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起業家とVC500人が集まるBBQでお肉を焼いてきました

こんにちは。「イベントのスタッフの人」とじわじわ言われはじめていますゆず@ノマド女子大生です。

昨日、スタートアップBBQというイベントのお手伝いをしていました。もう色んな方がnoteやTwitterで発信されており、皆さんのしごはやさに脱帽しているのですが、熱にあやかって私もレポートしてみようと思います。

なんかTwitterで見た!スタートアップBBQとは?

スタートアップ企業の経営者・メンバーやVC(ベンチャーキャピタル。ベンチャー企業に投資をする会社。)の方が楽しくBBQするイベントです!

とは?も何もないですね!単純明快!

VCの会社3社の方々・Skyland Venturesの木下さん(@kinoshitay)、East Venturesの平田さん(@t_10_a)、Z Venture Capitalの堀さん(@horrrrry)が主催し、竹芝のアトレに約500人の起業関係の方々集まり、肉を焼き、食べるという超異様な光景が繰り広げられてました。

なぜこちらに先月までVCのぶの字も分からなかった私がスタッフしているのか、開催までの流れを追ってご説明します。

始まりは一通のDM

先月、私はIVSというスタートアップ・Web3(暗号資産等のこと)企業の一万人規模イベントのスタッフをしておりました。

友人に誘って頂き、ガチ無知で参加した為

右も左もわかんねえ!カオス!!
でも楽しかったよ!(超簡略)

的なnote記事を投稿。

そしたら想像以上に沢山の方に読んで頂き(ありがとうございます!こんなに見て頂けるとは…(;ω;))
そんな中でSkyland Venturesの代表、木下さんにこんな声をかけて頂きました。

え、

めちゃくちゃ嬉しい。

木下さんが引用して下さった記事、IVSの記事じゃないんですよ。約半年前、就活で約20社落ち続けて脳がキマり、誕生日に本日の主役たすきをかけて合同説明会に行くという、脈略もないカオス記事です。(その後内定を下さる企業様はありました。感謝です)

(気になる方は読んでね!)

私の昔の記事をお時間を割いて見つけて読んで下さる…(しかも日々ぜーーーーったい多忙なVCの代表の方)そして面白いとおっしゃって下さる…絶対いい方…
物書きが小さい頃から大好きな私はほんとに嬉しくて、絶対お礼を言わなきゃ!となっていました。

と、そんな中こんなDMが届きます。

オチャカイ!??

不思議の国のアリスのきもち

ですが、残念ながら16日は私が出展するイベント当日。わーー申し訳ねえーー申し訳ございませんとお断りしたら

スタートアップBBQを開催するらしい、というツイートを発見。

これは絶対に行ってお礼をお伝えしたい!と参加の意思をお伝えしたところ

木下さん「せっかくなのでスタッフご興味ありませんか?」

と、いうことで

肉肉肉ゥ!

おにくやきました!

まじで、自分のnote読んでくださって嬉しかったからお礼に行こう!あと面白そう!あとBBQが好き!くらいのあっさい理由で足を運んでました。

で、どんなんだった?

いろいろおかしかったです。(いい意味で!)

1.人数がおかしい

最初、80人予定です!お早めに!とアナウンスいただき、大慌てで参加表明をし。着々と準備が進んでいる中、自身のイベントの都合で本番当日までなかなか動けずその様子が傍観していたのです

うん…?

にひゃく????

??????????????

いつの間にか、500人になっていました。当初アナウンスの6倍越えです。

ひとのなみである

初めからその予定だったん?レベルの大きな会場にひしめく人!人!人!
これほんまに10日前に企画されたイベント?

2.スピード感がおかしい

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、私が初めに告知をBBQの告知を見たのが7月10日。開催されたのは7月23日。

この間、僅か二週間である。

しっかりとお伺いしたところ、そもそもの企画開始は7月7日だったそうです。(あんまり変わらない)

にも関わらず

爆速で作られるプロすぎるフライヤー
当たり前に英訳文が作られる
からの
50人集まったらしいです。(当日昼に変更になりました)

なんかもう、運営グループにいるのですが運営の皆さんの仕事の速さがはんぱじゃなさすぎて(これ以外もありとあらゆる仕事が豪速球で過ぎて行きました)(皆さん有能!すごい!)

