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先生インタビュー!No.9~子どもたちにとって"Safe"であること~

Moi!

先生インタビュー!

今回インタビューを引き受けてくださったのは、D先生です!

D先生は、週の半分はスウェーデン語イマ―ジョンクラスのフィンランド語の授業を受け持ち、もう半分はResource Teacherとして働く、若手の先生です!

(スウェーデン語イマ―ジョンクラスについては ”先生インタビューNo.6” で、Resource Teacherについては ”学びのシェアNo.7” で説明しています!)

クラス担任を持たずに、学校中のいろいろな子と関わることの多いD先生だからこそ意識していることについてお話してくださいました!


そんなD先生のインタビューです! どうぞ!




と、その前に!!

こちらを一読いただいた上で、インタビューを読んでいただけると嬉しいです。


では、以下インタビューの内容になります!




Q…なぜ先生になったのですか?

A…私は子どものころから先生になりたくてね笑

それからいろいろあって、大学まで進んで、そこで自分には3つの選択肢があったの。心理学者になるか、建築士になるか、先生になるか。

その中で、先生は自分でいろいろなことを決められるcreativeな仕事だから、先生を選んだって感じ。




Q…指導するときに意識していることはありますか?

A…1つは、Try to be myself.

それからもう1つは、子どもたちが声をかけてきたとき、時間をとってきちんと聞くように意識しているわ。先生っていつも忙しいから子どもの声を聞き流すことも多いんだけど、そんなときにでもきちんと、2分でもいいから時間をとってあげるようにしているの。子どもは多いから、なかなか大変だけど笑

でも、中には家で両親に話を聞いてもらえなかったりする子もいるから、そういう子にとっては、先生が少しでも話を聞いてあげるだけでも安心できるでしょ?




Q…子どもたちには、将来どうあってほしいですか?

A…どうありたいか、何をしたいかを自分で決められる人であって欲しいな。それから、やりたいことを自分で選べる状態であって欲しい。

時に子どもって親に仕事を決められてしまうこともあるけど、誰かに何か言われる筋合いなんてないでしょ笑




Q…先生という仕事をする中で、一番大切にしていることは何ですか?

A…ここは小学校だから、Skill for livingが大事かな。人とのかかわりの中でのふるまい方とか、どうやって他者と話すかとか、そういったことの方が、算数みたいないわゆる"勉強"よりも大事だと思ってる。

大人になった時、どこで何をするにも、集団の中で人と協力していく子とは必須だからね。




Q…先生・学校の役割とは何だと思いますか?

A…先生は子供にとっての"safe"な大人であるべきね。子供たちの中には、safetyな場所を持ってない子だっているから。

自分が教育実習をしていたときに、どんなことにも興味を示さない子がいてね。その子についていた時に、safeであることが大事なんだと感じたの。

だから先生は子どもたちが何か問題を抱えているときに、頼れたり、聞けたりする存在である必要があると思う。

学校も同じように、子どもたちにとって"safe"な場所であるべきだと思うわ。もちろん、さっき話したskill for livingを教えることも、大事な役割ね。




Q…あなたが人生で大切にしていることは何ですか?

A…フィンランド語で"Oikeudenmukaisuus"って言うんだけど、英語でなんて言うんだろう??笑 誰もを平等に扱うこと?かな?

(後で翻訳してみたところ、Justice・Equityという意味のようです。)


自分は、国がどことか、出身がどことか、それが何であっても、みんな同じように、平等に扱われる必要があると思うの。

自分が子供のころ、先生が自分たちを平等に扱わないことがあってね。それが、"Oikeudenmukaisuus"を大切だと思うようになったきっかけかな?




Q…あなたが人生をかけて成し遂げたいことはありますか?

A…家族が欲しい。特に、自分の子どもがね笑

他には、特にないな笑




最後に

以上、D先生のインタビューになります!

学校全体を見渡しながら、何か特別な支援が必要な子たちと多く接することが多いからこそ、D先生が子どもたちにとっての安心空間を大事にしていることがよく伝わってくるインタビューでした。

普段はあまりたくさんしゃべるタイプではないD先生も、胸の内にしっかりと大切にしていることを抱えていることがわかり、とても良い時間となりました!


ということで、今回の先生インタビューは以上!

ここまで読んでくださった方、インタビューに協力してくださったD先生、

Kiitos!


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