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「人生のターニングポイント」の世界地図。できました。いや、できてません。

はじめましての方は、はじめまして。いつもみてくださっている方は、noteではお久しぶり。お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。約一年のブランクを経て
ゆず@ノマド女子大生です。

今回の記事は(株)TABIPPO様が運営している#POOLO NEXTという「挑戦で地域をアップデートする次世代リーダーコース」の特待生制度への応募に際して、自分自身のこととプロジェクトについてを綴るnoteです。

テーマは「豊かにしたい地域・観光のために私がやりたいこと」

最近完成したけど全く完成していない、

スクリーンショット 2022-06-06 19.39.40

についてお話しします。
(我慢とかできない!ゆずとかどうでもいい!っていうせっかちなあなたは上から飛んじゃってください。)

私について、プロジェクトの詳細、そして最後にこのプロジェクトが挫折しかけたお話をします。

♢自己紹介〜箱入り都会っ子がノマド女子大生になるまで〜

ゆず@ノマド女子大生は、青山学院大学4年生, イギリス University of Hertfordshire 留学生にして、ほとんど大学に通わずオンラインで履修・単位取得をし、日本だったり世界だったりをウロウロしてる名の通りノマド(遊牧民のように、固定された場所を持たない)スタイルの大学生です。

大宇宙大学実験予定

↑授業を海辺で受ける様子。

私は大宇宙大学という、「100年後に学生が月で授業を受けるようになれるための」活動をしています。わかりにくいと思うので噛み砕くと、「学生が大学という1箇所に縛られず、もっといろんな世界に出ていって学びの糧とする」ことを応援するプロジェクトです。100BANCHという渋谷のイノベーション団体の1プロジェクトとして動き、今で2年目。こちらについてはまた別の記事でしっかり触れます。

【告知タイム:100BANCHの夏のお祭りが7月1日〜10日で渋谷でやってます。みんな来てね。トークイベントもやるよ!】

さてさて。ここからはどうやってこんなよーわからん女子大生が形成されたかをかっ飛ばしで紹介します。(ここまでで800字あるんだぜ!みんなお疲れ!ありがとうな!)

2000年3月1日生まれ。小学校から青山学院大学の付属小に入学、6歳から22歳まで自宅と渋谷の往復をしまくる典型的な箱入り娘。宮益坂のツツジのミツを吸いまくっていたのは、私です。

人生を狂わせたのは大学のサークルで行ったタイ。日本人に攫われかけ助けられた現地の人に泊まらせてもらったゲストハウスで元難民や世界一周中の同世代に出会い、衝撃を受けました。

その後何やかんや内閣府代表に選んでもらって世界青年の船32期生として10カ国の代表青年と共に太平洋を横断し、メキシコへ。当時TOEIC500くらいのそこそこやばみイングリッシュを駆使し、なんだかんだ船の上で成人式したりみんなでダンス動画踊って作ってみたり。世界のどこでもない海の上で、私という1人の人間を見てくれるせかいのひとたちを知り、わたしも知らなくてはと留学を決意しました。

大学3年のとき、コロナ禍で止まってしまったゲストハウスへのムーブメントの一環となればと思い、50件以上とリモートでライブ配信、クラウドファンディングで集めた約135万円を元手に日本一周しました。全国のゲストハウスのオーナーさんの人柄を取材したひと本を作ったりもしました。

クリックすると買えるよ。買ってね!

その後、約半年間オンライン授業を受けながら地方で生活する「ノマド女子大生」をしました。気仙沼宮城南越前福井札幌北海道福岡には半月ずつ住んでました。

そして今、文部科学省のトビタテ!留学JAPANというプログラムを通し、イギリスのロンドン北部、Hertfordshire大学でイベントマネジメントを専攻、ロンドン東部のBarking のコミュニティ施設にてフィールドワークを行なっています。イギリスの大学も半分はオンラインで、今この記事はフランスで書きつつ期末試験に追われてます。しんどい!

