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認知症高齢者にとって食事は生き甲斐の一つ!「美味しい」と思わせる魔法を教えます

本人に合わせた食事が生きる生きがいにつながります。

前回、高齢者になると食事がすすまない理由をふれました。

以前の内容は下記にリンク貼ります。

食事というものは人それぞれ提供の仕方は異なっているため、これという方法はなかなか難しいです。

・認知症高齢者にとって食事が美味しいと思わせる方法
・私が体験した入居者さんの話

をお伝えすることで、食事がすすめるきっかけになればと思います。

認知症高齢者にとって食事が「美味しい」と思わせる方法

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食事が美味しいと感じやすい行動として
・いつもと違う場所
・いつもと違う食事
・居心地の良い環境でいる

ことです。

どっちにしても変化が必要と考えます。

食事で美味しいと思わせる場面は
・外食
・イベントごとの室内の食事
・普段と異なった食事
・本人の好みに合わせた食事
・気分転換につながることをする
・食事の席の環境を整える

の7つの方法があります。

これらを行う上で必要なことは今までの食生活などを見直す必要です。

人それぞれ好みはあるので
「入居前の生活の仕方はどのようにしていたか」
「現状の生活の仕方はどのようにしているか」
「入居者さんと家族様に何が好きで合ったか」

これらを見直した上で、行動していくと食事が美味しいと思わせる方法に結びつきやすいです。

具体的にどうするかとなると人それぞれ好みなどが違うので難しいと言えます。

なので人それぞれの具体的な行動していたことを経験として蓄えることで似たような人がいた場合、判断材料になりやすいです。

今回、私が体験した内容を伝えることで、判断材料してもらえたら幸いです。

外食は最高の気分転換である

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A様(男性)はアルツハイマー型認知症をもってる人です。

入居当時から施設内をよく散歩をして、食事は自立してました。

認知症がすすんでしまい
・「美味しい」「痛い」「寒い」という発言以外のコミュニケーションが難しい
・一人で散歩はしなくなり、一日中寝ていることが多い
・一人で食事ができず、ほぼ食事介助しないと食べれない
・食事のペースがつかみづらく、食事介助が難しい

これらの場面が増え、介助が必要な場面が増えてきました。

今の状態が続けばいつかは看取りの場面がでてくる可能性はありました。

なので
「Aさんの好きな食事で外食してみたら変わった反応が変わるかもしれない」
と思い、本人の情報収集しました。

Aさんの奥様がよく鰻を持ってきてくれていました。

たまに食事でお寿司をだすと反応がいい場面がありました。

多分、お寿司が好きではないかと考えつきました。

試しに行ってみようと思い、とある寿司屋さんに食べに行きました。

ネギトロ丼を注文し、K様に食事をすすめてみたところ自分で5口ほど食べて
「美味しい」
と言ってたんです。

それから先の食事は食事介助して食べましたが普段と違い、よく召し上がり、表情はとてもいきいきし、楽しそうにしてました。

奥様に話すととても喜ばれてました。

その後数ヶ月経ち、飲み込み、咀嚼が悪く吸引が必要な状態になり、外食が難しくなりました。

あの時、K様に外食に行けてよかったと思ってます。

今という時間を大切にする

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高齢になるにつれてよくなる事はほぼなく、症状や身体機能は落ちていくものです。

私が思うに食事が食べれなくなったときは
「食事の変化がほしい」
「できたら外食させて」

というサインかもしれないです。

入居者さんにとって施設だけじゃなく、外で食べてもいいということであれば嬉しいはずです。

食事が美味しいと思わせることも大事ですが、雰囲気で美味しさを惹き立たせることも考えてもいいかもしれません。

まとめ

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コロナが流行る以前の内容であり、現状はコロナが流行っているので外食は難しくなりました。

外食は気分転換につなげやすい行動であることは間違いないです。

今できることは室内の食事でどれだけ工夫できるかが求められてます。

私たちにとっては外食、出前などできますが、高齢者にとっては今の状態がいつまで続きません。

いろいろ試してやる気持ちが一番大事です。

その中でいつか答えが見つかります。

今という時間を大切に思い、
「普段と変わった方法で食事をする」
事をしてみて下さい。

具体的にどうしたらいいかなどの介護の相談はココナラで受け付けてます。

よかったらご利用ください。


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