見出し画像

密かな趣味の話


今日は、最近の密かな私の趣味について少し書こうかなと思う。

先に言うと、密かなと言うほどのことは無いかもしれない。その趣味というのが、就活の日に遠出した時に普段利用しない路線の電車に乗ることを楽しむこと、行きと帰りは別の路線を使うこと、後はその土地の本屋に立寄ること、多少遠くても時間を作って散歩することだ。

元々、散歩をすることも、本屋という空間に身を置くことも、電車に乗ることも、発着メロディを聴くこともどれも私の趣味だ。でも最近私がやっていることはそれをすべて掛け合わせた最強の趣味だと感じる。

特に、普段利用しない路線や、これまで乗ったことある駅より更に先へ行って記録を更新することが大好きで、普段電車の中刷りにある「首都圏ネットワーク」で名前だけ見ていた駅を通過するというのはとても楽しい。すごくわくわくする。
行きと帰りで別のルートを辿るというのはより多くの駅にいたという記録を作りたいという言わば自己満のようなものだけれど、ここ最近の私はその充実感が楽しくて仕方がないのだ。別のルートを辿るということは、料金が数百円高くなることもある。しかし、逆に時々安くなることもあるのだ。そんな時にすごくいいことをしたなあという気持ちになる。

そして、そんな中でもっと楽しさをプラスするのが、その土地の名前の由来を現地で調べるということ。名前にこんなルーツがあったんだと思うとそれもまた面白い。そして、そんなルーツのある土地に今存在できているということにすごく嬉しくなるのだ。

就活をすることは正直私にとっては苦行のように感じることも多い。特に今のような周りにちらほら内々定を持っている人がいるような状況だと尚更。
人と比べないようにはなってきたけれど、内々定を持っていないというのはひとつでも持っているということと大きな違いがあるような気がしてならない。0か1か。それってとても大きいことじゃないだろうか。

しかし、辛いことばかり考えていても仕方がないのもまた事実。この趣味は気がついたら増えていたという形で明確なきっかけとかいつからとかは全然思い出せない。結果として、就活が終わったら今日はどんなルートで帰ろうかなぁと考えることで、多少は就活を楽しめているのかなと思ったりもしている。

密かな趣味と言ったのは、就活と一緒に成り立つ趣味だからということ。
趣味を楽しむために就活をしている訳では無いし、就活している時限定の趣味だからということで密かな趣味と表現している。
普段目的もなく遠くの駅まで行くことは無いので、就活のおかげで遠くまで行けてるのは結構いいのかもしれない。

ヒールのパンプスで長距離歩くから靴擦れができているのはここだけの話。
でも、楽しめているのなら結果オーライかなと思っている。(強引だが)

自分と同じ人はいないかもしれないけれど、これからも私はこんな密かな趣味を抱えながら、楽しむ部分は楽しんで、やるべきことをこなしていこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?