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【5分で読める】初級編part3 現場監督・施工管理者経験3-4年目向け 「職人さんが自然と寄ってきて、様々な情報を提供してもらえる人間力 -質より量をこなし、業務の意味を考える!-」

初級編part3 現場監督・施工管理者経験3-4年目向け
「職人さんが自然と寄ってきて、様々な情報を提供してもらえる人間力 -質より量をこなし、業務の意味を考える!-」


閲覧ありがとうございます。
今回も
施工管理者経験3-4年目向けの初級編としまして、
「職人さんが自然と寄ってきて、様々な情報を提供してもらえる人間力 -質より量をこなし、業務の意味を考える!-」
ことについて解説します。

前回でも記述しましたが、私の持論では
現場監督の能力値は

人間力×技術力 技術力=経験×知識×センス

上記で求められると考えています。
技術力の向上には主に経験が必要となり、
成果に繋がるまでに長い時間を要しますが、
人間力は明日からでも
すぐに向上させることができます。
part2では
-業務の意味を考える-
ことを中心に解説しましたが、
今回は
「職人さんが自然と寄ってくる」方法
について解説します。
part1とpart2を実践されている方は
現場監督のスタートラインに立ちました。
失敗を恐れずに前に進もうとし、
少しずつ業務の意味を理解していく貴方は、
次に以下の人間力が必要になります。

・貴方の言葉を職人さんに届ける伝え方
・貴方自身と職人さんの発言に対する責任の持たせ方

それでは解説していきます。

貴方の言葉を職人さんに届ける伝え方 伝え方が命 


まず初めに
現場監督と職人さんには立場の違い
があることを理解してください。
決定的な違いは対会社と言う面で
お金を支払う側と受け取る側に分類される
ところにあります。

基本的に職人さんは
現場監督の指示を聞く必要があります。

貴方自身で考えると、
会社員は会社から
お金(給料)をもらっているため、
会社の社長の言うことや
会社の方針、考え方に準じて
行動しなければいけません。

他には役割の違いがあります。

職人さんは、
図面通りの形を作り上げることが求められます。
現場監督は、
図面の作図及び理解と
作業指示、仕事の動線づくりが求められます。

職人さんが1つのことに集中することに対し、
現場監督は全体の状況を見て
最適な指示や動線の確保をすることになるため、
現場監督は職人さんよりも
常に一歩先を見据えないといけません。

このように
現場監督は職人さんよりも
1枚上手でいなければいけませんが、
だからといって頭ごなしに発言をしていては
誰も快く付いてきてくれません。

特に若手現場監督からすると
年上の職人さんが多いはずです。
立場を利用しただけの仕事の仕方は
「年下のくせに」というような
負の感情を発生させてしまいます。

現場監督の本業が
最短距離で高品質の建物をつくること
なのにもかかわらず、
不要な感情が生まれる理由で
職人さんのモチベーションが下がって
歩掛りの悪化や粗悪な施工を招くと
誰の得にもなりません。

だから、「伝え方が命」なのです。

是非貴方に共有したい私の考え方は

「現場監督ができないモノづくりの作業を職人さんが代わりにしてくれている」
「立場や役割は違えど、人と人が力を合わせて1つの作品を作っている」

というものです。
上記の考え方が根底にあれば、
頭ごなしにものを言えません。
職人さんを「お前」と呼びませんし、
「〜をしろ」なんて
命令口調はもってのほかです。

自分のミスで手戻り工事が発生したら素直に
「申し訳ない」と謝罪の気持ちを伝えられます。

職人さん1人1人に
心から感謝と尊敬の気持ちが生まれ、
思いつきではなく
しっかり言葉を選ぶようにもなるでしょう


自分が相手をどのように思っているかは
会話や所作の節々に出てしまうものなので、
言葉で取り繕ってもメッキはすぐに剥がれます。

逆に言えば、
貴方の想いは全てを語らなくても伝わります。

職人さんに目上の人と話すように
丁寧に話してください。
職人さんに何度も
「作業をしていただきありがとうございます」
と感謝の気持ちを伝えてください。

少しずつでも想いが伝わっていけば、
貴方のことを良く思って
話しかけてくれる職人さんが現れます。
言い方が悪く聞こえるかもしれませんが、
職人さんから話しかけられるようになれば、
こっちのものです。

心強い味方を得たも同然です
(話が長くて少し面倒な人もいますが、仕事だと思って話を聞いてあげましょう。笑)

[注意]
職人さんを味方にするために下手に出たり、
機嫌を取るような真似は
絶対にしてはいけません。
それで仲良くなっても舐められているだけです。
馴れ合いではなく、
ビジネス上の信頼関係を築くこと
を意識してください。


貴方自身と職人さんの発言に対する責任の持たせ方


この項目については
下記の新社会人編の記事で触れています。
「自分が発言したことは確実に実行する、引き受けたことは必ず遂行する」
この項目では貴方のこととして解説しましたが、
これを職人さんにも当てはめるだけで良いです。
職人さんが自分で口にしたことは
飲ませないように、
お互いが責任を持って
仕事をする関係性を作ってください。
 https://note.com/yuzo_sekokan/n/n0c4e30c639b5?sub_rt=share_pw

←新社会人編の記事


前提として、貴方が
「自分が発言したことは確実に実行する、引き受けたことは必ず遂行する」
能力が身に付いていないといけません。
お互いがお互いの約束を守れるような関係
を想像すると、とても素敵だと思いませんか


信頼関係を築いた上で
仕事ができると楽しくなってきます。
またしても、ここまで来ればこっちのものです。
心強い味方を得たも同然です


まとめ


ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は主にマインドセットの話をしました。

記事の内容を実践している姿を想像したら、
段々とワクワクしませんか?

私は職人さんと
良い関係で楽しく仕事ができています。

貴方も職人さんと信頼関係を築いて、
味方を増やし
施工管理業務を楽しんでほしいです。

この感覚を体験するまでに
苦難があると思います。
逃げずに立ち向かい、乗り越えてください。
立ち止まった時には誰かに相談してください。

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