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「冷静な判断力=アンガーマネジメント」介護歴12年介護福祉士が学んだ怒りの感情の付き合い方

怒りの感情は冷静力を養うきっかけになる

ここ最近のニュースを見て考えさせることがありました。

介護の仕事はストレスの多い仕事だからストレスの向き合い方を間違えるとこういう人も出てくるかもしれないと思いました。

私自身介護施設を12年経験し、
・職員同士の人間関係
・職員一人で複数人介護する状況
・夜勤であれば一人で10人以上見て、休む時間がなかなか難しい
・感染対応すると現場がより厳しい状況
などマイナスの部分で見ると大変な事は多いですが、その分やりがいはある仕事です。

「怒りの感情はストレスを抱えきれなくなった時に、湧き出るもの」
と私は考えていて、怒りの感情のコントロールの仕方こそ、介護職には必要な要素かもしれません。

私はユニットリーダーを経験し、
・冷静な判断力を保つために工夫したこと
・怒りの感情をうまく付き合えたら仕事と上手付き合えるようになった

という経験があり、その体験談のお話を紹介したいと思い、記事にしました。

これらを見ることで皆さんにとって参考にしてもらえたら幸いです。

自分の怒りの感情が出る時はどういう時かを知る

『怒りはストレスの積み重ねで起こってしまうこと』
と私は考えてます。

例えば
・一人の利用者の対応中にナースコールが鳴る
・感染対応になり、現場の仕事が激務になってしまう
・転倒した利用者様の対応や徘徊する利用者の見守り

といった介護の仕事のストレスと思います。

そのような場面があり
「どのような対応が正しいだろう」
「一人では対応が難しいことがあった時どうしたらいいか」
「他の仕事進めないと業務が回らなくなってしまう」

など考える回数が増え、ストレスを抱えるからです。

じゃあできることは何かというと
「できるだけ考える回数を減らし、自分なりのマニュアル作る」
ことです。

・ストレスになることの対策と準備
・できることとできないことの判断力

があればストレスは少なく、冷静な判断力を身につけやすくなると言えます。

元となるストレスになる出来事をどのようなことかをメモを取り、それに向けた解決策と心配事を含めたくさん書くことです。

・複数のナースコールでなった時→転倒リスクある人の対応をする
・感染対応に時間かかる→感染対応の準備を徹底することで、感染対応の時間を減らす努力をする
・転倒することで困ること多い→転倒リスクの高い人の転倒対応を考える
・感染対応で必要となる道具は何か知らない→感染対策で必要な物の把握する

などを書きます。

そうすると一つ一つ対策ができ、ストレスを抱え込みにくくなるのでお勧めです。

自分の嫌いな事は何かを知ってもいいかもしれません。

・時間がギリギリが嫌で余裕を持って仕事したい
・今までにない出来事にあった時どうしたらいいか分からなくなる

といった自分の特徴を知り、ストレス抱え込みにくい方法を考えるとよりストレスの対策になります。

できることとできないことの判断力をつける

できることとできないことの割り切りの大事です。

例えば
・複数人のナースコールなってる時は同時の対応はできない→リスクの高い人から対応する
・利用者様の100%安全に過ごすことは難しい→現状起こりうるリスクは何で、対策を考える
・転倒などの事故の対応があるといつも通りの業務をすすめることは難しい→短縮できる方法または後でやっていいことを割り切る
・施設で対応できる範囲はどこまでか

などといった無理なこと、できることの判断力を予めつけておきます。

判断力はとても大事であり、介護施設で起こることは
・想像を超えるの起きる事故
・利用者様の急激な変化

は多く、基本となる考え方の元になるので重要です。

味方を一人でも作っておく

なんでも一人で抱え込んでしまうと結果的に自分を追い詰めてしまうことになりかねないと考えてます。

・利用者様の変化に悩む
・他スタッフの付き合い方に悩む
・リーダーになれば職員の動き、上司との付き合いなどに悩む

など一人で抱えられるものではないです。

誰かに相談することで悩みが解決につながるかもしれません。

なので自分の味方を一人でも作ってみると大分気持ちは楽で働けます。

意外とそれだけでなんとかなる事も多く、気持ちが救われることが多いです。

楽しく仕事するための工夫

仕事のストレスの向き合い方も大事ですが、楽しい体験は同じくらい大事です。

介護の仕事をしていて思うことは
「介護するだけの仕事は面白くない」
と考えてます。

・利用者様の一人ひとりの向けたアプローチを考える
・季節に合った料理を施設で用意する
・利用者様との外出また外食

を施設の可能な範囲でやることです。

利用者様はADLが少しずつ落ちていき、できることが少なくなります。

スタッフ、利用者にとって楽しいことが一つでもないと仕事のモチベーションはなかなか難しいのです。

何事も楽しい体験は必要なので、やってみることをお勧めします。

落ち着かせる手段を持つ

私自身テンパりやすい人で、そんな私がユニットリーダーができたのは
「自分を落ち着かせる手段」
ことを意識したからです。

・テンパりそうな時に一旦深呼吸してみる
・利用者様が嘔吐してしまった時、自分が冷静に動かなければ誰が動くと気を引き締めるようにしてる
・お腹空くときが一番ストレスかかりやすいので、空腹に気をつけ、時間ある時に食事取るようにしてる
•仮に怒っても解決の糸口になりづらい
などの落ち着かせるように工夫してます。

何かと気を遣う仕事なので、気持ちの余裕さも必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

怒りの感情をうまくコントロールできると気持ちの余裕さと冷静な判断力は身に付きます。

これからも介護にまつわる記事を更新しますので、よかったらご覧なってください。

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