本当のことをズバズバ言うのをやめたら、そごうの元旦のCMが大絶賛された
みなさんは今年のそごうのCMを見られましたか?幕内最小の力士・炎鵬(えんほう)が登場します。『西武・そごうの公式チャンネル』でもアップされているので、知らない人はまずは見てくださいな。
CMのコピー全文を引用
ここまで見ると、どうせ奇跡なんて起こらない、絶体絶命と超ネガティブな内容。この主語が、画面に出てくる炎鵬のことなのか、いやいや、広告なんだからやっぱし、そごうのことでしょうか。それとも両方か?
ここから大逆転が始まる。
しかし、このCMにはある仕掛けがありました。下の動画は40秒目からの仕掛けの部分です。
こまで読んでくださったあなたへ。
文章を下から上へ一行ずつ読んでみてください。
逆転劇が始まります。
「絶望的な状況でも、努力をすれば大逆転し、奇跡を起こすことができる」今年の元旦のそごうのCMは本当に素晴らしいし、元気をもらった人たくさんいると思います。
でも素直に感動できない私がいます。
このCMを見て素直にすごいと感動できない自分がいます。それは昨年のそごうの安藤サクラさん出演のCM「わたしは、私。」の方が、今年のCMよりメッセージせいがあるがあるから。
こちらは新年早々炎上したので『西武・そごうの公式チャンネル』にアップされてませんが、「安藤サクラ わたしは、私」のキーワードでまだ見れるかもしれません。そのCMのコピー全文を引用をすると
このCMができた背景は、社会を風刺している点が私は評価していて、特に3行目の『女だから、減点される。』が、東京医大などの不正入試を意識したものだろう。
そして次の4行目の『女であることの生きづらさが報道され、そのたびに、「女の時代」は遠ざかる。』もとても素晴らしいメッセージで、ソーシャルインクルーションとかダイバーシティーとかいえば言うほど、趣旨とは全く違う区分け棲み分け誕生するというこの社会のモヤモヤが書かれています。この部分今の社会の問題の根源だと思うわ。そしてこのモヤオヤがこのCMの炎上の原因でパイを投げつけられる写真が不快だとか言われているが、本当はみんな「先送りにできない本当に考えないといけないことを問題提起されたけどめんどくださいので文句を言ってパンドラの箱にしまった」ではないだろうか。確かにそごうという小売業のCMだけど、問いかけているのは社会的な問題で、なんでお前にそんなこと言われなあかんねん。黙って小売業をしておけと言われればそれまでだが、現代社会へのアンチテーゼをCMにしたのは注目度も含めていい考えだったと思います。
そういえば2018年にあいさつ中に土俵上で倒れた市長の救命にあたった女性に「土俵から降りてください」とアナウンスするニュースがありました。人命がかかった状況で救命活動をした女性に人命救助よりも土俵上は「女人禁制」というルールの方が優先されるということをこの事件は我々に教えてくれました。もしかすると今年の大逆転のCMが相撲なのは、昨年の男女差別のことを今年も考えてほしいという隠しメッセージなのかもしれません。
いやそれは考えすぎか^^;
大絶賛される今年のそごうのCMを見て「正しさの暴走」について考えてしまった。世の中は狂ってる。
ここまで読んで、確かに2019年のCMにメッセージがあったな思われた方、その勢いで下に引用しているpatoさんの記事をぜひ読んでいただきたい。私の抱くモヤモヤがもっと上手な文章で書かれているから。
拙い文章でごめんなさい、私にもこんな文章力が欲しい。
(西武・そごうHPより文章、画像引用)