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課金とは、戻れない道を進む1歩目である

今日は、釣りの話をしたい。

僕は、こんな感じでちょいちょい釣りに行っているし、その話を書いている。

釣りには、小さいときに行ったことはあったけれど、大学生になってから初めて行ったのは、去年の7月くらいだ。

それから、割と何回か行っている。使っている釣具は父のものだ。竿、リール、仕掛けなど、釣りには色々と道具がいる。けれど、それをイチから揃えるのは始めたばかりだと厳しい。だから、借りる名目で父のを使っている。

とはいえ、父の道具はもうだいぶ前のものだ。僕が父の釣りについて行ったのは、小学生の低学年の頃のこと。あれから少なくとも10年以上は経っている。その上、それ以前から父は釣りによく行っていた。年季が詰まりきっているのだ。

ただ、父は最近は、もうあまりというか、全然釣りに行っていない。だから、実質その道具は使われないまま、放置されていた。しかし、古くても使えばなんとかなるもので、昔の釣り道具を使いながら友達と釣りに行っていた。

ところが、年季が入っているからか、それとも使い方が下手なのか。どちらもあるとは思うけれど、行くたびに竿が折れたり、どっかが壊れる。

使っていないものは壊れやすいというし、手入れもしていなかったから、しょうがないのかなとも思っている。多少なら使えるしいいかとも、初めは思っていた。

ただ、釣具が壊れると、釣りにも損傷が出るらしい。たとえば、釣り竿の先端が折れると、しなりが悪くなって、魚が食いつきづらくなるのだと、友達が言っていた。

僕の釣竿は少し前に行ったときに、折れてしまっていた。だから、それはまずいなと思った。だって、釣りに行っているのに、釣りにくいのは厳しい。それから、新しいものを買おうかなと、考えるようになった。

そして、一昨日、ついに釣竿を買った。10,000円もかけた。2年目応援キャンペーンというのが釣具屋さんでやっていて、値段的にもよかったので、それに決めた。

少し前まで、父のお下がりでやっていたから、ちょっとした小物を買う以外には、僕は釣りにお金をかけていなかった。せいぜい合計で、2,000~3,000円くらい。

それが、一度に、10,000円もするものを買ったのだから、お高い買い物だ。そして、それは決して後戻りできない一歩目でもあった。

僕の友達は、ちょうど3ヶ月前くらいに新しい釣竿を買っていた。竿とリール(釣り糸を巻くやつ)合わせて40,000円。「これでも安い方だよ」という友達の言葉には、僕は耳を疑わざるを得なかった。

そして、その友達は今、すんごい釣りにハマっている。泥沼に足を踏み入れたみたいに、釣りにズブズブとのめり込んでいる。僕は、40,000ほどではないけれど、10,000円もかけたことで、この沼に足を踏み入れたのではないかと、ソワソワしている。

実際、ちょっと次の釣りが楽しみになっているのだから、すでに沼に片足とは言わないまでも、踵の先くらいは入っていると思う。そして、踏み込んだ足はもう戻すことはできない。

こんなことを書いていると、後悔しているようにも聞こえるかもしれない。でも、そんなことはない。割と楽しみではある。自分はどこまでハマれるのか、ワクワクもしている。

課金をした先で、どうなるのか。幸い、社会人となる4月以降も友達はみんな近くにいるみたいなので、釣りの趣味は続くと思う。

というわけで、釣りシーズン2を楽しんでいきたい。



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