デザイナーとしての信条を変えられなかったことで視座が上がった話
こんにちは、yurieです✌️
普段は株式会社Asobicaでデザインリーダーをしてます。
これまでを振り返るとAsobicaに入って『めっちゃ視座上がったな』『きちんとスキルアップしてるな』と感じたので、今日は自分語りにお付き合いいただけると嬉しいです🙏
視座が上がる前の話
yurieは「目的」や「期待できる効果」が明瞭じゃないと、デザインが作りにくいタイプです。
なぜなら『目的や仮説が腹落ちした状態であれば納得できるデザインアウトプットが出せる』と信じていたからです(今はそうじゃないこともあると認識している)(この話はまた今度)
まず、この信条のせいで実務をやり出すと理想と現実の乖離に苦しんだので語ります✌️笑
この信条は学生時代の制作経験に基づくもので、当時は課題を渡されるとコンセプトボードの制作もセットだったことが発端です。
作りたいものを作り、後付けでコンセプトを設定してなんとか教授を説得するためにプレゼンしていた💃(私だけじゃないはず)
ただこれをやっていくうちに
後付けでコンセプトを作り込む方が非効率的
そもそもこれは正しいモノづくりなのか(罪悪感と正義感)
と思うようになり、次第に『このデザインの核とは何か?』『何のために行うのか?』が自分がデザインと向き合うときの重要な問いになっていた。と考えています🤔
ですが社会人になった途端、問題が浮上します🚢
この「問い」は実務では全く役に立たなかった笑
なぜなら私が経験したほとんどの現場では言われたものだけ作ればいいからです。
『これはどういった目的でつくられるものですか?』と質問すると怪訝な顔をされる😭w
快く話してくれる方もいるが、最終的なアウトプットは担当者の好みでジャッジされる。
私が本来やりたかった「腹落ちした状態でのデザイン制作」は叶わなかった🚶♀️
学生時代に取り組んだコンセプト設計とは何だったのか・・・笑
当時を振り返ってみると、自分の目的が「お金をもらうこと」なら自己完結できたのだろうなと思います。
腹落ちしないまま言われたものを何となく作って『なんかいい感じ』と評されてお金をもらって業務を終えることができる。
それができないのは自分が本質を無視したデザインを生み出すことに納得できない謎の正義感があったから、なんでしょうね(多分)
とにかく、この環境でデザイナーとしてご飯を食べていくには、自分の人生にとってとても辛いことだと感じたのでした🍚
その後も様々な案件や業務をこなしつつ、程なくしてAsobicaに入社します。
当時の転職の理由やきっかけはこちらのnoteで👇
入社後、プレイヤーとしてお仕事していた私はなんやかんやあり、デザイングループのリーダーとなり、チームビルディングや組織開発、採用活動を行うことになります。
環境が一変、「デザイナー」を評価するカルチャーの組織へ
Asobicaに入ってからは驚きの連続でした。
なにせデザイナーに任せられる裁量が大きすぎる!(これはデザイン組織だけでなく、カルチャー的にそうだった)
ただ言われるがままのデザインを作ってきた私にとっては不安もありましたが、感じたことがない開放感もありました。
一つ一つを丁寧に擦り合わせてデザイン制作できるなんてこんなに嬉しいことはありませんでした😭
もちろん、同時にスピード感も求められていましたが、デザイナーをプロフェッショナルとしてあたたかく迎え入れてくれるカルチャーそのものに感銘を受け続けていたことを覚えています。本当にありがたかったです。
信条を変えられなかったことで視座が上がった
入社後しばらくして私の上司だったデザインマネージャーが体調を崩してしまい、フロントに立つデザイナーが求められました。
当時のデザイングループはメンバー数は多くなく、ジュニアデザイナー以外のデザイナーである私と323さんが積極的にフロントに立つようになります🔰
新しい役割を与えられたことで、元々自分の信条としていた「目的が腹落ちしているデザイン」を追求できる機会や幅がグッッッッと拡がりました。
(そもそもこの時点で一デザイナーとして、担当者とある程度擦り合わせて良いアウトプットが出せていると思っていましたが、マネージャーからデザイナーに落とされる情報は最低限デザインに必要な仕様だったんだと後に気づきます)
なぜそのデザインが必要なのか、そもそもの目的はなんなのか、その目的は戦略と乖離がないのか・・・
表層と骨格に乖離がない状態を目指していた自分から、次第にさらに上のレイヤーを意識するようになり、振り返ると「視座がめちゃくちゃ上がっとる・・・」と感じるようになりました👀
デザインの核を探ることを諦めなくてよかった、このチャレンジングな環境に身を置けてよかったと、最近改めて思うのでした。
悩めるデザイナーはチャレンジしてみよう
過去の私のようにトップダウン的なデザイン業務に悩んでいる人がいたらぜひお話ししたいです。
環境を変えるのも一つの手だと思っていて、Asobicaがその場所を提供できると嬉しいです!💓
少しでもご興味ある方はぜひお問い合わせください🐶✨
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