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ただただ好きな本を語る会に参加しました

昔から、本を読むことが好きでした。
・・・いや、現在進行形なんですけど。

特の親の影響が大きくて、赤川次郎とか内田康夫とか読んでた小学生時代。
もちろん、“りぼん”や“なかよし”も読んでいたので、友だちと本の話で盛り上がるのはもっぱら「こどものおもちゃ」や「姫ちゃんのリボン」など。
少しでも推理小説の話をしようものなら、浅見光彦?誰、それ?っていう空気が流れてすぐに話を変える・・・そんな小学生時代でした。

大人になった今でも本を読むことが好きで。
でも、なかなか「この本がよくてー!!」ってリアルに話をする機会がなかったんですよね。
それはそれでいいんですけど、やっぱり自分の推しは誰かに言いたい。そして、誰かの推しも知って世界を広げたい。
そんなもやもやを抱えているところに舞い込んだ、「読書会」のお話。
その空間が楽しすぎたよーーーーーっていうお話をさせてください。

◆本をHUBにつながる、心地いい空間

この会の趣旨は「深く対話をすることで、お互いを深く知るいい機会になる」「途中参加途中退出OK」「本以外の紹介もOK」「とにかく本をHUBに、お互いを好きになろう」というもの。
そんなこの会の空気に、とにかく癒された時間でした。

◆落ち込んだときに読みたい 「いいからいいから」

まず紹介されたのは、「いいからいいから/長谷川義史

とにかくポジティブなおじいちゃん。鬼におへそを取られても「いいからいいから」と気にしません。
【落ち込んでいるときに、小さなことで悩むよりも「いいからいいから」と前に進む方がいい】と紹介者。
気持ちが落ち込んだ読むのはもちろん、子どもに読み聞かせることもあるそう。感情をいれながら、歌に載せて読む・・・との紹介に、「ギャラリーって大事!」との声が。大人も楽しみながら読み聞かせができる絵本、素敵です。

◆自作の漫画を紹介!お子さんの成長日記にほんわかムード

次は、なんと自作の「お子さん成長日記」が登場!タイトルもついていましたが、それはこのコミュニティだけのお楽しみ。(某冒険漫画のタイトルをもじったもの…!)読書会メンバー全員が所属するコミュニティに先駆けて、本日先行公開とのこと。
まさかまさかの自作漫画の登場に、みんな大興奮(笑)「ここ最近読んだ漫画の中で一番面白かった!」との声があがりました。「SNSで紹介したらいいのでは?」との意見もあり、今後の展開に注目です!

◆少し怖い絵、だけど記憶に残る絵本 「3びきのやぎのがらがらどん」

本日2冊目の絵本「3びきのやぎのがらがらどん/マーシャブラウン」。
少し内容を紹介しはじめたところ、他メンバーの子どもたちが聞き入るという、予想していなかった事態に!
急遽読み聞かせ会が始まりました。少し怖い絵・・・というのが印象でしたが、子どもたちは怖がることなく聞き入っている様子。せりふが繰り返されているところが子ども受けするのかなぁとみんなで分析しましたが、答えは分からず。

この本以外にも、作者(マーシャブラウン)の本はぜひ読んでもらいたいというのが紹介者の話。
ちいさなヒッポ」が入門編にお勧めとのこと。子どもに読み聞かせる本に悩んでいるという方、ぜひー!

◆自分を肯定したい、道筋を照らしてほしいときに 「キミのままでいい」「そのままでいい」

次に紹介されたのは、「キミのままでいい」「そのままでいい」。(いずれも、作者は田口久人)

インスタの人気アカウントの投稿をまとめたというこの2冊。紹介者はお風呂で読むのが好きとのこと。表紙がボロボロで・・・との言葉に、「わかるーーー!!」と共感してしまいました。(1時間くらいは余裕で湯船につかれませんか?)
この本を紹介していたときの言葉で、個人的に印象的だったのが「(この本には)基本的に愛がある」とのこと。ぐるぐるしているときに読んでなぐさめられることもあれば、受け取れきれないときもある・・・でも文中の言葉に愛が感じられる、とのこと。愛かーーー!めっちゃ読んでみたいやん!と愛が不足している私は前のめりになりました(笑)

◆戦闘系、だけどラブ要素にニヤニヤする 「図書館戦争」

次も、これまでの本とはまた毛色が違う「図書館戦争/有川浩(げんざいは有川ひろに表記を変更)」が紹介されました。

映画化、漫画化もされているので、ストーリーを知っている方も多いと思います。ほんと、みんなと語りたい。この本に登場する「王子様」堂上長官のかっこよさを!!!!!!!(はい、この本を紹介したのは、私です)なんだよー、なんでこんなにツンデレなんだよー、あんなに憎まれ口ばっかりなのにいざという時は必ず助けるとかなんだよーって悶絶すること間違いなし。
詳しくは、ぜひ小説・漫画・映画などでお楽しみください。
(映画は3回観にいきました。妊娠中に・・・)

◆ただただ、やさしい世界が広がる 「町田くんの世界」

次に紹介されたのは、漫画「町田くんの世界/安藤ゆき

町田くんは、博愛の人。みんなのことを愛している。彼の世界は優しくて、関わる人たちが、最終的にみんな「世界は悪意でできていない」と気づく・・・というお話。
それだけ書くと、町田くんは完璧人間のようですが、実は勉強も料理も他のいろんなことが苦手。
だからこそ、身近に感じる話だよね・・・と別参加者からの一言。
今、大変な世の中で、少しだけ心がギスギスしている方にぜひおすすめしたい一冊です。

◆おすすめの本は十人十色。だからこそ、世界が広がる。

本当におもしろいなと思ったのが、みんなそれぞれ選んだ本のジャンルがバラバラで(笑)
ただ、「癒し」「ストレス発散」など、今日選んだ本に「心の浄化」を求めている人が多かった印象です。

コロナ禍の今、本(電子版ではなく、紙媒体)がすごく見直されているような気がします。
想像力を働かせながら自分の知らない世界にどっぷりと入り込むことができる、本には映像と違った楽しみがあると思います。

この読書会のあと、「さっそく読んでみたよ!」の声があがり、こうやって世界は広がっていくんだと強く感じました。

次回は3月開催。(って、もうすぐだけど)
次はどんな世界が広がるか、楽しみです。

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