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【私的読書生活】長編挑戦の秘密兵器

先日より、『白い巨塔』に手を出した。

再読である。

前回の読破は7年以上前になるはずだ。

今住んでいる家でもなかったし、車も違う。
使っているスマートフォンもAndroidだったはず。

変わっていないのは連れ合いとの関係くらいだ。

そんな数年ぶりの長編挑戦。

実は最近、数冊にわたる長編を読めていない。
一冊で収まるものは何作品かは読んでいるが、分冊の長編というと2021年7月に読了した小野不由美『屍鬼』まで遡ってしまう。

なかなかまとまった時間が取れないため、長編小説を読むとしても、どうしてもちょこちょこ読みになってしまう。

幸い、この『白い巨塔』に関しては、唐沢寿明版のドラマがとても、映像化のイメージに合っていたためか、人物関係が分かりにくくなることはない。

でもこま切れで読む時のもどかしさが一つある。

それは、この作品を読み通した!という実感がどこか湧きにくいこと。

もちろん積み重ねた本の厚さで感じることは出来よう。

でもなんとなくじっくり向き合えていなかったような、話半分でお付き合いしているような、強いて言えば申し訳なさがつきまとう。

せっかく長編を読むのであれば、もっと蜜月を過ごしたいのだ。

この度、その面目のなさを解消し、作品と向き合う術として、ひとつアプリを投入することにした。

厳密に言えば、昨年度末くらいにやっていたことを復活させた。

カウントダウンタイマーではなく、カウントアップのタイマー。

プロジェクトを決め、それにかかる時間をカウントアップしてくれ、累積時間を記録してくれる。

読み始める時にスタートを押し、その後はスマートフォンを閉じて少し離して置いておく。

このアプリはスマホが閉じた状態でもしっかり動いてくれているので、気にする必要はない。

制限時間のあるものではないので、厳密な時間は関係ない。
でもタイマーが動いていると思ったら、その間は余計なことに気をとられるわけにはいかない。

結果、私の場合は、スマホや他のことに気を取られることなく、読むことに集中できる。

そしてその日読み終わったところで、止める。今、1巻の後半くらいでこんな感じ。

本当にこま切れで恐縮ですが。

累計も出してくれる。

全5巻。。。

読み終わるのにはまだまだかかりそう。
でもどのくらい時間をかけたら読み終われるかと思うのも楽しみだ。

読み終わったらこんなふうにフィクション、ノンフィクションで分けて手動登録をすることにしている。

読むのはわりと早いつもりだけど、一冊でも結構かかるものですね。


新書は比較的早いなぁ。


これは出来ればフィクション、ノンフィクションバランスよく読みたいと思っているからの一手間。

最終的にはグラフで累計を見せてくれる。

まだせいぜい丸一日か!

個人的には、結構モチベーションアップに繋がる。

時間の積み重ねを見て、にやにやしたい。
記録好きな方にはおすすめできるかもしれない。

逆に速読をする人や、コスパやタイパを気にする方も、この方式は、はまるかもしれない。
効率よく読めた本がわかりやすいだろうから。

今回この方式復活させて、しっかり読むことが出来たら、今度はもっと古典の長編や名作にも挑戦したいと思っている。

『罪と罰』とか『高慢と偏見』とか。

さぁ、どうなるか。

実際に読むのもとても楽しいけど、こうやって試行錯誤するのが楽しいんだよなぁ。

あの山にどう登ろうかと考えるような感じだろうか(いや、登山とかアウトドア苦手だけどさ)。

まだまだ読みたい本が待っている。

秘密兵器を携えて、さあ読むぞ!

連れ合いのスマホで撮影させてもらいました。

 

今日も、最後までご覧下さり、ありがとうございました。

皆様も素敵な読書生活を過ごされますように。

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