見出し画像

ドーパミン主義卒業…人生はそんなに面白くなくていい。

どうもこんにちは(こんばんは)トムです。今回はちょっとコラム的な内容(?)のものを書こうと思います。

●毎日楽しくないといけないと思いがち

私は今年で34歳になりました。若いか若くないかで言えば今の日本の平均年齢は48歳なので、相対的に見れば若僧か小僧の部類と思います。

それでも34年=生まれてから365日×34年=12,410日間。ずっとなんだか人生は毎日楽しくないといけないと思っていました。

●ずっと楽しい状態=ずっと試合中・筋トレ中みたいなもの

筋トレに例えますと現代の身体のトレーニングは「質」「食事」「休息」の3つが大事と言われています。

↑例えば今時の筋トレのスケジュールはこんな感じです。【 ①胸周り中心 ②背筋周り中心 ③下半身中心 ④全休 】の4パターンに分けられています。これは休息を考慮したトレーニングスケジュールになっています。

まず鍛える部位を決めて(質の向上)、そして筋トレしたら筋肉を3日は休ませたほうがいい(休息)という科学的な根拠に基づいてスケジュールされています。

●心も同じだよねという話

筋肉と同様に心にもやっぱり休息は必要だし、そんなにずっと楽しい状態とか興奮状態じゃ疲れちゃうよね…というごく当たり前のことに気付くのに私は34年かかりました。

●ドーパミン主義による失敗

「楽しくあろう」という気持ちはドーパミン(快感物質)を欲しています。私は責任過多・情報過多の日常で如何にして効果的に楽しくドーパミンを分泌しながら生きられるか?ということを追求していました。そして、

・スマホからSNSはすべて削除。
・ニュースアプリも速報以外は削除。
・動画アプリも削除。
・テレビも見ない。………ようにしました。

なぜかというと、諸々が齎す極めて本能的に飛びつきたくなる軽い情報をいくら摂取しても何にも実りある発見がなく、ドーパミンが分泌されないと判断したためです。

代わりに暇つぶし用に残したアプリは2つです。
将棋アプリKindle(読書アプリ)です。そして専ら私はドーパミンのためにトイレでも車でも隙間時間はひたすら読書をしていました。将棋アプリは勝負勘を養うために定期的に打つようにしていました。いずれにせよ脳を鍛えてドーパミンを出し続けるために選んだアプリです。

●睡眠も大事とのことで…

ここ最近は仮眠・睡眠の質が注目されています。15〜20分の仮眠は車で「めぐりズム」して取りました。夜の睡眠は評判のコアラマットレスを購入しました。
睡眠に良いとされることも概ね実施しましたが、科学的に根拠がある生活に拘り過ぎた結果として、寝ても覚めても興奮していました。

●まじ、つかれる

さて、そのように過ごして私がどうなったかというと、見出しの一言に尽きます。「まじ、つかれる」

ワークアウトもしていて「健康的・やったほうがいい」と言われることはだいたいしていたと思います。

ですが、常にドーパミンが分泌され、楽しくてハイの状態が続き、いわゆる躁状態となり、うまく眠れなくなってしました。
そしてストレスと疲労の矛先は酒に向かいました。
毎日、思考停止するまで大量にお酒を飲んで眠りました。
するとアルコールで頭がもっと回ってしまう&睡眠の質が悪くなる悪循環に陥り、まったく脳が休まらず、最終的には入眠障害と軽度のアルコール依存性、軽度の躁病と診断されてしまいました。

●けっきょく…自然体、テキトー、無駄が、一番。

今は人生の転機なので、これからは自然体、テキトー、無駄を信条に、つまらない日々を中心に・たまに面白ければいい…睡眠含めてハイ3:ロー7くらいの日常を目指そうと思っています。
むしろ、そんなことすら考えすぎなのかもしれません。

とりあえず無駄や退屈を拒絶しない。無駄があるから、退屈があるから、脳も心も休まる。もちろん毎日無駄と退屈でもダメですけども、だいたい仕事も世の中も忙しないですから、なるべく無になる時間を日常的に、意図的に作り出すことが幸福論と結びつくんだと実感中です。

●無になるためにゲームをやり始めました。

インスタで流れてきたパズルゲームをやり始めました。16000位くらいから32位までスコアが伸ばせました。(なんたる、むだ…)ひと昔前なら自分のルーティンとして考えられないですが、寝る前に1時間くらいゲームをしてから目を閉じると良い感じに寝れます。

結構こういうゲームしてる方いましたけど、なるほどそういうことだったんですね…!!
何でそんなことするんだろ?と冷めた目で見ていました…たいへん申し訳ありませんでした。
とんだ勘違いヤローでした。
大切ですね、こういう時間。

●そして、毎日を楽しみすぎない。

毎日楽しくなくちゃいけないと強迫観念的に感じて生きてきましたが、ちょっとつまらないくらいがちょうどいいのだと、今は思うようにしています。食事と一緒で腹八分で止める。楽しい時間=ドーパミン分泌も腹八分で終了を心掛ける。楽しい日や時間はたまに、それなりに、あれば十分と思うようにしています。

●つまらない日常に、バンザイ!!

そんなわけで私は34年間毎日ほんとに楽しくハイに生きてきて、そして、わかりました。それはとても不健康なことだと。冷静に考えていつもドーパミン分泌しまくってるハイな人って薬物中毒者と同じですよね。。

毎日楽しくなくちゃいけないような先入観や情報に振り回されてる方がいましたら、経験者としてハッキリ申し上げたい。つまらないくらいが健康ですよと。

毎日つまらない・毎日無駄にしてる…というのも良くないのでしょうけど、それにしても現代社会は必要としなくても「答え」が四方八方から入ってくる情報化社会です。

たぶん、ほとんどの人の脳は休まってないのではないか?と思います。たしかにハイは楽しくて、合理性は時間や正解を生みます。でも、そんなにだからって意識しなくて良いんじゃない?そんなに全部に理屈や理由をつけてがんばらなくても良いんじゃない?
無駄もテキトーも退屈もぜんぶ大切にする。それが自然体ってやつ(?)なのではないでしょうか?

頑張り屋さんの多い現代社会。頑張りすぎの方が多いと思います。とりあえずパズルゲームでもして今日も何もなく終わったなら100点満点くらいのつもりで、お互い気負わず無駄や退屈を愛してラクに生きてまいりましょう。

・・・そんなわけで、ここまで読んでくださった方は相変わらず神様です。神様に合唱して、今日も感謝感激です。読んでくださり、ありがとうございました。少しでも共感する点などありましたらスキしてくださいね。
ありがとうございました。m(_ _)m

それではまた〆。