下調べの重要性をラーメンから理解した
昨日初めて入ったラーメン屋。
まぁ普通に美味しかったのですがなんとなく、
「どこかで食べたことがあるような」
「似たような味があった気がする」
そんな感想を抱きました。
濃厚な鶏白湯スープといえば、普通にラーメンを食べてきた人であれば大体の味を想像できるのではないでしょうか?
まさにそのど真ん中でした。
そっかー、という感じで帰っている途中にふと思ったこと。
「もしかしたら濃厚鶏白湯の元祖だったのでは?」
もしかしたらあのラーメン屋が本当に鶏白湯の本家本元で、私が知っていた味は競合他社が真似したものだったのかも。
もしそうだとしたら、私が感じた「よくある味」という感想は非常に滑稽なものになってしまう。
リメイク作を本家だと思いこんでいる自称映画通くらい痛々しい。
田中泰延さんの著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)にこんな感じの記載があった。
めちゃくちゃ簡略化して書きましたが、要は自分で見つけた!と思ったことって大体誰かがすでにやっているということ。
それを知らないで「自分が発見した!」と意気揚々に騒いでも滑稽だと。
当たり前のことを自分の意見のように発信する人も偶に見かけますが、まさにこの状態だと指摘されていた。
ポール・マッカートニーが書いた「Yesterday」。彼は当初、自分の曲だとい実感がなかったそう。(いい曲すぎて)
だから周りの人に「この曲知ってる?」と聞いて回っていたそう。
誰も知らないということで「オリジナルなのか!」と気がついたとか。
オリジナルだったから良いのですが、もしこれが本当にどこかの誰かの曲だったら大変だったでしょう。
昨今パクリ問題などもありますが、もしかしたら記憶の底にあった誰かのアイデア、作品を無意識にトレースしているのかもしれませんね。
だからこそ下調べは重要。
ポールが聞いて回ったように、自分の意見や作品を出す時は他に出ていないか、誰もやっていないか下調べする必要があるんですね。
その作業はネットではなく書籍、できる限り一次資料がいいと『読みたいことを、書けばいい。』で田中泰延さんは仰っていました。
中々難しい作業ですが、自分も注意しようとラーメンを通じて思った話でした。
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