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臨床経験のみから産業保健師へ

自身のキャリアに悩む看護職の皆さんの一助になれば幸いです。


私の経歴

大学 地方国立大学 在学中に看護師・保健師国家資格を取得
新卒で急性期の総合病院に勤務 
糖尿病・腎臓病・総合内科の混合病棟の看護師として3年目の途中まで勤務
1回目の転職活動
医療系ベンチャー企業で1年半勤務する
2回目の転職活動
正社員雇用前提の紹介予定派遣として現職に6か月派遣
その後無事、現職にて採用!!現在に至る

なぜ3年目で臨床から離れたか?

看護師界隈で言われる『新卒から3年間の呪縛』
このnoteを読まれている方も、気にされたことがあるワードだと思います。
実際、私は臨床を3年目の途中で離れていますので、3年間とは経歴上は言えない人間です。

個人的な意見ですが、この『3年目』という数字はあくまでも目安だと考えています。
大切なのは、勤務期間ではなく、
その中で何を学び、どんな経験を得たかを明らかにできるかどうかや、
職務経歴書にどう書くことができるかです。
転職をいつか考えているからこそ、日ごろの業務の中で目標を立てて過ごし、先輩や上司に相談しながら成長できているかが重要だと考えます。

もちろん、初めて転職する当時は本当に3年目の途中でやめていいのか?すごく悩みました。
当時は上司・先輩・両親などいろんな人に相談しましたが、転職を止める人、勧める人と意見は様々・・・
でも、自分は問題意識をもって日々成長を意識して働いてきたという自信もありました。
最終的には、えいやっ!と勇気を踏み出して転職しました。

紆余曲折ありましたが、今の私にとっては、早く産業保健に携われたことはプラスだったなと感じます。

1回目の転職の経緯

1回目の転職活動では、複数の企業を受けました。

・大手製造業企業の保健師
・中小企業の保健師
・医療系ベンチャー企業の保健師

このうち、超大手企業以外は内定をもらうことができました。
リクルートエージェント、doda等のエージェントサービスも使いました。
そこで職務経歴書や履歴書を校閲してもらい、産業保健師未経験ながら、精度の高い書類を作ることができたと思います。

最終的にはハローワークやindeedなどで自分から直接応募した企業から内定をもらいました。
※エージェントサービスより採用コストがかからず合格しやすい面もあったかも?

結果的に、採用時期の兼ね合いと正社員採用への安心感で医療系ベンチャー企業に入社することに。

2回目の転職の経緯

医療系ベンチャー企業で働いて1年が経過したころ、プライベートで様々な変化があり、自分のキャリアをより見直すきっかけがありました。
ベンチャー企業での産業保健活動に限界も感じていた当時、
紹介予定派遣や産休代替でも良いからより大きな企業でステップアップしたい!と考え転職を決意。

今回は、ハローワーク以外にアポプラス、プライマリー・アシストなど産業保健に特化しているエージェントも活用しました。
※ハローワークは超大手企業も求人を出すことがあるので割と盲点ですが必ずチェック・登録しましょう!
結果として、プライマリー・アシスト経由で現職の内定を獲得しました。

産業保健師は未経験での内定はなかなか難しいですが、
医療系ベンチャー企業での功績・わずかな産業保健経験・人柄?が認められたのか無事内定を得ることができました。

正社員採用ではない採用への不安

産休代替、紹介予定派遣、契約社員など・・・産業保健師の雇用形態は正社員が少ないことがまだまだ多いです。
病院等で安定した正社員の立場を失って、転職をするのは非常に勇気のいる行動だと思います。

実際、私もそうでした。
紹介予定派遣の現職の求人に応募するときも、景気が不安定になったら雇用が切られるのでは?正社員化されなかったら・・・など様々な不安はありましたが、えいやっ!の気持ちで思い切りました。
これはあまり大声では言えませんが、もしご縁がなかったら面接の練習になればいいや~くらいの気持ちで行動することも大切です(笑)

現職にも産休代替の保健師の方も複数名いらっしゃいますが、
どんな雇用形態であれ、健康経営や産業保健に力を入れている企業での産業保健師としての経験は、経歴上は絶対にマイナスにはならないと思います!
本当に学ぶことが多く日々やりがいを感じながら働いています。

雇用形態で産業保健に足を踏み出せていない方は、
短期的な視点ではなく、
長期的なご自身のキャリア形成を考えられることをおすすめします!!

最後に

産業保健師としてのキャリアを歩み始めて3年弱。
私の人生は一変しました。

臨床はハードさや夜勤もありますし、産業保健が楽だから目指すという方もいると思います。
ただ、想像よりも会社員は大変です(笑)

楽そうだな~だけで入ると、いつかやめたくなる時が来ると思うので、産業保健を目指す動機はしっかりとご自身の中で考えられるようにして転職活動に臨まれるといいかなと思います!


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