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私的読書術

読書術を模索中である。

選書、インプットからアウトプットに至るまで。
惑いが過ぎる。
実際に本に向かい合う時間が減ってしまうほどに。
本末転倒とはこのことだ。

ふと困惑と流浪の過程を、残しておいてもいいかと思った。
自分がいかに迷い、
そして同時に、
いかに読書が好きであるかを振り返るために。

矛盾することも多くあるだろう。
そこも含めて、自分なりの読書、本との付き合い方だ。

そもそも、“読書”と銘打たれた本が好きだ。
ヘッダーの写真はごく一部。
“ 読書”本はつい増える。
もちろん図書館やKindleでも吸い寄せられる。

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そんな数ある読書術の本を読む上で悩みが生じる。

おおむね以下の2点。

①読書が好きでない人、習慣でない人へ向けての内容が多い
→読書は3度の飯なみに好き!(食べることも大好きなので、“より”とは言えない、笑)

②選書される本がビジネス書であることが多く、読み方もビジネス書向けである
→仕事柄(医療職)、いわゆるビジネス書がはまりにくいことがある。読んでいるうちに、もっと専門書や文献読むべきなのではと悩んでしまう。

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そして実際に読書する上で生じる悩みが以下の3点。

❶読んでも忘れてしまう
→これに関しては忘れても構わないという意見も多いが、出来るだけ覚えたい気持ちも当然ある。
連れ合いに本の内容聞かれて答えられないのが悔しく歯痒い。

❷思うようにインプット出来ない
→❶の「忘れる」にも通じる。
忘れないために何とか生産的に読書し、インプットしようとするもこれといった方法が定まらず、インプット出来ないまま、その本と別れてしまう。

❸思うようにアウトプットが出来ない
→❶❷にも通じる。文章を書くことは嫌いではないのだが、ついつい怠りがち。
読んでも自分の中でまとまりきっていないから、ふわっとした印象を述べるだけに終わってしまうことが多い。

この❶〜❸の悩みについては、克服するために日々模索中。
そして最近、読み始めたこちらの本が大変示唆的であり、学ぶところが多い。

『本を読む本』




絶賛、教えを請うている最中である。

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というわけで、内容に踏み込んだ「読書術」については目下、学び中。

ただ色々と模索、様々なサービスを利用してきた結果、少しずつではあるが、自分なりの行いやすい方法が出来つつある

(ような気がする)

私的読書術《実践編》では、その方法をまとめている。
まぁ、自分用の読書マニュアル。
万が一、参考になるようなことがあれば、それはそれで恐縮だ。

どう読もうかと悩むこと自体が、自分にとってはとても楽しい遊びである。
子供の頃に、お気に入りの絵本を周りに並べて、部屋のようにしていた時と、何も変わっていない。

まだ所詮は遊びにすぎない自分の読書レベル。
遊びに「術」も何もないのかもしれない。

何はともあれ、今日もまた私は本を読む。
言葉の海に、思考の森に、ひたすらに遊ぶ。

本当の意味での「読書術」を見つけ
しっかりと読み込めた時
きっと遊んでいる最中
偶然に「宝物」を見つける
そんな最高の体験になるだろう。

その時に憧れて、今日も読む。

この世に本があること、読書という行為があることに、感謝する。


2021/07/28初稿
2021/07/29改訂
読書屋悠々

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