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転職活動中の皆さんへ

以前よりも転職が身近になったと言われる昨今ですが、気になっていてもなかなか行動に移せないという人が多いのではないでしょうか?私も起業前に転職を経験しています。また、トナリズムでは私が書類選考から採用に携わり、毎日のように面接もしています。採用される側、そして採用する側の両方を経験している身から、転職を考えている方々に私の経験や考えをシェアしたいと思います。

転職活動をする上で何よりも大切だと思うのが、転職の目的や動機です。例えば給料なのか、上司との関係性なのか、人によって動機は様々だと思います。個人的には、「今の会社にいても成長できない」「自分の市場価値を高められない」と思ったら転職を考えた方がいい、と思っています。

最近も、オムロンや資生堂のような大企業が大幅な人員削減を発表しました。例えば、40代で課長になり、これから給料が上がると思った矢先、会社から「いらない」と言われてしまう。これまで勤め上げてきた会社員にとって、これはリスクでしかありません。そして今後も、同様のケースは増えるでしょう。こうしたリスクをヘッジするためにも、今の環境にいても「食っていける」だけのスキルが得られないのなら、転職した方がいいと私は考えます。

では、自分の市場価値を高められる会社をどう見極めるのか。ベタかもしれませんが、私の答えはその会社の経営理念をしっかりと理解することです。そして、特に中小企業やベンチャーの場合、その経営者がどのような人物なのか、見極めることです。私もそうですが今では多くの経営者がSNSを通じて、自分の考えを積極的に発信しています。こうした発信の中身は、十分に判断基準になると思います。

いずれにしろ大切なのは、自分が転職を考えるようになった理由や動機です。ここがはっきりしていれば、転職活動で行き詰まったり、迷ったりしたときに立ち返る「原点」になると思います。

それから、転職活動をしていると、自分が転職先で実現したいことばかりを考えてしまいがちです。しかし、その会社が「どんなポジションにおいて、どんな人材を求めているのか」をまずは見極めることが先決です。特に外資系企業の場合、「ジョブディスクリプション」といった形で募集要項にクリアに示されています。私が外資系の半導体商社「フューチャーエレクトロニクス」に転職した際も、「顧客と関係性を築いて半導体を売買し、売り上げを伸ばす」というミッションが募集段階から明示されていました。

トナリズムもホームページの募集要項やスカウトメールで、どのようなポジションの人材を求めているのか、できるだけ詳しく説明するように心がけています。そこをしっかりと理解したうえで話をしてくれる方とは、やっぱり目線が合うなと実感しています。この点をクリアしないと、採用した後にミスマッチが生まれ、お互い不幸になるだけです。

ちなみに、外資系企業への転職を考えている方は、ロバート・ウォルターズやマイケル・ペイジのような外資系専門の転職エージェントに登録することをお勧めします。実際に私も利用していました。こうしたエージェントは、候補者の転職先の年収が高いほど、より多くのコミッションを得られる仕組み。そのため、より年収の高い会社へ導こうというモチベーションがエージェントたちに働きます。

最後に当社の採用情報をお話しさせてください。今は半導体商社のトナリズムで、半導体ソリューションを提案できるFAE(技術営業)と、法人営業(経験者優遇・未経験歓迎)を募集しています。また、「自分は新川の考えが好きで、こんなスキルをぜひ生かして働きたい!」という方は、遠慮なくHPよりご連絡ください。