モン・サン・ミシェルにて。余裕そうに見えるが期末提出5日前。死にたい。

なげーな!とにかく色々やってる大学生です。

日本の全ては、学び場でした。

日本一周をしていたとき、観光に興味の薄い私は、新しい土地に行くと決まって「おもしろい人」がいるところを聞き込みしていって、地元の人がいる場所を好んで探検していました。

北海道でトラックの荷台で眠ってみたり、宮城県では復興あとに立て直したご飯屋さんに行ったり。
青森県で出会った人と愛知県の端っこで再会して、泊まってる人みんなで初詣して、和歌山県では大学の先輩と一緒に海辺でコタツを広げてマグロを食べて、奨学金の提出資料の相談をしたり。
長野で体調を崩してゲストハウスのオーナーの方につきっきりで看病してもらったり、鳥取の不思議な本屋さんに長居して人生を変える衝撃を受けた写真集にであったり。
山口のオーナーさんに福岡まで車に乗っけてもらったり、熊本の自給自足のムラで夜通し人生について語って歌ったり。

大学生しつつも日本のあちこちで数えきれない経験をして、ガイドブックになんか載っていない場所を見つけて、人間として、大きく大きく成長させてもらいました。

箱入り娘としてテキトーに就職してそれっぽい大人になればいいやぁ、という頃よりは全然クレイジーでおもろいギアの外れ方をしはじめてると思います。

そんな私が特に推したい地域はどこか?結論から言ってしまうと、

・・・

「無数にあります!」

ずるい!反則だ!知ってます!

でも見て。私の自己紹介に散りばめられた無数の太字
小学校の通学路から日本のどっか、イギリス、果ては太平洋の上。

「わたし」を構成する場所は一つなんかに絞れません。
だし、これからの時代は「自分の居場所」を一つに縛らなくても、無数に存在していてもいいんじゃないでしょうか。

むしろ、無数にあるからこそ、ターニングポイントマップを作ることにしたのです。ここからは私が宇宙全てに学びの場所があると思う理由を話していきます。

♢大宇宙全ては、大学なのかも。

2022年。イタリアにて、課題をし終えた後にふらっと大聖堂に登りました。

今までテレビや旅行雑誌、インスタグラムで眺めて「いつか行こう」と思っていた場所。そこに私は、学校の合間に足を運んで、てっぺんまで登って、ここから降りたらまた普通の生活に戻っていく・・・

「ああ、学生のうちに、ここにふらっとくることができてよかった」

心から思いました。


「いつか大きな旅をしたら」そう言っていたそのいつかはやって来ないのかもしれない。
首里城は、いつの間に放火で炎上した。
ウクライナとロシアは、突如として戦場と化した。
極地の氷は溶け、サンゴは絶滅危惧種となっている。

「特別ないつか」は、待っていたら一生来ないのかもしれない。
今この生きる場所そのものをずっと動かせたら。

同時に、オンライン授業やリモートワークが発達した今、旅をしたり日本の外で生きることは、「特別なこと」のように難しくはないのではと感じました。

なんだかんだ今でも、世界一周だったり海外移住だったりをするには、バイトで必死にお金を貯めて休学したり、フリーランスや起業で成功したり、「強い想いをもった特別なひと」ができることのままです。

「どうしてやらないかが分からない、できないじゃなくてやらないんだよ」
いとも簡単そうに体験談を語るウェビナーの中のあの人は、きっと勇気をもった頭のいい成功者。
ふつうの私は、違うから・・・

きっといろんな人がそう思っていると思います。私も、その「特別になれない普通の子」です。学校の成績はずっと60~80点で、部活ではレギュラーだけど特別目立ってるわけではなくて、特別可愛いわけでもなくてイケイケでもなくて、でも何かにものすごく劣ってるわけではない、普通の普通の。無難の楽さも、逸脱への憧れも、でもそれをやったときに「イタくなる」恐ろしさも、心から知っています。

だから、私は「特別なノマド女子大生」のままは嫌なんです。

「たった1人の」ノマド大学生にならなくていいから、「世界で初めての」ノマド大学生になりたい。そして、「あたりまえの生活スタイル」にノマド大学生がなって欲しい。

もしも、世界中の場所全てが生活をするフィールドになれるのであれば。

休学や海外大学院、会社員であれば退職や休職というようないわゆる「通常のレールからはずれる」大きな選択をしなくても、今まで本の中で眺めてきた世界中の見に行くべき場所、に訪れることができます。

100年先には宇宙にだって学びにいくことができると思います。

そんな世界を、1日でも早く当たり前にしたい。私はそうおもい「大宇宙大学-University of Universe」というプロジェクトを100BANCHというアクセラレータープログラムに採択いただいたことをきっかけに始めました。

イベントや発信を伴って、少し先の学生の生活の場所が自由になった未来を想像するプロジェクトです。

♢地図を作ろう。きっと、何かのきっかけになる。

さて、ここまでがわたしの今までのバックグラウンド。

ここからは、私がいま地域観光のために挑戦をはじめる「人生のターニングポイントマップ」
できました。と言いながら

全くできてません!

