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本を読む場所 その2

先日紹介した本を読むお気に入りの場所=誕生日プレゼントの一人掛け椅子。

実はもう一つ、家の中でお気に入りの本を読む場所がある。

それは布団の中。

横になって、枕元のスタンドだけつけて、手元の灯りだけで読む。

読んでいるうちに徐々に瞼が重くなり、
文字が追えなくなってきたら、
そのまま電気を消し、目を閉じる。

もう何年も続いていて、ほぼ入眠儀式かもしれない。
昔は一人で過ごしていたその時間。
今は隣で連れ合いが眠っている。

スタンドが眩しくないように気を遣ってはいるけれど。
幸い寝付きのいい人なので、助かっている。

寝る前は、つい余計なことを考えたり、クヨクヨしたりしがちだが、
こうやって寝落ちする寸前まで自分を追い込むと、
ただ文字の羅列に意識を絡め取られていくように、
すんなりと眠りに誘われる。

正直、目が悪くなりそうではあるし、
寝る場所で他のことをしない方が良いというのも聞いたことがあるので、
あまり人にお勧めはできないけれど。

でも連れ合いの寝息を聞きながら、
たゆたう活字に身を委ねるその時間が自分にとっては
闇を恐れることなく心地よい休息を得られる至福の時なのだ。

おやすみなさい。
また明日。

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