なぜ企業は新卒採用を行うのか?#オンライン就活セミナーレポ
皆さん、ごきげんよう。
2020年4月1日からオンラインキャリアセミナーが始まりました。
気が向くままにそのイベントのレポを書こうと思います。
働くを楽しんでいる大人にフォーカスを当て進むこのイベントは毎日オンラインで学生向けに実施されています。
今回はキャリアセミナーではなく、オンラインの就活セミナー。
就活について話をしてもらいます。
ゲストは株式会社フェズの林雄貴さん。
『企業はなぜ新卒採用を行うのか?』というテーマで話をしてもらいます。
もともとは東急エージェンシーに新卒に入り、その後、Googleへ転職。
個人セールスとしても、チームとしても生産性の高い組織を作られたすごい人。なんなんだこの人…ツワモノすぎる…
それ以降は、株式会社フェズで取締役をされています。
そもそもなぜ新卒を採用するのか?
これが一般的な話ではあるけども…林さんはこのように続けます。
①『先輩後輩』
日本が長く保有する縦社会、上限関係慣習という仕組みがある。
新卒一括採用により年度による上下の棲み分けの明確により、先輩後輩が長年、組織運営に大きく寄与していることを実は知られていないと話されます。
ん?どゆこと?
先輩は自立、焦り、活性、後輩は出し抜きたい、成長したい、下剋上、新陳代謝の文化形成、このあたりが力学として働く。
なるほど。何より重要な教える、伝えるという作業が発生するという。
この教えるという作業が非常に組織の中では重要と話されている。何故か…?それはこのラーニングピラミッドにあるという。
他者に教えることが何よりも学習手着率が高い。
『教えることは学ぶこと』
最も記憶が定着するのは、自己学習でもなく、人に教えること。
ほう、し…知ってましたよ!っと笑
いわゆる組織化をする上で、アウトプットをすることで人が成長するという考え。なるほどなと。
要は『先輩後輩』という縮図により…「教えるが生まれる」
つまるところ…
新卒が入ってくることで先輩が伸びる
なるほど、、非常にわかりやすいっす。
②『社会への約束』
新卒を採用する理由は社会の公器を目指すベンチャーが最低限果たすべき社会意義・約束。
なんですか…これはかっこよすぎません?
ちなみにここで林さんがこう続けます。
「一流と二流の違いは『再現性』の違いである」
再現性が一流の証であり、育成は社会への約束だと。
自分が生きているうちに地球が滅亡するなんて考えられない。
持続可能な世界をどうやって作っていくかが重要なテーマになりつつある。
その中で、ベンチャーの存在意義は何かしら社会問題を解決することにあると。
オリジナリティやアイデンティティがなければ二番煎じでしかない。
つまるところ、ベンチャーが単発勝利を追いかけて、育てることを放棄することは持続可能な世の中に対しての矛盾でしかない。
だからこそ、新卒採用は絶対的にやらなければならない。
持続可能な世界を作っていく必要があるから。
これで僕は林さんに惚れました。
Googleは自分よりも優秀な人を採用しろと言われる。
新卒は伸びしろが大きい分、自分を超えられる人材を採用していく。
この考えは本当に重要なんだと思う。
ただ、これを真剣にやっている会社がどれくらいあるのか…
これが逆に気になるところになっていく。
ちなみにリクルートは身の丈を超える人材の採用は一時期キャッチコピーになっていた。
新卒に必要な素質って何だ?
新卒はまだスキルはなくても良い。
ただ、圧倒的な成長を描きたいというスタンス。これが必要。
そしてもう一つ。
勝ち方を再現性豊かに後世に伝えられるスキルを持った人。
で、その鍛え方。
1つ目の自分史を作る。目標、夢こそ成長のドライバーになるもの。
目標をちゃんとアンカーピンとして立てることが重要。
将来的な目標を立て、逆算して、その会社に入って何を成し遂げたいのか、何を学びたいのかを明確にしていく。
これがいわゆる圧倒的成長につながるということ。
所感
一人事として学びになった。なんのために新卒採用をするのか、組織開発の考え方も含めて非常に勉強になった。
何より、新卒はついつい目の前のスキルとかわかりやすいものに飛びつきやすいと思っている。TOEIC、学歴などなど多分、わかりやすいものに目がいきやすい。
でも本当に大事なものは成長しようとするスタンスとか意欲とかそういうところなんだろうなと思った。
本気で付き合いたい相手だったら、多分、本気で何かしら行動を取るはずだし、きっとそれが今後の姿勢につながっていくんだろうなと思った。
すんごい真面目に語ったけど、多分、今日は就活セミナーだったからだと思う。たまにはこんな日があってもよいのかなと思った。
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