簡単に言えばこれは

「自分を変えた世界の場所を地図にマッピングして、世界中の人とシェアできるWebサイト」
です。

こんな感じで質問に答えると・・・
世界地図にピンがたち・・・
自分の思い出をシェアできます!
ハッシュタグで検索も可能(仮)

こんな感じで、自分を構成して、「心に強く突き刺さった場所」「同じような境遇の人に行って欲しい、伝えたい場所」を投稿、共有することができます。

つまりこれは皆様の回答がない限り、さみし〜〜い白地図のままなのです。だからサイトはできたけど、地図としては全くの未完成なのです。

私は、旅をすれば世界が変わる!なんていえませんが、多くの選択肢を手に入れることはできます。自身にとって受け入れてもらえる場所も増えます。これは格段に。めっちゃ増えます。

旅を終えて東京に帰ってきて、東京で普通に暮らす友人に「ここに行って、人生にちょっとしたスパイスを加えてほしい!」と思うような場所がふえてきて、誰かに「こういうことに悩んでるんだよね」「こういうことが好きなんだよね」と言ってもらうとこのレベルの文章を送りつけるようになりました。

きめえなこれもはや

自分の心に突き刺さった場所に誰かが言ってくれるだけでハッピーだし、それで誰かの心にも突き刺さったらいいなと思ってます。

でも、これを一人一人にカウンセリングしている時間もリソースもないし、なんなら私以外の人の「心に突き刺さった場所」も知りたいし、行きたい。何か方法はないのだろうか・・・

と思っていたところで、本WebサイトのデザイナーでもあるコバさんとTwitterで会話していた時にシェアしていただいたGoogle my mapにアイデアをいただき

彼は、フリーのデザイナーで今は福江島に「ニートのためのシェアハウス」を作るとってもやば面白い人だぞ!

これだ!!!これを作ろう!!!!とできていったものがこのWebサイトです。

ガイドブックやテレビで、マスに伝わっている「綺麗、美味しい、楽しい」ものだけではなく、「わたしの人生に、何か加わって欲しいこんな世界のもの」を求めた自分のためだけの旅先を見つけて欲しい。

今までは、私が自分の力だけで「あなたはこれが好きだからこれに行って欲しい」と伝えてきたものを、
世界中の人たちで「ここにいってこんな変化ができた、大切な場所」と言い合いながらシェアしていって、その先の未来で「明日はここに行ってみようかな」とふらっと地球の裏側にも行ってしまえるような、そんな「ちょっと先の未来の観光」を当たり前にしていくために。

そして、「旅」を「特別なこと」から「当たり前」に変えるために。

まだまだ出来上がっていない

を、よろしくお願いします。

こちらのイベントでお披露目をいたします。完全無料で入場できますので、ぜひ足をお運びください!

♢プロジェクトなんて、いつでも終わらせられるギリギリでみんな頑張ってるんだよ。

最後に、ちょっとだけウェットなことを書きます。そしてなんで #POOLO なのか?を書きます。
私のことは、完全に余談なので読み飛ばしてしまって大丈夫です。でも、一番伝えたいことでもあったりします。

実は一年前の私は、「大宇宙大学」を終わらせるためにイギリスに飛び立ちました。

時間関係が前後してしまいますが、「大宇宙大学」プロジェクトはイギリス留学の前の2020年6月に立ち上げました。
100BANCHに採択を受け、留学までの3ヶ月という限られた時間の中で、さあ何を始めようと周りを見渡すと、

起業するために会社を辞めて努力してる人、クリエイターやカメラマンとチームを組んでいる学生、朝から晩までプロジェクトのミーティングを行っている人、テレビでも有名なサービス開発者。

