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引越し、ロシア-エストニア-セルビア

引越し。結構好きな方かもしれないけど、最近はもう面倒臭い。でも、最愛の猫のためにもう少し広いアパートに引越したいのと、もう最後に、海か大きい河の近くに引越したい。

約12年間の結婚生活で4回、その後10年以上同じアパートに一人暮らしして、その近所で引越して2年後ロシアへ。2019年ロシアからエストニアに約半年、ロシア戻って、コロナとか色々で結構日本にも居て、2021年にロシアの3年の一時居住権取れた矢先に戦争で、2022年セルビアに引越し。ベオグラードに約半年いて、ロシアの一時居住権の年次通知の為にロシア戻って、2か月ちょっとでセルビア戻るつもりが、ロシアのアパートをどうするか決まらず3か月延ばしたら、足骨折して入院して、治ったらセルビア戻らないとなーどうしよーと思っていた矢先、パートナーから、セルビア引き揚げるからアパートの荷物動かしてと言われ、骨は完治したもののまだ痛みがあったり普通には歩けないけど、今月初めに猫にはお留守番してもらって、1週間だけセルビアにいってきた。

日本からロシアは合計で6箱EMSで送って、(コロナ期間中9か月間日本滞在でロシアから2箱送ってもらって、またそれも送ってる。)ロシアからセルビアは3箱業者使って送って、それはアンパックしないまま、プラス3箱の合計6箱、今回セルビアからロシアに送った。送料とか、銀行の送金手数料や為替差損とか、はぁー。。結構かかってるな。

ベオグラードは私の感覚的にあまり好きになれなかった。今回の滞在中に、日本人のお友達が住むノビサドで2泊、ゆっくり楽しく過ごさせてもらった。前々からノビサドいいなぁとは思ってたけど、去年、アパートが見つからず、ベオグラードで借りてしまった。ノビサドは小さい街だけど、広くてゆったりごみごみした感じがない。ノビサドに住んでいたら、そのまま住んでいたかもなんて思える。

今回セルビアを引き払うにあたって、少しもっていたお金を、ロシアの銀行には送れないから、日本の銀行に送金した。ラファイゼンバンクに口座をもっていたけど、ノンレジデンスのアカウントでは送金とかができない。預金や引出しとカード決済ができる。外貨の口座も持てる。セルビアに1年以上滞在すれば、レジデンスアカウントに切り替わり、送金できるようになる。行く前からサポートにメールやチャットで、送金できますか?と聞いても、手数料やレートの説明ばかりで埓あかず、到着当日朝から窓口に行って、手続きした。なんかできて、こんなすんなり行くなんてロシアでは有り得ない。セルビアやっぱいいかもと思った。
その足で、私名義のインターネットのプロバイダーへ中途解約について聞きにいった。1週間後にはセルビア出る航空券と、だから契約解除したい旨を書いてサインして提出した。2年契約で最初の1年は半額、2年目以降金額があがって行くシステムで、途中解約はできないことが契約書に書かれている。それでもなんとかできないかと思い、店舗へ行った訳で、書類提出してなんとかなりそう!やっぱセルビアいいかもが初日にして2つ目。
パートナーの会社の保険で健康診断が受けれるという事で、最後の最後で恩恵を受けた。例えば超音波の検査だと、日本だと体の部位ごとで部屋を変えたり別の所で検査した記憶があるけど、セルビアでは、喉から子宮まで、一気にやってくれたり、服を脱ぐ検査でも、全く配慮なく、こっちも恥ずかしくなく脱げる。病院だし当たり前的な感じで。皮膚の検査が含まれていて、ホクロやシミが悪性か(?)どうか上半身と顔と頭まで見てくれた。これは初めての経験だった。元々不整脈があり、心拍数が少ないという事で、その日のうちに体にホルターをつけて、24時間心電図検査をする事になった。腰にヘルニアがあって、痛いといったら、MRI受けるように言われ、それも空きがあれば当日受けれたかもしれないけど、後日時間があればする事にした。結局しなかったけど。全てがシンプルで、でも安心できる程よく見てくれて、同時に説明もしてくれる。セルビアいい事3つ目。
翌日、ホルター返しにいって、メガネ屋さんでこれも保険で目の検査して(この検査も凄く詳細で、アドバイスももらえる)、メガネも保険を使って購入できる。

ところが、ホルターを返す予約時間の2-3時間前に、ラファイゼンバンクから電話来て、まず銀行で送金確認書受取ってそれもって税務署いって、見払いの税金がない証明書もらってまた銀行にいって、ようやく送金できるとか言われた。要するに、やっぱりノンレジデスアカウントでは送金できないってこと。晴天の霹靂だよ。やっぱりそううまくはいかない。銀行2回と税務署行く時間なんてもうなくて、パートナーのアカウントから送ってもらえるよう助けを頼んだ。彼のはレジデンスアカウント。急いで銀行いって結局1時間半くらいかかって、ホルター取り外す予約時間なんてすっかり過ぎて、メガネ屋さんの予約時間にギリギリ間に合い、終了後、急いで病院いった。電話はしておいたけど、時間にゆるい国で助かった。その後今度は念の為プロバイダーに行ったら、なんと私の手紙は拒否されていて、残金全てとルーター類返してください。と。またしても晴天の霹靂到来。何言っても規則は規則でどうにもならず、でも、私はその日の夜の電車でノビサドいってそのままロシア戻る予定で、もう何もできない。パートナーへ名義変更して、あとは頼んだ。嫌味たらたらだったけど。

私は基本的には前もって準備するタイプなんだけど、パートナーはいつも全てギリギリ…というより遅れる。今回は彼のせいではないけど、彼が絡むと大幅にペースが乱される。余裕をもって全て予定してたにも関わらず、ギリギリ最後まで全力疾走気味でヘトヘトだった。けど、ノビサドで居心地のいい友達とお部屋と街に癒されて、良いセルビアの思い出ができました。

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