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【今でしょ!note#44】 「竜馬がゆく」に学んだこと

おはようございます。林でございます。

今日は、司馬遼太郎さんの著書「竜馬がゆく」を学生の頃に読み、10年以上経った今の自分にも影響を与えている3つのことについて話します。

10年以上前に読んだ本なので、記憶が曖昧な部分ばかりではありますが、当時印象的だったことは忘れないものですね。


人と無闇に議論しないこと

坂本龍馬が生きた幕末と言えば、薩長同盟をともに成し遂げた桂小五郎、西郷隆盛だけでなく、勝海舟、松平春嶽、小松帯刀など、多くの歴史に名の残る人物が出てきます。

同じ土佐藩士では、中岡慎太郎、後藤象二郎、武市半平太など、中にはその後の大政奉還、明治維新に続く時代まで活躍していく人物もいるのですが、反面、時代の転換点の中で尊王攘夷を唱える人物をはじめ多く命を落としていくものもありました。

当然竜馬も、亀山社中を作ったり、薩長同盟、大政奉還を成し遂げるまでの過程において、多くの人物と出会い、国の目指すべきところについて多く議論をふっかけられ、ともに同志として活動してほしいと声をかけられる場面もあります。
竜馬自身は、勝海舟や松平春嶽などの人物との出会いの中で、「日本の中で藩の単位で小競り合いをしている間に、外国に乗っ取られるため、日本国を作りたい。薩摩だ、長州だ、水戸だ、とつまらぬ争いをしているのは、鳥籠の中の鳥たちが喧嘩をしているのと同じ」という意見を持っていましたが、なかなか議論をしないんですね。

「議論というものはしても仕方ない。相手を論破してもわだかまりを相手に与えて恨まれるだけ」みたいな理由だったと思います。

これは今の私の考え方にも大きな影響を与えています。
もちろん仕事などの方針を決めるときに、こういう理由でこうしたほうがよいと考える、という意見は言います。
しかし、相手を言い負かそう、みたいなことは全く考えてなくて、「負けて勝つ」ではないですが、その場では相手が満足するまで言いたいことを言わせてやれ、と感じたら、ひたすら聞き流すことに徹します。

昔はこれが結構苦手で、相手が熱くふっかけてきたら、こちらも熱くなってしまってたのですが、ここで議論しても何も生まないというシーンでは、「そうかそうか」と受け流せるようになりました。

時勢を味方につけること

尊王攘夷論がヒートアップしていて、山内容堂が泳がせていたこともあり、同郷の武市半平太の活動が盛んになっていた頃、竜馬は「まだ時勢ではない」とひたすら何もしませんでした。

物事には、どんなに必死になって動かそうとしても動かない時と、ちょっとしたきっかけでガラッと大きな変化が起こる時があって、その時が来るまでじっとしているという考えが根底にあったと記されています。

この考え方にも少なからず私に影響を与えていて、「今この話をしても相手は何も響かないし、何も動かないだろうな」と感じる時には、動かないものは動かないから仕方ない、とさっさと諦めてしまうことが多いです。

代わりに来るべきときに備えて力を溜めておいて、タイミングが来たときに一気に動く!ということを意識しています。

仕事の仕方でも自分では意識しているのは、「今がこの案件を動かすべき時だ!」と直感的に感じたときには、一気に力をかけて関係者の力を借りて動くのですが、そうでない時にはできるだけフラフラとパワーを溜めて、来るべきときにしっかり踏ん張りが効くようにするようにしています。

中学のときにはサッカー部でフォワードだったのですが、手前味噌ながら毎試合ほぼ必ず点を取れていたのも、この考え方が根底にあった気がします。
ボールが後ろにある時には、相手のディフェンスライン付近で右サイドに行ったり左サイドに行ったりただフラフラとしていて、たまにくる得点チャンスの時に、一気に駆け出して最後にチョンとボールに触ってゴールするイメージです。笑

50m走は6.0秒で遅くはないものの、めちゃくちゃ速いというわけではありませんでしたが、いかんせんパワーを溜めているので、得点チャンスで走り負けすることはほぼないんですね。

普段休んでいるから、いざという時に一気に力をかけて優位に立てる。
何となくダラダラ仕事してしまっているな、と感じた時には、「いかん、パワーチャージさないと」と意図的に休むようにしています。

お酒が飲めること

竜馬はいろんな人物と話をする時に、基本的に金を払わず、相手の金でめちゃくちゃ飲みます。笑

そして酒を飲みながら、自分が考えていることを伝えたり、やりたいことの支援を得たりします。

これは時代もあるのでしょうが、当時大学生で、カシスオレンジ一杯で顔を真っ赤にしていた私も影響を受けて、「仕事を始める前に酒くらい人並みに飲めないとな」と考えて、自主トレを始めました。笑

毎晩、お金もないので近くの鳥貴族に行って、ビールを2杯飲むところから始め、トレーニングの成果もあってか、ある程度飲めるようになりました。

令和の今の時代、飲みニケーションできなくても全然いいと思いますし、逆に大事な話であれば日中にするべき、と考えていますが、私が入社した10年ちょっと前には、お酒が飲めたほうが得なことは現実的にありました。

職場で活躍している人は、お酒の場で話していても楽しいことが多く、誘われたら「行きます!」と二つ返事で答えるフットワークの軽さだけを売りにしていたので笑、誘ってもらう機会も多くなり、活躍している人が考えていることを身近で知れる機会になりました。

ここから学んだことは、別にお酒が飲めるようになりましょう、ではなく、人とのコミュニケーションにおける自分なりの武器を意図的に身に付けておくと、役に立つ場面もありますよ、ということです。

まとめ

今日はゆる記事となりましたが、自分の考え方に影響を受けた本や、音楽というのは、皆さんもお持ちだと思います。
なぜその影響を受けているのか、たまに考えてみると自分という人間を理解するいいきっかけになるので、お時間あれば考えてみるのもオススメします!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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