数多くの「努力する天才」が自分自身のプロジェクトを作り上げている様子に、圧倒されてしまいました。

自分のプロジェクトなんて、学校のように正解はないし、就活や試験のように合否があるわけでもありません。みんながそれぞれ全く分からないながらもなんとか自分なりのゴールと次にやることを定めて、彼らなりの目標に向かっているのです。

そんな様子を見て、なんとなく「ノマドな学生が増えたらいいなあ」くらいの勢いで仲間入りしてしまった私は、何をしたらいいのかが分からなくなってしまいました。

そして多分、「たくさんのクリエイターが所属する100BANCHのメンバーの自分」という目的と目標をごっちゃにして天狗になっていた自分を恥じました。
どうしてこんな覚悟も才能もない、ちょっと毛が生えた大学生を採択したんだ、とどこにもぶつけられない怒りをふざけた笑顔と文体でカバーし、なんとか「やること」を探しました。

でもどれもこれも付け焼き刃な上に自分の掲げる目標とは大幅にずれ、たくさんの人に迷惑をかけたり謝ったり、きっといろんな人を失望させたりしました。

「世界青年の船日本代表」「インスタグラム運用」「クラウドファンディング135万円調達」「書籍500部出版」「文部科学省トビタテ!留学JAPAN採用」「イギリス留学」そして「ノマド女子大生」。
肩書きという肩書きで「普通じゃない私」を作り上げていた自分は一気に「自分はなんてことのない普通のやつだ」という現実を見させられ、初めて大きな挫折をしました。

この迷走を続けていた時に同じメンターという繋がりでお世話になっていた野々村 哲弥さん、本当にありがとうございます。バンジージャンプをVRで作成し、マツコの知らない世界にも取り上げられている、名実共に素晴らしい方です。
バンジーはマジで怖いし面白いです、東京タワーで体験できるのでぜひ。

結果8月末に行った成果報告ピッチはボロボロ。その時相談させていただいていた多くの人生の先輩に

「自分の生み出したプロジェクトなんて、壊してしまっていいんだよ。誰も気にしないし、責めないよ」

とお声をいただき、イギリスに渡航。自分のプロジェクトを捨てる覚悟で蓋をしました。
(本当は11月も成果報告会があったのですが電波を言い訳に生配信参加を拒否。ピッチ動画を送付するもそれこそ電波不良で格納されず、完全に飛んだ輩扱いでした。本当にすみません)

自分の生み出したプロジェクトに自分で殺されるのを免れ、イギリスで毎夜毎夜飲んで遊んで暮らしている中、自分が本当にしたいことと向き合いました。
そこで、中盤にお話ししたイタリアの話に遡るのです。

海外に行っても、いまだに「ノマドスタイル」は異端である。でも、それを手に入れた時にできることは計り知れないと思う。やっぱり私は、この未来に向き合っていきたい。

そう思っていた矢先、飛び込んできた「ナナナナ祭」という100BANCHのメンバーが夏に自分のプロジェクトをもとにイベント企画を行い、お披露目ができる一大イベント参加者募集のお知らせ。
ちょうど日本に帰国するタイミング。参加はできる。
もう一度帰ってくるチャンスは、今ここしかない。

親友でありプロジェクトメンバーのはっちにいきなりLINEを送り、長らく開いていなかった日本とのZOOMを行いました。

そこから、何度も何度も話し合い、はっちがふと思いついてくれたアイデアが「人生のターニングポイントマップ」です。なんとか形にして企画書を提出、約1年ぶりに100BANCHの事務局の方とお話しし、GOサインをいただくことができました。

あの時「何も教えてくれなかった」と思った運営事務局の皆さんは、私が持ってきたまだまだボロボロのアイデアに向き合ってくださり、整理してくださり、こうしてWebサイトとしてリリースできるまでになりました。

一度あれだけ無責任なプロジェクトの捨て方をしたのに、今こうして再始動を応援してくださる100BANCHの皆様には感謝しかしきれないとともに、「コミュニティ」が続き続ける限り失われないサポート体制を感じました。

企画が動き始めると、段々とついてきてくれる人も増え、デザイナーのコバさん、エンジニアのあとむさん、イベント企画にチャーリーさんこにしはっち、ななこという素晴らしいチームを形作ってくれました。