自分のことが忙しいとはいえ、運営に誘って頂いているのに何もできていない私。

焦る今村の図

ちゃんと役目を全うしたい、、うう、、

ということで自分にできることを考えに考え、当日を迎えたのですが

結論:超☆肉焼こう

出した結論は「とにかくイベント運営をガチる。」です。(いつもじゃねえか)

ちょっと、有能さで貢献できる自信はなかったのでひたむきにお客様をもてなそう!と言うことにしました。

こう見えて私イギリスに留学していたのですが、その時イベント学部というふざけ散らかし学部にいたので。その名に恥じぬイベント運営力はあるはずと信じてます。

ということで

受付に張り付き(お前いつでも受付やってんな!と10人くらいに言われた)

どんな顔だよ

煙の中BBQの肉を焼きまくり(テニサーでしたか?って聞かれた。なんで。)

ビールを注ぎまくりました(居酒屋バイトしてたでしょ!って三人くらいに聞かれた。神社と高級寿司屋でバイトしてました。)(自分の写真なかった)

店の人ですか?ってくらいずっとブースに張り付いていたので、色んな方に気を遣っていただき「休んでいいよ?」と声をかけて頂いたのですが(ありがとうございます)他に代われる人があんまりいなかったこともあって、なんだかんだとフルタイム稼働してました。

その結果。

(((MVPにしていただけました)))

(ずっとドリンク注いでくれてた土子くんも一緒に!本当にありがとう。。)

まじで何かすごいことをしたわけでなくずっと単純なことを続けただけなのですが…。それでも目の前のできること。でも誰かの役に立てるということに幸を感じた1日でした。

会うひと会うひとに「あ、スタッフの人だ」と声をかけて頂けるのも嬉しかったです。

BBQは、気持ちよく背伸びさせてくれる場所でした。

ここまで何をしたかを書いてきたのですが!考察パートです!
今回のBBQ、一言で言うと

「なんでもない私たちを、気持ちよく背伸びさせてくれる」

ようなイベントでした。

私はごくごく最近、スタートアップの世界に関わり始めました。IVS(1万人が
集まる日本最大のカンファレンス),TORYUMON(U25限定のカンファレンス)とひたすら誘われるまま手伝い、わけがわからないなりに「すごい」ということだけは認識し、知らない言葉や視座が高すぎる話題、ものすごい経歴を持つ方々に揉まれながら、なんとかそれぞれ参加してよかったと言い切れるようになるために生きてました。

今回のBBQは今まで参加してきたカンファレンスとはまた性質が異なってて、「BBQならではだな!」と思ったことを3つほど思いついたので、つらつら書いてみようと思います。

1.行動コマンドの単純化により、「ありがとう」が誰もが出来ることになった。

BBQということで行動のコマンドが「肉を焼く!酒を飲む!しゃべる!」に単純化していました。

恐らくあの場にいた人は、右を見れば経営者、左を見れば投資家さん、皆さん大きなお金と決断を行い続け、日々戦っている方々。そんな人に何ができるのか、何を話したらいいのか。特になんでもない学生だからこそ萎縮してしまうものです。

しかし学生だろうが起業家だろうが、スタッフだろうがお客さんだろうが、大きくこの三つのコマンドがやるべきこと。そのベースがあったことで自分のような学生は人と関わりやすかったなだと思います。

「肉焼けてますか!」「ナスめっちゃおいしいです!」「ビールください!」

偏差値換算するレベルですらない、とても単純明快な会話。誰でもできることで感謝してもらえる。ありがとうが飛び交いやすい環境は、萎縮しちゃう人間筆頭の私にとってとてもありがたい環境でした。

2.自然多発したサイドイベント(0次会)により、心理的安全性が生まれていた

上にちょっと書きましたが、今回のBBQが行われるにあたり、いくつかサイドイベント(参加者の方が番外編的に自主開催するイベント)が行われていました。

要は0次会ですね。サークル飲み会の前に自主的にやるアレ。

『BBQの前に学生限定でピザパーティーしよう!』というように0次会が行われることで仲間意識が生まれ、本編(BBQ)参加時にものすごく心理的安全性が高い環境になっていたんじゃないかなと感じます。

