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はしもとみお展へ行きました
先日、神戸ゆかりの美術館で開催されている
はしもとみお展へ行きました。
場所は神戸六甲アイランドですが、JRと阪神電車の
駅から六甲ライナーに乗って行くことができるので
意外とアクセスが便利な島です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721289568488-LCcsdESR2H.jpg?width=1200)
動物彫刻家のはしもとみおさんの存在は知っていましたが、
展示を拝見するのは初めてでした。
兵庫県に生まれたはしもとみおさんは、
阪神淡路大震災の経験から命の尊さを実感され、
今は三重県のアトリエで木彫りの動物たちを制作し、
イラストや絵本も手がけられています。
幼い頃に家族だったゴンちゃんという名の犬など
亡くなった生き物たちも彫刻として蘇らせて
います。
「これ以上彫ったら血が出る」と思う手前で
制作を止めるそうです。彫刻に生命が宿った時
ということなのでしょうか。
それだけに、本物みたいとか可愛いとかだけに
とどまらず、生命のぬくもりや息づかいが感じられる
ような彫刻になっています。
いくつかの彫刻には直接触れることができます。
手触りは木なのですが、木と動物の生命が一体化している
ような不思議な感じがしました。
わずか1歳半でこの世を去ったゴンちゃんです。
本物の犬を撫でているようでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1721291036405-h8Aknxfgmw.jpg?width=1200)
伝説の動物ツチノコです。ひょっこり現れている
感じが可愛い。
![](https://assets.st-note.com/img/1721291785828-7VCrvv33Y1.jpg?width=1200)
猫もいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292071324-nI8waLvajm.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721292108636-n5yMqagXDr.jpg?width=1200)
ポニーも。全体の写真は人が写り込んでしまったので、
頭部だけ。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292173560-NQCW334G9Q.jpg?width=1200)
尻尾まで凛々しい感じがする犬です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292221254-e0tT8APoxV.jpg?width=1200)
会場に入った時からずっとですが、自然に顔がほころびます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721371647486-7b178EO3hB.jpg?width=1200)
動物たちのイラストです。
それぞれの動物についてのコメントも書かれていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292434510-RXoTiYXLnS.jpg?width=1200)
デッサンも素晴らしいです。このデッサン力があっての
彫刻なのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292514271-f8IHZK8inJ.jpg?width=1200)
有名な犬「わさお」もいました。
本物に会ったことはないですが、実際に会えた
気分になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721371931113-4kVA06dZTK.jpg?width=1200)
背中と尻尾です。本物のように仕上げるというだけでなく、
木そのものの良さも生かされるように彫られている
のだなあと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292725584-osO7ONmECO.jpg?width=1200)
海の生き物たちです。
三重県の鳥羽水族館のジュゴンと亀です。
鳥羽水族館には行ったことがあるので
懐かしく思い出しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292846075-W7Z2hCeZy1.jpg?width=1200)
森の生き物たちです。
みんな仲良く理想的な世界感です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721292980338-C5cwDD3QbY.jpg?width=1200)
熊の爪までよくできていますね、本物だったら怖いですが、
こちらの熊の表情は優しいです。
熊と人との間では悲しい出来事が起きていますが、
はしもとさんの彫刻を見ていると、人も動物も本当はみんな
同じ地球に住む仲間であると思えてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1721293043432-QQKiapB4NZ.jpg?width=1200)
アラブの国で出会った砂漠の動物です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721293458417-jYuAp9RYOh.jpg?width=1200)
スナネコ可愛いです~。気に入りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721293479343-K9uRFHdKJF.jpg?width=1200)
寛いでいる猫もいい感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721372609887-7r7bP3Dl8i.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721372693515-HvDqj8uKZM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721372728272-6m0tKIY4C9.jpg?width=1200)
オラウータンやチンパンジーなどの類人猿まで
いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721372753806-mfsnt7kXso.jpg?width=1200)
可愛い時計です、こんな時計が家にあったら
楽しいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1721372834889-RJGkrDWasS.jpg?width=1200)
レリーフ作品もありました。
こちらは「銀河鉄道の夜」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721372954594-bNGc04w5YU.jpg?width=1200)
「おもいでで いっぱいになったら」という
絵本の原画も展示されていました。
絵本は会場で販売されていたので買いました。
原画を見ることができてよかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721373053895-9tLjgEz2GX.jpg?width=1200)
購入した絵本です。
生きるということ、出会うということの
素晴らしさと悲しさを胸に感じる内容です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721374875213-o2Vv9wFT9c.jpg?width=1200)
最後に、ソ連の宇宙船に乗せられて宇宙へ行った
ライカ犬クドリャフカと、月に座る動物たちです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721373205079-gpxXIDqyYl.jpg?width=1200)
月に座る猫を、一つクローズアップします。
![](https://assets.st-note.com/img/1721373354045-7njR8C3AIB.jpg?width=1200)
ソ連時代に宇宙船に乗せられた犬のことは
おぼろげに知っていましたが、後で改めて調べてみると、
悲しい出来事であったことがわかりました。
クドリャフカは地球に帰還することなく、
宇宙で亡くなってしまったのですね・・・。
ソ連に限らずアメリカなどでも同じようなことが
あり、化学技術の進歩のためとはいえ、
悲しい歴史であります。
こちらの展示では、空中に浮遊しているたくさんの
動物をクドリャフカが見上げています。
クドリャフカが寂しくないように、
鎮魂の祈りのように思いました。
見て触れて楽しんで、心が和む展示会でした。
思った以上にたくさんの作品があり
こちらで紹介したのは一部です。
9月16日まで開催されています。
六甲アイランドは、近代的で水と緑があり好きな街です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721376493621-sFlms3lEi6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721376514581-4YCqYIzFWM.jpg?width=1200)
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