営業メールに返信してもらうためには?
今年に入ってから趣味のバンドを学生ぶりに再開した。
きっかけはバンドメンバー募集サイトから誘われたからだ。このサイト、私が高校生の時(もっと前も?)からあるような気がする。未だに現役とは恐れ入った。
ボーカルの方から誘われ、私の担当はギター。というわけでベースとドラムを最低でも探す必要がある。
サイト経由でめぼしい人達にメッセージを送り返事を待つ。難航するかと思ったが意外とあっさりと見つかり、2カ月後には普通にスタートできる状態になった。
そこで、私がメッセージを送った方から「めちゃくちゃ丁寧なメッセージでしたね」と言われたのに少し驚いた。
個人的にあまり意識していなかったが、確かに他の返信メールの中にも似たような文言がちらほら見受けられる。さらに無視される確立の高いバンド募集サイトだが、今回の返信率はかなりのものだった(90%くらいは返信あり)。
相手によって変更していたが、おおよそのテンプレは以下の通りだ。
足りない点もあると思うが、相手が一読した後に「気になる部分」が無いように気をつけているつもり。無駄なやり取りをなくすために極力こちらの情報を伝え、「はい」か「いいえ」で答えられるようにした。
実際10件程度送り、誰からも質問はなく「参加したいです」もしくは「都合がつかない」のどちらかだった。
演奏ジャンルに興味がありそうな人、極力年代が近い人など返信してくれそうな人を狙ったということもあるが、ネットを通じたコミュニケーションとしては悪くないはずだ。
ちなみに、私が最初の誘いに返事した理由も「ジャンルが明確」「年齢が近い」という理由が大きかった。「〇〇歳、〇〇住み、ボーカルです。バンドしませんか?」というメールも多いが、こういったものは当然無視。
思い返すと、ライターとしてのメール営業でも返信率はそこまで低くない。もちろん返信がないこともあるが、体感的に6〜7割程度は返事をもらえている。そこから半分くらいは契約に至るかな?という感じ。約2年半の間、そんなに多くの営業メールを送っていないが何とかなっている。
これもバンドメンバー募集と同じで、相手に十分な情報を提示して「気になる」「丁寧な人だな」と思われるようにしているからかもしれないと今回思った(自分で言うのもなんだけど)。
送り先によっていろいろな文言があるが、だいたいこんな感じ。
意外と普通か。まぁ、これもバンド募集同様決め打ちでやっているから返信率が高いのかも。
よくWebライターSNS界隈で言われる「1日10件営業する!」みたいなパワープレイはしたことがない(そもそもそんなに毎日送る先あるのか?)。自分が書きたいジャンルを絞りに絞り、ピンポイントで向かっていけばある程度打率は上がると感じる。
バンドを例にするなら「演奏ジャンル」を決めるのと同じ。「何をするのか」が分からないバンドからの誘いに乗る人は少ないだろう。もしオッケーされたとしたら、何も分かっていない人の可能性が高い。ちょっと危ない感じがする。
これはライター案件にも似ているかも。「なんでも書けます!」という人を大量に採用する媒体は激安ブラック案件が多いと思う。
何事も狭めることが、その先の広りに繋がるコツなのかもしれない。
あと、これは諸説あるが自分はお金の話を最初から出さないと決めている。採用してもらえる方向になってから話し合い、合わなければ受けなければいいだけだ。「安いな」と思ったとしても、書きたいジャンルの場合は気にせず受ける(実績に使えるかを確認した上で)。やりたいことを貫くためには「お金は後からついてくる」くらいの気持ちが大事かもしれない。
「書くこと」自体が好きでジャンル問わずなのであれば、報酬重視で突き進むほうが大事だろう。「お金の話は大事!」「そこに至る労力が持ったいない!」という考え方もあると思うので、ここは本当に個人のスタイルによる。
とりあえず返信率を高めたいのであれば「自分は何が得意」「何が書ける」かを明確に提示することが重要だと思う。
もし今から副業などでライターとして活動したいのであれば、興味あるジャンル、得意なジャンルを3〜5個程度洗い出して、それらに合った媒体へメールする。書いていく中でさらににジャンルを絞っていけば、これまでの実績も含めて採用率は上がっていくのでは?
と、バンドメンバーの募集メールから思い出した話をざっくりまとめてみた。
フリーランスの営業メールのコツはたくさんの人が言っているので今更だが、自分なりの考えとして一度整理しておく。また気がついたら別記事で更新したい。
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