学生って正味こういう『すごい人がたくさん飲み会』でぼっちになるのがガチでandマジでメンタルにきます。(経験者)そんな中、「あ!ピザパーティーであったよね!」的な会話が頻発してみんなの会話が始まっていく。0次会をやろう!と自己主催する人が沢山いることで、場がより色んな人に開けていってるな、とみながら思っていました。

私がピザパーティーに参加したわけではないので記載するかは迷いましたが、大切だったよな〜と思って書きました。

3.「子ども」という全てを平和にする存在

で!これが一番書きたかった!子供の存在です!!!

今回のBBQ、子供のためのファミリールームがあり、お子様が多数参加されていました。これ、本当にすごいなって思ったんです。

主催の木下さんと息子さん。

単純な会話ができる、事前に学生同士で話す場がある。その辺はまあわかるけど昨日の心理的安全性の原因はなんだったんだろう…??と丸一日考えていたのですが、子供の存在なのでは、と思いました。

子供は、経営者にも投資家にも、学生にも、みんなに同様に接します。「フラットな人」なんてもんじゃないです。通常、ビジネスの世界に子供が関わる瞬間は少ないです。
しかし今回、お子様が走りまわる姿がその場にあったからこそ、誰もが『なんとなく笑顔』で『なんとなくくだらない会話も』できる環境にあったのではないのかなと考えます。

私もお子さんと永久に鬼ごっこしてました。

走りながら撮った画像。ブレブレ。

総じて通常敷居高く感じられる起業家や投資家という世界。そんな場所にふっつーの学生が「背伸びとも思わないほんの少しの背伸び」をして関わるきっかけが生まれる。細かく理由づけしてみると、そんな環境だったんじゃないかな〜。

まとめ : 「起業やスタートアップって、こんなに若い人から憧れられる存在になったんだね。」

今回参加されていた方が仰っていた印象的なお言葉です。
一昔前は、起業ってなんだか怪しまれたし、世間との分断が非常に大きかった。それが確実に変化して、裾野が急激に広がっている。
それをものすごく感じられたBBQだった。とのことでした。

今回このBBQが発足したきっかけは、「スタートアップエコシステムの醸成」だそうです。エコシステムってなんだろうとちゃんとググったら食物連鎖とか、生物系の依存しあって生きている状態のことなんですね。
起業家がいて、投資家がいて、未来の起業家になるであろう学生がいて、他のたくさんの企業だったりフリーのひとがいたり。

今までそれぞれが頑張ってるけど何やってるかはわからん、という状態だったところからIVSやBBQ等、外部から見ても「なんかわからんけどとにかくおもろい、熱い」イベントが多発し、ここ数ヶ月間で一気に色んな世界線が繋がってきてて、今はその超絶過渡期なのかも。と感じます。(私もそれに巻き込まれてるし。)

もしかしたら今までも起こってきた出来事なのかもしれませんが、私にとってはこの超絶異常な空気感は初体験だし面白いしワクワクするので、よしなに乗っかっていこうと思います。

あとがき:「コミュにぎ」にならなれるのかも。

今回のお手伝いを総じて終えて。

個人の性なんだと思うのですが、私は「みんなが楽しく会話して、わいのわいのしてる環境≒場づくり」をして、見ていることが好きです。ホームパーティーでは万年キッチンからリビングを眺める係で、それが私の特等席なのです。

元々私は地域イベントやゲストハウスを企画したり研究したりするのが好きな人間で、そういった「場づくり」を生業にしてきました。その力がスタートアップという全く別の世界でも必用として頂けるのは発見でありつつ、嬉しかったです。

起業家、投資家、というとものすごく敷居が高く見えていたのですが、想像以上に私にも何ができるかもしれない。
全くバラバラな世界線の人たちを混ぜて、合体させるきっかけを作るのは楽しいし。「コミュニティマネージャー(コミュマネ)」はちょっと私にはカッコ良すぎるから「コミュニティにぎやかし」くらいなら目指せるのかもなって思うことができました。そんな日なのでした。

コミュにぎってかわいいし。

お疲れ様でした!


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