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私の新人時代の話をさせてもらいます。

まだ半年の頃、先輩スタッフに「入居者も一緒に旅行はどうかな?」と言われ、2泊3日の旅行をした話をします。

私はその当時グループホームにいました。

身体介助は少なく、歩ける入居者が多く、全介助の入居者もいました。

1ユニット9人の入居者、6人スタッフという体制です。

この時は2ユニット一緒に(30人くらい)山梨県へ旅行をしました。

一見無謀に思えることでしたが無事に成し遂げました。

何をどのようにしてできたのかというと

⒈ 旅行会社に比較的バリアフリー、余りに遠すぎないようなところを探してもらいました。会社の予算もかねて、見積りをしてもらいました。

⒉ 大型バスをバス会社にお願いして、旅行する足を用意しました。(この時、スタッフが運転しましたが運転手がいた方が安心して行けます。

⒊ 実際に旅館先へ行って下見をして、スムーズに動けるようにしました。

⒋ 何かあったらいけないので看護師さんも呼びました。夜勤を誰がやるか決めました。

⒌ 利用者毎に担当を振り分け、旅館の部屋割りもしました。外出時の担当も決めました。一緒に行ってもらえる家族がいたら、参加させてもらいました。

⒍ 1日の流れ、緊急時の連絡先、スタッフそれぞれの役割をまとめたしおりを作りました。

⒎ 乗り物酔いしてしまったらいけないので酔い止めの薬と定時薬の準備をしました。

⒏ 旅館先にシャワーチェアみたいのがなかったのでユニットから持っていきました。

⒐ お金の管理をする人を決め、管理してました。

これらの事を決め、旅館に行きました。

宴会、観光地周りをして楽しみました。

色々ハプニングはありましたが一部の入居者にとっては
「また行きたいね。連れてってね。」
とスタッフ、入居者達で話して満足されてました。

入居者にとっては施設外にも自分の場所を作れるし、家族とお話をでき、関係性が深まりました。

多少大変なことはありましたがこれ以上にない達成感でした。

5年間旅行を企画し、入居者を連れて行きました。

もしゆっくりまわるなら少人数(3人~4人)がいいかなという感じです。

一見無謀なことでもやってみないと分からないことを教えられた出来事でした。

可能性は無限大ですね。

施設にいても他の場所もいれる場所をつくれるといいですね。

そんなお話でした。

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