本当に、あの時私は一度プロジェクトから逃げてよかったと思います。

そして、帰ってきて、受け入れてくださる皆さん、本当にありがとうございます。
まだまだ未完成なプロジェクトを、少しずつ見てやってください。

#POOLONEXTで、もう一度挑戦する。

私はこの#POOLONEXTを通じて、人生のターニングポイントマップの収益化、および大宇宙大学の今後をまたスタートさせ、「旅」が当たり前のノマド大学生を増やすための活動、具体的には「ビジネスにする」ことを行いたいです。

私はビジネスの4文字を、今までずっと避けてきました。

私がこの瞬間、自分のしたいことに必要なものは何か?と考えた時に、今まで必死に目を背けていたビジネス化と向き合わなければいけないと実感しました。
このWebサイト、作成は支援金をいただいたものの、収益化の方法が全くたっていません。お金がないと、サイトの運営費用も払えません。サイトって、作って存在してるだけでお金がかかるんです。

それだけではなくて、「大宇宙大学」の今後のやることだって、このサイトリリースしたら何もないくらい、手持ち駒はありません。

学生だから、優しい世界感のものを作りたいから、そういった言葉で逃げ続けたビジネス。つい最近とある方に

「それをゆずちゃんが選んでいるならいいけど、選ばされていることとは、履き違えちゃだめだよ」

と言っていただいたことで、自分はただ逃げているだけだと再確認しました。ずっとプロジェクトが自立していくには、お金が必要で、色んな人に見てもらうことも必要で、そのために奔走しなければいけない。

#POOLONEXT  は特に観光、地域をアップデートする新しい取り組みを行うにあたって、その先人の方の講義を聞くことができます。
25万円と、学生の私からすれば全然、全く安くない価格です。てか高いです。リアル給料4ヶ月分です。

でも、その時に約一年前の、「何をしたらいいのかヒントも何もない状態で、ただただ時間がすぎ、鬱ギリギリに追い込まれる」状態を考えると、ゾッとしました。
今回の特待生という制度をいただければ絶対に参加し、ヒントを日常的に吸収したいと思いこのnoteを執筆しています。

プロジェクトなんて、愛さなくていいんだよ

最後の最後に。

きっと #POOLOや#tabippo、 100BANCHで活動する、注目されている皆さんは、何かやりたいことがあったりムズムズしたり、既に初めていたりすると思います。その人たちに強く伝えたいことがあります。

自分の作り出したものなんて、所詮は自分じゃないんだから、愛さなくって、いいんです。

机上の空論を作って、自分って才能あるかも!って思ったりして、でも現実でもっともっとすごい人がいて、挫折して、何をしたらいいのかわかんなくなって、凡人である自分が悲しくて、心を傷つけてしまう。自分が作り出したものに食われるなんて、悲しいけど私は一度実感しました。

「どうしてやらないかが分からない、できないじゃなくてやらないんだよ」
いとも簡単そうに体験談を語るウェビナーの中のあの人は、もしかしたら今、死に物狂いで次やることを考えているかもしれません。何日も寝ていないのかもしれません。

「新しいことを初めて、成功する」って、なんだかんだ結構大変なことです。そんなん、誰だってそうです。だって天才じゃないもの。

だから

今、自分でプロジェクトを作って、動かしてる人、作りたい人。その中でも次に何したらいいかわかんない人。

あなたはすごいです、本当に本当にすごいです。創造してる。創ってる。動かしてる。生み出そうとしている。

でも、あなたはあなたのプロジェクトのための人じゃない。

自分の作ったものは、あくまで自分のを飾る一つのアクセサリーなだけで、取り外しできるんです。
「今しかないから」ってギリギリになる前に、捨ててしまってもいいんです。

1年たっても、10年たっても、また信じてくれる人はできます。そりゃ、いなくなる人だっています。でも、あなたはあなたのプロジェクトがなくたって、あなただから。

捨てるものは、あなたじゃなくて、プロジェクトでいいんです。

プロジェクトだけ、愛さないでください。あなた自身を、愛してください。

きっと、最高のアイデアなんて、地元の友達とひたすら浴びるようにお酒を飲んだ、帰りの電車でふっと浮かんでくるものなんだから。

長くなりましたが。

朝焼けと、モン・サン・ミシェル

2022年6月12日
今村柚巴




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