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「このマンガがすごい!2023」の予想のお話①

はじめに

12月上旬の日本の一大イベントと言えば何であろうか、そう考えた時に真っ先に浮かぶのは「このマンガがすごい!」の発売であろう(違う)。

そもそも「このマン」ってなんだよという方、自分で調べてください。簡単にいうと良くある漫画の賞レースです。

私はマンガの賞レースの結果を見てあれやこれやと話をするのが好きなので、発表前のランキングないしランクインするであろう作品についても話をしたいと思っていました。しかし現実世界に話を聞いてくれる人などいるわけがなく、、、ということでこのnoteを書くに至っています。自分語りはさておき早速本題へ。

本題

「このマンガがすごい!」は
①比較的最近に連載が始まった作品
②それなりに売れていてそれなりに話題になっている作品
③オトコ編は大手出版社の作品が多めで、オンナ編は割とクセが強い(コレは私が女性人気作品をあまり読んでいないのが大きいですが)
といった特徴がある(独自の調査による主観)ので、それに合った作品をいくつか挙げていこうと思います。ナンバーと順位付けは無関係です。

1.『正反対な君と僕』(集英社)

『正反対な君と僕』1巻

 みんな大好き集英社の漫画アプリ、ジャンプ+からはこちらの作品。良いラブコメですよね、私も大好きです。順当にいけばランクインは確実な気はしますが、男性女性隔たりなく人気がある(気がする)ため、オトコ編オンナ編で票が分散してしまう可能性があります。1位は無いにしてもどちらかの5〜10位あたりには入ってきそうという予想。
同じジャンプ+からだと、『株式会社マジルミエ』『マリッジトキシン』あたりもオトコ編ランクインは可能性高そうです。昨年も怪8とダンダ、ルックバック、(ヤンジャンだけど一応推しの子)とオトコ編で強い勢力を誇っていたジャンプ+作品には注目です。
ちなみに今ジャンプラで1番面白い漫画は『放課後ひみつクラブ』ですよ。これはこのnoteだけのひみつです(激ウマギャグ)。

2.『あかね噺』(集英社)

『あかね噺』1巻

みんな大好き週刊少年ジャンプからはこの作品。「落語」という題材を上手く少年漫画に落とし込んでいますよね。既刊4巻という巻数もこの賞レースに丁度良い巻数で、ジャンプ本誌からのオトコ編作品ならこれかなと予想しています。『アオのハコ』『SAKAMOTO DAYS』『ウィッチウォッチ』あたりも可能性ありそうですが、既刊数が多めなのが少し響くかなと。昨年は本誌からのランクインが無かったので、ここらでジャンプ+勢への対抗馬が出てくるのか、注目です。
ここらでまとめて集英社青年コミックスについても触れておくと、ヤンジャンの『ウマ娘 シンデレラグレイ』はこのタイミングでのランクインも全然可能性は無くは無いと思っています。ヤンジャンは既刊少なめだと『イリオス』も面白いんですが、ランクインはしないかな〜くらいのポジションな気がします。他雑誌だと、ウルトラジャンプの『新しいきみへ』は少しマイナー気味ですが、入ってもおかしく無い雰囲気はあると思います。既刊も3巻とちょうど良いので、入ったら嬉しいですね。
スクエアの『Thisコミュニケーション』も面白いんですが、賞レースに入るタイプでは無いですね、多分。めちゃくちゃ面白いんですけどね。

3.『これ描いて死ね』(小学館)

『これ描いて死ね』1巻

小学館の青年コミックスからはまず、ゲッサンにて連載中のこちらの作品。とよ田みのるワールド全開の女子高生創作もの、本当に面白い、大好きです。既刊2巻で良い感じにオトコ編にランクインしそうな雰囲気があります。このマンは昨年既刊1巻の『東京ヒゴロ』をランキングに入れてきているので、小学館の割と渋めのラインナップでは1番可能性がありそうかと。それはそれとして東京ヒゴロめちゃくちゃ面白いですよね、松本大洋っていつまで全盛期なんだよと。本当に最高の漫画家です。

4.『劇光仮面』(小学館)

『劇光仮面』1巻

同じく小学館青年コミックス、ビッグコミックスペリオールにて連載中のこちらの作品。藤○タツキ先生がTwitterにて言及していて少し話題になりましたね。『シグルイ』作画担当の山口先生渾身の本作、どういうジャンルの作品かと聞かれると説明が難しいんですが、読めばわかる面白さがあります。既刊も2巻と丁度よく、オトコ編で良い順位が狙える作品だと思っています。スペリオールはこれもそうですが、昨年ランクインした『トリリオンゲーム』もあって安定して面白い雑誌ですね。他にも面白い作品は多々あるんですが、賞レースに入る可能性が高そうなのはこちらの作品かなと。

5.『ひらやすみ』(小学館)

『ひらやすみ』1巻

またまた小学館青年コミックスから、週刊ビッグコミックスピリッツのこちらの作品。とにかく雰囲気が素晴らしい優しい漫画、大好きです。2022年の他のマンガ賞でも良い順位を取っており、既刊4巻の今、可能性は十分。感覚的に「このマン」上位に入る感じはしませんが、オトコ編7〜10位あたりにいそうな安心感があります(10位以降でも普通にありそう)。スピリッツも面白い作品が多くて良い雑誌です。魚豊先生の次回作が早く読みたいです、今度は月刊連載とかどうでしょう?月スピで待ってます。

小学館少年コミックスはあまり奮っておらず(主観)、週刊少年サンデーにて連載中の『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』がオンナ編でランクインの可能性が少しあるかなといった感じ。本当に最近のサンデー新連載陣は割と良いので来年に期待ですね。『ビグネス参式』とか人気作になりそうな雰囲気はしています、8話のガイナ立ちの扉絵好き。(忘れてましたが、久米田最新作『シブヤニアファミリー』もここでしたね、選考員が尖ってれば全然ランクインの可能性はあると思います、面白いよね。)
小学館だと他にもマンガワン『日本三國』も筆頭候補ですね、ただ他作品を押しのけて10位以内に入れるかとなると微妙なところ。

おわりに?

と、たらたらと駄文を連ねていたらもう2000文字以上3000文字近くになってしまったので、一旦ここで区切ります。講談社作品とかその他出版社の作品については次回のnote(あるかは分かりません)で触れられたらと思います。なんならもうそろそろ「このマン」結果のリーク画像流れてきそうで焦っています。やめてくれ。

実質的には初公開のnoteになるわけで、拙い部分が多々ある中読んでくださった方、ありがとうございます。漫画表紙の画像とか普通に埋め込みましたけど、大丈夫なんですかねこれ、ダメそうだったら消します。
流石にこの量の話をTwitterで放出するには長すぎるので、noteがあって良かったなと思いました。まだ全然半分も書いていないんですけどね。

それでは終わります。お疲れ様でした。

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