パニック症のお出掛けグッズと安全行動
パニック症のお出掛けって命懸けじゃないですか?
大袈裟でしょうか?
私は広場恐怖症も強いので外へ出る時はそんな気持ちで挑んでいました。
今は1人で行き慣れたスーパーや近くの病院には行けるようになりましたが症状が酷かった時は対策グッズで大荷物でした。
対策グッズの基本は
発作時の頓服薬と水!
そこへ自分が安心できる安心グッズをプラスして持って行きます。
私の場合は
飴やチョコなどの甘いお菓子
外へ出たり人混みを見ると、緊張でクラクラしたり手が震えて来るのですが、それが空腹時の低血糖の症状に似てるので甘い物を食べて落ち着かせます。
あとは
スースーするタブレット
ドキドキして息苦しい時にスースー感で息がしやすくなる気がします。
人が多めの所へ行く時は
イヤホン
イヤホンで好きな音楽を聞いていると、周囲との壁ができて圧迫感が軽減されました。
好きな香りのするアイテム
ハンカチに香水やアロマを垂らして、ドキドキして来たら香で癒されたりもしました。
そして夏は暑さで息が上がると発作に繋がりやすいので
冷却シートや保冷剤、
場所によっては
凍らせたペットボトル
なども持って行きました。
正直、めちゃめちゃ重いし、出先でこれら全部を使う訳では無いのですが、これだけ対策グッズを持っていないと不安で出れないのです。
安全行動は取ってはいけない?
このような対策グッズを持つことは安全行動を取っていることになるのでは?
安全行動を取っていると、認知行動療法の妨げになるのでは?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私の読んだ本にもそのようなことが書いてありました。
私は当時、パニック症を早く治したくて
「安全行動は取ってはいけない」
と思い、薬と水しか持たずに出ていました。
毎回発作が起こった時に、何も落ち着かせられるものが無く、とても怖くて不安になり、発作が酷くなるという繰り返し。
チャレンジしてもすぐに
「ムリ!」
となって帰っていました。
そんなチャレンジをした後は
「こんなんじゃダメだ」
「私には難し過ぎてできない」
と自分を責めたり落ち込んだりして悪循環になり、認知行動療法も上手くできませんでした。
その事を主治医に相談すると
「そんなスパルタで自分を追い込むと余計に悪化することもありますよ。
今やっていることはブラック企業のやり方ですよ。一生懸命やってるのにもっと働けもっと働けって。
それにもし2歳や3歳の子が相手ならそんなに厳しく接しますか?」
「少しずつで良いんです。安心できる物を持ってもいいじゃないですか。少しずつ進んで行くことが1番の近道になるんですよ。」と。
その言葉に
自分が小さな子供だったら?と考えて
少しずつ慣れて行けば良いんだ。
自分を責める必要なんて無いんだ。
と思えました。
なので今では迷いもなくお出掛け時の不安対策グッズを持ってチャレンジを続けています。
みなさんもご自分のお気に入りの物を
お出掛けの相棒としてお持ちになられてはいかがでしょうか?
最後まで読んで下さり
ありがとうございます。
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