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【山行日記】秋の蝶ヶ岳へ。

こんにちは。
レースシーズンもオフに近づき落ち着いてきたので、久々に私が所属している大学の山岳部の山行で北アルプスの蝶ヶ岳(標高:2677m)へテント泊で登ってきました。
登る予定の一週間前には既に穂高岳や槍ヶ岳は雪が降り積もっていたり、明神池付近で登山客が熊に襲われた事案も発生していたので、入念に準備をして登りました。

冬装備もバッチリ準備しました。
6人用テントを持っていかなければならず、荷物が嵩張りました。

・山の情報

・蝶ヶ岳(標高2677m)
山名の由来は5月下旬から6月上旬にかけて蝶ヶ岳山直下南側の稜線付近に白い蝶の形をした雪形(残雪)が見られることが由来。

・登山行程

一日目/10月7日(土曜日)
・新宿→松本→上高地→明神館→徳沢ロッヂ(幕営)
二日目/10月8日(日曜日)
・徳沢ロッヂ→長塀山→妖精ノ池→蝶ヶ岳→横尾→上高地→松本→新宿

・一日目


朝4時に起床して始発に乗り集合場所の新宿に向かいます。
7時に新宿駅に集合して特急あずさに乗り、松本に向かいます。

景色を眺めながら朝ごはん。

雲一つない快晴の空が広がり、山梨に入ってからは八ヶ岳や南アルプスが展望でき、これから上りに行く私はワクワクが止まりませんでした。
新宿を出発して2時間半で松本に到着して、松本電鉄上高地線に乗り換え新島々まで行き、新島々からはバスで上高地へ。
色付き始めた山々を見ながらバスに揺られ、程なくして上高地に到着。

河童橋でお昼ご飯。
肉巻きおにぎりが美味しいので、おすすめです。
河童橋付近は外国人観光客でごった返していました。
そしてその向こうは雪化粧した穂高の山々。

着いたのが1時ぐらいでしたので、河童橋付近で昼ご飯を済ませてから最初の目的地である徳沢ロッヂまで向かいました。

明神に至るまで、至る所に猿がいました。
明神で記念撮影。


河童橋からは徳沢ロッヂまでは、ノンストップで歩き、一時間程で徳沢ロッヂに到着して、早速テントを設営。

6人用テントに2人だけ。
テント場はテントでパンパンでした。


今回私は6人用テントを持たされていたので、6人で寝るのかと思いきや個人テントを持ってきた部員が多かったので、結局私を含めた二人で寝ることに。5時にご飯を済ませて8時に就寝して一日目は終了です。


・二日目

朝3時に起床。
テントを出て空を見上げたら満天の星空が広がってました。
早速お湯を沸かしてパック飯を作って食べて、準備を整え4時に出発。
暗い樹林帯を進み、度々小休止しながら長塀山に到着。
6時過ぎに到着し、気温は5℃でやや曇っていました。

長塀山を出発してハイマツ帯を進んで行くと、冠雪が所々確認できました。程なくして妖精ノ池を通過して、7時に蝶ヶ岳山頂に到着。

雪化粧の槍ヶ岳。
目の前に広がる大パノラマ。


振り向くと雪化粧をした穂高連峰の大パノラマが広がり、遠くを見ると乗鞍岳や木曾御嶽山が展望でき、反対の松本。安曇野方面には雲海を見ることができました。蝶ヶ岳ヒュッテで軽食を済ませて、横尾の方まで下っていきます。途中蝶槍付近で雷鳥の親子を見ることができ、ぷっくらしたシルエットと鳴き声が可愛かったです。

冬に向けて羽が白くなってきてます。


一時間半程で横尾に着いてトイレ休憩を済ませてから、徳沢ロッヂに向けて歩き始めました。徳沢ロッヂに着いてから、テントを回収して4時のバスに間に合うように上高地に向かいました。 

明神でチーズおやきを買って腹ごしらえ。
とろとろのチーズが最高でした。

上高地に着いた瞬間に小雨が振り出し、穂高の方を見上げたら白いガスで覆われていいました。4時のバスに乗り、元通りの帰路に就いて今回の山行を終えました。

・最後に

壮大な絶景が待っていた蝶ヶ岳山行。
無事に山行を終えることができでほっとしております。
ですが山行中にヘリが何度も飛んでいたり、登る前に別の山で遭難事故や死亡事故の情報を耳にしており、他人事ではないと言い聞かせながら登りました。
山は天候が変わりやすく、どんなに装備を万端にしていたり何度も登山経験がある方でも遭難してしまうリスクがあります。ロングライドと同じで装備や計画をしっかり組んで、安全に帰ってこれるように意識しながらこれからも時間を見つけては山に登っていきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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