチを食べた。日本人シェフの、イランやモロッコから来た独創的なハーブとスパイス料理のSPOONというお店。現地の器で提供される。はじめての食べる組み合せばかりで、ぱぱぱっとはじめての神経回路が通り、調整されるような心地よい驚き。

21時を過ぎても明るく、ハイシーズンの高値はこの時間にお金を払っているんだと思う。

夜は、友人夫婦とバスティーユデイの花火を見た。すごい人混みで、木の間からチラッと見えたくらい。花火が終ると、作り物みたいなスーパームーンが昇った。

(2022.7.14)