絵本紹介「わるいわるい王さまとふしぎの木」~幸福な人生に必要な行動とは~
こんにちは、絵本のススメです。
今回は「わるいわるい王さまとふしぎの木」という絵本を紹介します。
■絵本「わるいわるい王さまとふしぎの木」
この絵本は「子供向け」と言うには深いメッセージが多く込められ過ぎているのかもしれません。
でもそれだけに、絶対に読む価値のある絵本です。
≪読み応えのあるストーリー≫
横柄で強欲な王様は満たされる事を求めます。
しかし、ある出会いをきっかけに王様は本当の幸せに必要なものを知ることになります。
それは誰もが気付くべき事で、誰もがつい忘れてしまっている事なのかもしれません。
≪アンティークな絵柄≫
作者はあべはじめさん 絵柄と色使いがとても美しく、この作品に関してはアンティークさを感じさせ、大切にしたくなる絵本です。
本棚に飾ってあるだけでお洒落さを演出します。
≪少し大人向けのエンディング≫
この話の最後のシーン、王様は大切な何かに気付きますが、それが何なのかは明言されません。
読めば分かる事なのですが、こういった少し気の利いた読み手への余白が大人向けであり、子供たちに対しての考えるきっかけになるのではないでしょうか。
数ある絵本の中でもこの絵本のストーリー構成は類を見ないものだと感じました。
個人的には、少し大人の社会が分かってきた小学校高学年くらいの年齢だと、このストーリーが染み込みやすいのでは無いかと思っています。
もちろん、シンプルで前向きなストーリーなので小さいお子様でも楽しめます☆
お読み頂きありがとうございました☆
「わるいわるい王さまとふしぎの木」 朗読動画 ※ネタバレ注意
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?