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【レビュー】「転職と副業のかけ算」は「全力投球×戦略」の結果だと思う

 水樹奈々ファンとして立ち上げたTwitterのアカウントだったが、用途によってアカウントを使い分けるなどめんどくさいし、自身がどういう人間か、そして趣味のつながりであっても人と人とつながり、だからと今では奈々ファン6割、エンジニア繋がり3割、ガジェット1割といったフォロワー構成になったアカウントではあるが、今日はそのTwitterがきっかけで知って読んだ一冊の本を紹介するとともに、読書感想文的なものを書いてみようと思う。

 moto(@moto_recruit)さんがつい先日、「転職と副業のかけ算」という本を出版された。


 表紙にもあるように、20歳で年収240万、23歳で年収540万、27歳で年収900万、30歳で年収5000万というあまり(そもそも年収を公開している人も少ないので当然だが)類を見ない勢いで収入を最大化している「一般人」からしたらトンデモナイ人だ。
 ちなみに転職で年収を上げる人は俗称として「ジョブホッパー」と言われているらしい。
 そんな彼がどんな人と成りで、どういうことをしてきて、どういう思いで活動して、そして今後どうなっていくのか、それを纏めた一冊になっている。

この本はドキュメンタリーに近い

 仕事、年収、生活、それらをテーマにした書籍は山ほどあり、多くはビジネス書とジャンル付けられることが多く、話の内容も似たり寄ったりだ。
 ただし、この本はそんなビジネス書といった類ではなく、motoという人を知って、成功の元となるキーを抑えた上で、自分に必要なを考えるための材料になる「ドキュメンタリー」に近い。

 それでいて、この本はとても参考になる、あまりにも「一般人」で出来ることしか書いてないので、参考になってしまう。

 「次世代型サラリーマン」のモデルケース、なんて帯に銘打たれているが、正直学生の頃に知っていたらどれだけ変わっていただろう、と思うくらいに学生にも読んで欲しい一冊である。

 なので、少しこの本に関して書いてみようと思う。
 本自体は序章、第1章~第5章までの全6章構成だ。
 総ページ数は240ページと、読むのには早い人なら3時間程度、長くても10時間あれば読みきれるだろう。
 値段もお手頃で1400円+税となっている。
 元々Twitterではそこそこ知名度の高い人ではあるし、都内ではかなりの冊数置かれている模様なので都内に在住の方には手に取りやすいかもしれない。

構成とmotoさんに対するイメージ

 motoさんの生い立ちから始まり、1社目でのアプローチの方法と実績、当時の考え方、2社目~4社目での成果を出す働き方の意識と実践方法、そして3章は100ページ弱というこの本の4割を占めるページ数で転職のノウハウ、4章で本業と副業に関してと、サラリーマンをしながら副業をする際の注意点や戦略など、5章でまとめとして、ビジネスマンとしての価値と今後の在り方を表現している。

 特に転職を考えている人にしてみれば、転職エージェントのタイプと具体例、接し方などのところは特に目を見張るところだろう。

 通して読んで思ったのは、常に自分がどういう人間か、を論理的に考え、何をすれば自分の目標を達成できるか、そしてそこにあるリスクが少ないか、それを考えた上で考え得る案を全て実践してきた、そういうイメージだった。
 あまり書き過ぎるとmotoさんや出版社の方に悪いので細かくは書けないが、少なくとも先に述べた「一般人」からしたらトンデモナイ人というのは、「人生を歩むことに対しての本気度が低い人」からしたらとんでもなく「自分の目標を満たすための本気度が高い人」であり、その違いが成功につながっていることだということは言いたい。

 ちなみに自身と比べたとき、自身の本気度の低さにガツンとやられ、仕事のやり方にしょんぼりし、そして読みながら職務経歴書を書き直したり、ふむふむと思いながら今後のアクションを考えたり、といったやることたくさん増えてしまった感が半端ない。
 以前に退職エントリーを書いたが、あまりに後半愚痴のようになってしまっていたし、自分が何をしてきて何をしていないか、何が出来るのかが全く書かれていなかったので、今度ちょっと転職に際しての苦労(前職から現職への転職の際に苦労したこと、と現職から次の仕事への苦労)を、100円程度の記事にして書いてみようと思う。

個人のブランディング

 本書では「個」のブランドイメージについて触れているが、自分がTwitterで知っている人で個のブランドイメージの強く印象づいている人というと、以下の通りになる。

【テクノロジー部門】
・Microsoft本社所属で喋り方が特徴的で見た目がとても可愛らしい、プログラムも書いちゃうテック大好き腐女子漫画家(要素詰め込み過ぎだと思うんだ)ちょまど(@chomado)さん
・髪型がとても特徴的で記事がとてもキレ味の鋭い日本マイクロソフトのテクノロジーセンター長の澤さん(@madoka510
・HoloLabなんでも作っちゃうスーパーエンジニアたるこすさん(@tarukosu
って上げだしたらキリねぇや・・・逆に奈々ファン界隈で面白い人といえば
【奈々クラ部門】
・表現力が暴れまくった結果15000pvを超える面白noteを書くミステリー大好きひっそり(?)系ファンことななしさん(@crystal7letter
・知り合った人に名前を出すと大体知られているガチな振りコピ全通オタク、チキンさん(@Chicken_Fish
とかそんなところである(もちろん他にもいる)。

 知る人しか知らない、ってのは世界は広く、そして分野においては世界はめちゃくちゃ狭いので当たり前の話だが、仕事分野においてもファン界隈においても知名度が高い人は、それなりの理由がある。
 そして上記の人たちに共通するのは、「常に好きなことに関して全力」なのである。故に気になることがある世界に飛び込んだ際、目を惹かれるし知る機会が多いのが知名度の高い人なのである。
 だから見ていて、接していて面白い。常に全力で向かっているから、余分な要素が入らない。引き出しが多く、ネタに尽きない。そして個人のイメージが印象深く残る。自分にとってはもちろん妻もそうだ。
 面白いからこそ、注目されるし、何かをするときの協力者も多い。そして自身のブランド力を通じて何かをする場合の入り口の難易度が極端に下がる

 自身のブランド力、というと製造業(現場経験+生産技術+計測技術)×人事システム(人事労務+データ連携+データ移行)×IT(ヘルプデスク+システム開発上流工程+xR+音声認識)×音響×ガジェットという分野と、プリセールス・社内SEという職種+管理・製造での業務改善、といったスキルが軸になるのだろう。水樹奈々ファン界隈の方でいくと、今はすることがめったになくなったが、会場の情報発信などをしていた頃にフォロワーが急増していたので、今はゆっくりだし、発信能力は違う方面で発信が続いているから然りだろう。

さいごに

 多分、この記事自体読まれることもせいぜい300いけばいいところだろうと見積もっている。
 自分自身のフォロワーは1400人近くに上るが、実際顔を知っていたり普段からやりとりがある人はそんなに多くはない。せいぜい150人がいいところだ。それが本書でも書かれている実数ではなくリアクションしてくれる人がどれだけいて、その先に更にリアクションしてくれる人がいるか、のキモになるところだ。
 それでもmotoさんという人の経歴とノウハウを1400円+税という破格で買ったことに対して、追加で払いたい価値の代わりとしては、これで購入者が4~5人出てくれれば、そしてよければこのようにアウトプットしてくれる人が居れば、それはそれは自分にとっては僥倖である。
 こんなに宣伝しておいてなんだが、何も包まれているわけではない、もちろん一銭も貰っていない、だが推したいので推させてもらう

おわり。

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