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「グレムリン」に溢れる情熱を見た、あの日。

約40年前、私は毎週、毎週映画館にいた。

何を観たかもわからないくらい、通った。

2本立てが普通のあの頃、どちらも面白いのもたくさんあって。なんなら、指定席でないから何度も観れた時代。

私は次の2本立ての映画館にダッシュして
売店でモナカアイスを買って、パンフレット買って。かなり前方の真ん中の端の席を確保する。

朝から夕方まで、ひとりで映画三昧の日曜日。幸せな時間が流れていく日曜日。

映画はひとりで観るもの。誰にも気を遣わず
席を決め、モクモク食べながらパンフレットを読む。いろんな思いに浸りながら帰宅。

たくさん観たけど、いちばん衝撃だったのは
     
      「グレムリン」

内容は、ギズモが可愛い、そしてモグワイがグレムリンになり増え続け、恐ろしい事態になる映画。

と、これだけでは記憶も残らないが、
衝撃はこの一体、一体のグレムリンに制作陣の情熱を見たから。

いまなら、CGで何でもできる。
でも、あの頃は手作りなんじゃ?って
思う時代。

映画に熱い情熱を注いた制作陣の思い、
それを観て確かに、受け取った!と。
思った自分。

軽々と何でもCGで作れる時代だから、映像に感動することがなくなり、Netflixで気軽に映画が観られる今。
映画街もなくなり、ショッピングモールに映画館が入っている今。

あの頃の映画がちょっぴり懐かしい。
映画館の椅子に座って、ワクワクしていた
あの頃の自分が愛おしい。

#映画にまつわる思い出

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