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“所謂「新書しか勝たん」”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.3》

『新書がベスト』/小飼弾

新書も読まずに本を語るな!
もはやウェブ抜きの読書はありえない時代、これまでどおりの読書では、たちまち情報弱者になってしまいます。本の選び方に正解なんてない。全部読もうとしなくていい。コツをつかんで「たかが読書」と思えるようになれば、知的レベルは自然と上がっていくのです。そこで最適なのが、新書。どんどん「つまみ読み」して脳内マップを広げれば、他の本なんて読まなくても十分です。
ーー絶大な影響力を誇る書評ブロガー・小飼弾が教える、ゼロから身につく読書習慣。

序章 生き残りたければ、新書を読めPartl 新書の買い方、読み方
Partll 新書を10倍生かす方法
Partll 新書レーベルめった斬り!
終章 新書と電子ブックの未来

Amazon 説明より引用

"新書沼にようこぞというなら、この本を紹介しないわけにはいかないでしょう。
というわけで、その名も「新書がベスト』。
著者の新書愛が漲っている一冊です。

本を読むことが強みになるかどうかの境目は、1000冊です。

p21

それをハードカバーでしょうと思ったら、さあ大変!最近、3,000円以上するような本も増えましたよね....。
それが新書であれば1,000円前後ということで、可能性は出てくるわけです。
話題のものとかは、結構、ブックオフなどの新古書店にもあって、新しいものでも500円くらいだったりしますし。
なんてお財布に優しい。
←でも買いすぎるので結果優しくない

内容だけでなく、価格、判型、どこに保管され、どのように読まれ、どう処分するのか、というところまで徹底的に読者のニーズに適う新書は、ベストな本の形なのです。

p25

判型については、先日、リアル書店で、自分の背くらいある新書だけ並んだ棚を見た時にときめき、本棚ごと欲しくなりました。ビシッと揃っている感じがいいんですよね。
ちなみに著者は本当に島買いする勢いで買えとも述べています。
10万円くらい買い放題してみたいものです
←待て、それをどこに置くつもりだ

新書であれば、装丁が同じ本を適当に手に取るだけで、多様な知識、考え方に出会うことができるわけです。まったく興味がなく、読まず嫌いをしていたテーマの本から新しい出会いや知識を得られる、そんな「セレンディピティ」を起こしやすいと言えるかもしれませんね。

p32

読書のジャンルが偏るという悩みもこれで解決!
とは言え、最近、新古書系のECサイトで「〇〇新書」と検索するという方法を覚えてしまうと、私のように、月に100冊買うみたいなアホなことになるのでご注意下さい、笑。

ハズレをつかむことを恐れていては、意外なスゴ本に出会える確率もまた下がります。読書経験は、「よかった!」「ダメだった!」のどちらかに振れているのがいい。

p61

著者は帯にて「新書にクソ本なし」と述べています。ダメでもダメだったことを何故かと糧にすることで、自分の思考を組み立てていける。それが新書なら気軽にできるということで、これは両手を挙げて賛成です。

他にも、著者の新書の読み方や感想などの書き方、新書を使い倒す方法が満載。

後半にはさまざまな新書のレーベルとその特徴、そしてそれぞれのおすすめなどを余すところなく紹介
してくれます。
2010年出版なので、また新しいレーベル、新しい名著も出てきていると思うので、2024年版、小弾さん書いてくれないかな?
(なんかこればっか言ってる気がするw)
読みたい本、多分めちゃくちゃ増えるので、心して手に取ってくださいねW

ちなみに新書推しの本ならこちらもお勧め。

1冊のノートにまとめなさい』シリーズの奥野之さん。
私はこれの単行本版持っているのですが、正直なんでこれ新書で出ないんだ?と、読んでる当時から思ってました、笑。
(新書版も買ってみたけれど、内容はほぼ一緒で読み慣れた単行本が読みやすかったので、手元には単行本残してます←新書がベストじゃないんかいw)

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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