指示待ち人間の言い分

これまで指示待ち人間って
なんて役に立たない人なんだろうと思っていました。

出だしからきつい言い方なのですが、
なんで指示待ってるん?そんな感じでよう過ごせるな…みたいな。


私は仕事をサクサク進めたいタイプだと信じていたので、
誰かの指示を待って、待っている間は何もしないなんて暇じゃない?というような感覚だったのだと思います。
悪気がないのが恐ろしいところですね…笑

でも、そんな私も、今、指示待ち人間になっています。

指示待ち人間を支持する訳ではないのですが、
指示待ち側の感覚を留めておきたく、書いてみようと思いました。

いつか、指示待ち側から抜けたときに、
無邪気に、
指示待ち人間って役立たずだよねと決めつけてしまわないように。

今回、私が指示待ち人間になったのは、
新年度から新しい業務が始まるからでした。

上司から、次から他の人がやってた業務を一部引き継いで、今の仕事と並行でやってね~と言われました。リーダー格の会議で決まったことなので、私はそれに従うだけです。

ただ、現場で働く身としては
・実際、それはいつ引き継ぐのか(3月?4月?もしくはざっくり来年中?)
・引き継ぐ「一部」はどこからどこまでなのか(詳細は決定しているのか、まだ未定なのかどうかすらその時は明かされなかった)
という、業務上はっきりしておきたい点がありました。

そのため、それをどうするの?どうするの?と上司に問い合わせました。

そうすると、やってみないとわからないでしょ、やる前から無理だと決めつけないよ!と言われてしまいました。

おそらく、リーダー格の会議では詳細が決まっておらず、大枠だけ決まっていたのでしょう。そうとも知らなかった私は、そうならそうと言ってくれればいいじゃん、こっちはわからんのじゃ!と怒っていました。

そんな愚痴を友人に言いふらしていると、1通り聞いてくれた後に、
「それってその辺の詳細を決めるのも含めて、あなたにやって欲しかったんじゃない?」と友人なりの見解をくれました。

友人が言うには
奥さんが旦那さんに、「洗濯しておいて」って言ったとします。
洗濯をしたことのない旦那さんは「手洗いで?洗濯機ならネットにいれるの?てか洗剤ってどれ?」ってなります。

私はその旦那さんだというのです。

2人が仲良くしていくには、
奥さんは旦那さんを洗濯できる人間に教育しないといけませんし、
旦那さんは日頃の奥さんの行動を見て学び、考えることが必要です。

上司は言葉足らずだったかもしれないけれど、
あなたがやってもいいことがあったのじゃない?ということだそう。

仕事を振る人は、どこからどこまでを振るかを明確にしておくのが
きっと良いのですが、そうは言っても、とりあえずやっておいてほしいときがあるものです。
自分でも業務の全体を把握できてないときもきっとある。

そんなときに重箱の隅をつつかれるとしんどいとのこと。

1から全部、指示を待つのではなく、一度自分で考えて提案してみる。
もしくはやってみる。

上司を頼りすぎるのではなく。
期待しすぎるでもなく。

自立した道を歩んでいきたいものですね。
まあ、もう少しちゃんと話してくれたって良かったんじゃない?と思う私の気持ちもまだ消えてはいませんが。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?