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初心者が説明するソーシャルメディアマーケティング〜改めてソーシャルメディアって何編〜

ソーシャルメディアマーケティングについて説明するシリーズ、第1回目は聞いた事あるけど実際よく分かっていないソーシャルメディアとは何なのか、という所から書いていきます。

①そもそもソーシャルメディアって?

そもそも意識してソーシャルメディアという言い回しを使っている人なら、ともかく、普通はSNSの別の言い方だと思う人もいるかと思います。
私も調べるまで、SNSと混同していました。どうやら違う様です。

ソーシャルメディア(英語: Social media)とは、誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて、社会的相互性を通じて広がっていくように設計されたメディアである。 双方向のコミュニケーションができることが特長である。
引用元:Wikipedia
SNS(英語:social networking service, SNS)とは:広義には、社会的ネットワークの構築の出来るサービスやウェブサイトであれば、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)またはソーシャル・ネットワーキング・サイトと定義される。この為、コメントやトラックバックなどのコミュニケーション機能を有しているブログや、電子掲示板も広義的にはSNSに含まれることがある。
狭義には、SNSとは人と人とのつながりを促進・サポートする、「コミュニティ型の会員制のサービス」と定義される。あるいはそういったサービスを提供するウェブサイトも含まれる。
引用元:wikpedia

ソーシャルメディアとは参加者が情報の発信者、伝達者、受信者になる事で広がる情報のネットワークを指します。
一方、SNSインターネット上でのコミュニケーション構築をサポートするサービスやwebサイトを指します。
つまりソーシャルメディアという大きな枠組みの中で、SNSがあるという事です。

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引用元:デジログ 超カンタン!「SNS」と「ソーシャルメディア」の違いを解説!SNSはソーシャルメディアの一部を指す言葉です。


②それぞれの特徴
上の図を参照するとソーシャルメディアにも様々な種類があるのが分かります。意外なのはブログサイトや口コミサイト(上の図では情報共有サイトと表記)も、ソーシャルメディアの1つ、という所です。
では、ブログや情報共有サイトと所謂SNSの違いは何でしょう?

ブログ等は基本的には発信者と受信者の一方通行の情報のやり取りになります。またユーザーが自身検索しないと、その情報にアクセスできません。

対照的にSNSは誰でも、発信も受信、つまり双方向の情報のやり取りができ、それをシェアする事で友達の友達、フォロワーのフォロワーとネズミ算式に拡散されていきます。

またHPやブログはweb上にストックされた記録であり、検索されると過去の情報でもアクセス出来ます。
それに対してSNSは一瞬で広がっていくものの、時間が経つと注目度は下がっていくフロー型のメディアです。またSEO検索でもヒットしません。
(※キーワードにInstagramや TwitterなどとSNSの名前を入れると投稿にヒットします)

例えば「あずきバー お汁粉」でGoogle検索すると……

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レシピサイトがヒットします。これに検索キーワード内にTwitterと入れると

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あずきバーのメーカー、井村屋さんのツイートやテイストメイドジャパンの投稿がヒットします。このようにSNSに情報が載っていると知らないと、投稿にはアクセス出来ません。
SNSの特徴は「情報の発信、受信が出来て拡散力が強いフロー型、時間が経つと流れてしまい自然検索ではヒットしない」と言えます。


③ソーシャルメディアがマーケティングの手法に使われるようになった背景

「未経験が説明するwebマーケティング」でも触れましたが、ネットの普及と情報の氾濫により消費者行動が大きく変化している事が大きな要因です。

⑴ 何か欲しい商品や気になるサービスがある時、まず検索エンジンで調べる。ネットの発達により多数の情報にアクセスできるようになった分、情報の正確性やユーザーのリアルなレビューが求められるようになって行った。
                  
⑵ その商品のインターネット上の口コミ、レビューを見てから購買を決めるという消費行動が加速。
                  
⑶ スマホの普及率と共にSNS利用者が急増、インターネットでの検索と共にレビューの一種としてSNSの一般ユーザー投稿の情報を利用する人が増加。
またSNSで話題になって商品やサービスが爆発的に売れるなどの現象が発生。

こうした流れでSNSからの送客数が検索と並ぶようになり、商品購入までの様々なステップでSNSを活用しようという流れが生まれました。

ではここで、日本におけるSNSの利用率をグラフで見てみましょう。

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引用元:ICT総研 2018年度SNS利用動向に関する調査

2020年には、約8割の人がSNSを利用するだろうと予測されています。
では実際に商品を購入する際にSNSを利用するのかについて、このような結果が出ています。

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引用元:MarkZine:SNS別購買転換率は?【AMN調査】

グラフから、比較的安価な食料品やコンビニの商品はTwitterの口コミや、ファッションや化粧品はビジュアル勝負なInstagramからなど各SNSの媒体によって違いはありますが、SNS上の口コミからの購入、来店へ一定の影響がある事が分かります。

このアンケート結果を見るとSNSを利用しない手はないなと思いますよね。

今回のまとめ

1、ソーシャルメディアとは
参加者が情報の発信者、伝達者、受信者になる事で広がる情報のネットワークである。混同されがちなSNSはソーシャルメディアの一部。

2、それぞれの特徴
SNSは「情報の発信、共有、拡散」
という特徴がある。
また、新しい投稿があれば以前の投稿は流れて行ってしまうフロー型のメディアで、自然検索ではSNSの投稿はヒットしないようになっている。
対してブログ等のソーシャルメディアはストック型であり、自然検索で過去の記録にもアクセスできる利点がある。

3、ソーシャルメデイアマーケティングが注目される背景
スマホとSNSの普及率が高まり、沢山の情報の中からよりリアルなユーザーの意見や感想が購買へ影響する様になり、商品の認知から購入までの様々な段階でSNSを活用される様になった。

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小話
色々調べていると4大SNSと一括りにされるfacebook、LINE、Twitter、Instagramは、実は異なる種類と考えられるという記事も出てきたのでご紹介いたします。

簡単にいうとソーシャルメディアかつSNSと呼べるものと、ソーシャルメディアだがSNSではないものに分けられると言う話、同じ括りにされるSNSだがコンテンツの好みで繋がるTwitterやInstagramと、発信者やフォロワーが重視されるfacebook、LINEは本質的に異なるという話です。
混乱するので、このnoteではSNS表記で続けていきますが、お時間ある際に目を通してみると面白いと思います。

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どうでしたか?普段すごく使っているのに調べてみると意外と知らない事が多いなと感じました。
ソーシャルメディアマーケティングが注目された背景に関しては、もう自分が買い物する時はSNS利用したり口コミ見るのが当たり前なので、これがもっと主流になっていくのを感じています。
次回は、それぞれのソーシャルメディアの種類と特徴を掘り下げていきたいと思います。

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