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パニック発作とパニック症
急にドキドキと動悸がして来る。
息苦しい。
冷や汗が滲んで来る。
私どうしたんだろ?
一度や二度パニック発作が起きたからと言ってすぐにパニック症になるわけではなく、このような発作自体は程度の違いはあれど似たような経験をされた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
パニック発作は一生のうち、10%から30%の人が経験するそうです。
発作は突然に起こり、10分以内にピークに達し、20〜30分程で治ります。
では、パニック発作とパニック症はどう違うのでしょうか?
パニック発作とは極めて強い苦痛、不安、恐怖などが突然現れて短時間で治る発作のことで、身体症状や精神症状を伴います。
パニック症(パニック障害とも呼ばれます)では、パニック発作が繰り返し生じる事で、将来の発作に対して過度の不安を覚えるようになったり、発作を引き起こす可能性がある状況を回避する為の行動変化が見られたりします。
とある様に、何度かパニック発作が起こっているうちに、まだ起こっていない先のことを
「また発作になったらどうしよう」
「パニック発作のせいでコントロールを失ってしまうかもしれない」
という次の発作が起こることへの持続的不安(予期不安といいます。)が出て来て、そのことが心配になり、そうならないように行動が変化する「回避行動」などが現れて来た時に「パニック症」となるようです。
私もパニック発作を何度も経験した後にパニック症となりました。
ある暑い日の朝で、会社に到着して部屋に入ると部屋の暑さで少し苦しくなりました。
エアコンを付けて仕事の準備をしていたのですが、また息苦しくなって来て軽いめまいと強めの動悸と手の痺れが出始めました。
私は怖くなって、すぐに上司に助けを求めて帰宅させて貰いました。
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また夏のある日、家で寝ていたら夜中に急に息苦しくて動悸がし、冷や汗や手の震えがあり、「死んでしまうかも」というくらい苦しくなって救急病院へ搬送されましたが、着く頃には症状が落ち着いていました。
抗不安薬のソラナックスが処方されましたが酷い倦怠感は残っていたので翌日は仕事を休みました。
今になって思うのは、この時点で自分のストレスの原因になっている"仕事の忙しさ"や"家事と育児の忙しさ"を見直して、まずは
『全てのタスクを一生懸命にやろうとしない』
を心掛けていたらパニック症までにならずに回復できたのかな?ということです。
今とても疲れているんだから一旦何もしないで、とにかく休むこと。
自分が完璧主義になっていることに気づいて少し緩めることを心掛けるなど、自分にも優しくなれていたら、パニック症を回避できたのではと思います。
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