初心者が説明するソーシャルメディアマーケティング〜SNSの種類と特徴〜

前回、ソーシャルメディアの概要とマーケティングに使われる経緯に触れました。今回はソーシャルメディアの1つであるSNSについて説明していきます。

４大SNS

４大SNSとは日本国内での人気の主要SNS４つを指します。
Facebook、 Twitter、 Instagram、そして LINEです。それぞれの国内ユーザー数を以下の表にまとめました。

引用元：We love social https://blog.comnico.jp/we-love-social/sns-news-201907

特にLINEは日本の人口が9月1日現在で1億2615万人なので、LINEは約63％の人が使っている計算になります。
では、それぞれの特徴を紹介していきます。

Facebook
特徴：唯一の実名制SNSで信頼度が高いフォーマルな場
　　　アクティブユーザーは30代〜40代のビジネスパーソン
　　　ビジネスでの使用も

コンテンツの種類：テキスト、カルーセル、リンク、画像、動画、配信、ストーリーズ(24時間)
一番の特徴は実名での登録制度による信頼度の高さです。名前以外にも住居や勤務地、学歴なども登録でき人生のアルバム的に使用するユーザーも。
企業としては広報の役割を担っており、公式の情報の定期的な発信の場になっています。投稿に「いいね」や「コメント」で反響を知れて、「シェア」で他のユーザーへの拡散が出来ます。
ユーザー情報を正確に登録するため情報の精度が高く、広告で狙ったユーザーへ狙ったコンテンツでの広告を配信出来ます。例えば特定の地域のユーザーを絞ったり、年齢層から欲しいものや、ライフステージの変化から住居や車の広告を出したりも可能です。

Twitter

特徴:リアルタイム性と拡散性はNo.1
          アクティブユーザーは10〜20代の若い世代

コンテンツの種類:テキスト(140字)、リンク、画像、動画、ライブ配信

匿名性と複数アカウントで登録可能がFacebookと異なる点です。アクティブユーザーはアカウント数をベースのため実際の利用者数と乖離する可能性があります。1番の特徴はリアルタイム性と拡散性、そして140文字の字数制限(英語では280文字) 近況報告や情報収集での利用が多いですが、より「今起きている、今話題の」との即時性が高いです。またRTというシェア機能が活発に利用されておりニュースや話題が頻繁に共有されて、拡散性が高いメディアです。
店舗の運営情報や入荷情報などリアルタイムな情報発信との相性が良い分、何気ない投稿が炎上に繋がるリスクもあります。また検索にハッシュタグを活用するのも特徴の1つです。

Instagram

特徴:近年最も成長しているSNS,ビジュアル特化型サービス

コンテンツ:画像、カルーセル、動画、ストーリーズ、ストーリーズでのライブ配信、IGTV

当初は女性のユーザーを中心にユーザーを伸ばし続け、最近は40〜50代の男性ユーザーも獲得しています。特徴は写真や動画が必須でコンテンツの世界観、統一感が重視される点です。きれい、かわいい、個性的など投稿にはクオリティが求められます。またハッシュタグでの検索が最も活発で、独自のハッシュタグが作られています。Instagramのアプリでタイムラインへシェアする機能はないため、拡散性は低いです(ストーリーズでシェアは可能)
女性ユーザーが多い事から、カフェやスイーツ、ファッションと深く結びついており、Instagramで高い反応が実際の体験(訪問や購入)に繋がりやすく企業としては集客から購入までビジネスとして利用も可能です。
「インスタ映え」と言う言葉が代表されるように「実際に行きたい」「体験してみたい」と思わせたり、それを投稿に反映してもらえる施策を打つと一気に主客に繋がます。

LINE

特徴：メッセージアプリとタイムラインの２つの性質も持つ、インフラ化している。販促ツール

コンテンツ：非常に豊富、画像、動画、スタンプから関連アプリによる音楽配信や電子マネーまで幅広く

上記の３大SNSと大きく異なる点が、無料通話機能、チャット機能とSNSの側面の両方を兼ねている点です。特に他の SNSでもメッセージ機能もありますが、通話が出来るという点で圧倒的な利用者数となっています。またスマホ以外にもPCやガラケー(一部)でも使用可能で現在はインフラ化していると考えられます。
メッセージで使うスタンプを始め関連サービスが豊富で、ミニゲームや音楽配信、電子マネーまで揃えているのでLINEがあれば事足りるという人もいるほど。
タイムラインでの広告配信他、企業や団体の公式LINEから情報発信により多数に届けるという事が可能です。
またLINEの販促ツールであるLINE@の特徴、それは4大SNSの中で唯一のクローズドツールであり、配信する側と受け取る側の関係性は常に1対１です。
双方向のコミュニケーションをとることができるため、ユーザーを囲い込み、ファン化させることに向いています。他にも、使用数の計測ができるクーポンの配信やポイントカード機能、キャンペーンの告知などを行う機能も備わっており、上記3つのSNSに比べるとより広告や宣伝などの販促向きのSNSといえます。

どうでしょうか。上記の4大SNS、普段何気なく使っていますが特徴はそれぞれ異なるのが分かりましたでしょうか。
次は実際にソーシャルメディアを使ってマーケティング活動するにあたり必要な事や準備について書いていきます。