見出し画像

先生インタビュー!No.5~人を助けたい~

Moi!

先生インタビュー!


と、題していますが、今回は、正確には先生ではないです。笑

今回インタビューを引き受けてくださったのは、主に1年生のクラスにアシスタントとして入っているK先生(今回は便宜上先生と呼びます。)です!

この”アシスタント”というシステムについては、また後日学びシェアにてお伝えするつもりですが、簡単に言うと ”教員資格は持っていないけれど、ボランティアではなくきちんと有給で働いている方々” で、主にクラス担任のサポートしていらっしゃいます。この仕事をするには、事前に一定期間の研修を受けなければいけません。

フィンランドの学校では、こういったアシスタントの方々の存在が学校に、そして子どもたちに、強く影響しています。そういうわけで、例外的ではありますが、先生インタビューの一環としてアシスタントの方々にもインタビューさせていただいています。


今回インタビューを引き受けてくださったK先生はアシスタントを始めてから、今年で3年目。この学校で働く前はグラフィックデザイナーとして働いていた経歴もあります。


そんなK先生のインタビューです! どうぞ!




と、その前に!!

こちらを一読いただいた上で、インタビューを読んでいただけると嬉しいです。

では、以下インタビューの内容になります!




Q.なぜスクールアシスタントになったのですか?

A…きっかけはここトゥルクに引っ越してきたことかな笑

引っ越した関係で、デザイナーの仕事をやめなければいけなくなって。それで仕事を探しているときに、アシスタントの仕事を知って、この仕事ってすごく大切な仕事だなーっておもったの。今、学校は先生が足りてないからね。私はなにか大事な仕事がしたかった。だからこの仕事を始めたの。

私は、問題を抱えた子たちを助けられるこの仕事が好きだな。それに、この学校の雰囲気とか、同僚とかも好き。笑




Q.アシスタントをする中で、一番大切にしていることはなんですか?

A…Students believe themselvesだね。まず何より、子どもたちが自分自身を信じていないと学びは始まらないから。

彼らはたとえ問題を抱えていたとしても、good personだから、まずはself-confidentでいることが大事だよね。




Q.子どもたちには、将来どうあってほしいと思いますか?

A…んーーー、難しい質問だね。笑

とにかく、学び続けてほしいかな。学校の中だけでは、世の中のすべては全然学びきれないからね。いろいろなことに興味を持ってほしいし、もし興味を持ったなら、それに関わり続けてほしい。

最近でいえば、環境問題とかには、関心を持ってほしいな。

そうね、自分たちの住む世界で起こっていることに興味をもってほしい。それが一番かな。




Q.学校の役割は何だと思いますか?

A…まず、もちろん、子どもが学ぶこと。それは当然だよね。

それから、私が子供たちの将来に望むことと被るんだけど、子どもたちに世界について興味を持ってもらうことも学校の役割だと思う

あと、子どもたちがsocial skillを身につけることも大事ね。




Q.あなたが人生で大切にしていることはなんですか?

A…うーーーーーーん、、、

To try to be happy life and help others.

なぜかというと、人を助けると自分が気持ちいいからかな。それに、自分だって助けてもらうことが多いし。実は自分が子どものころは、いろいろあってとてもtoughな生活だったの。でも、助けてもらったおかげで、時間はかかったけどそこから抜け出せたし、成長できたから笑


それからもう一つは、

To stay positive

学ぶときにも、生きるのにも、どんなときでも、positiveでいたいよね。negativeな気持ちは、自分だけじゃなく、周りの雰囲気すらnegativeにしちゃうし。




Q.あなたが人生をかけて成し遂げたいことはありますか?

A…私の夢はねえ、、、

今、実は食事の栄養について勉強中で、将来は食事を通して健康管理みたいなこともしてみたいと思ってる。それで他の人たちにもhappy lifeを過ごしてもらったり、positiveでいられたりするように、人助けができるようになりたいの。




最後に

以上、K先生のインタビューになります。


先生という肩書ではないのに、子どもや学校と関わる一人の人間として教育や子供の将来について深く考えているのってすごいですよね。笑

これからの学校を考える上で、学校で働くのは先生だけではないということ、そしてそういった人たちがどんなことを考えて学校に関わっているのかということを、教育を語る人たちがどれくらい視野に入れられているのでしょうか。

どんな肩書であれ、教育に関わる人がみんな、真剣に自分や子ども、教育の将来について真剣に考えられる世界、素敵すぎます。

K先生はまさにそんな世界の入り口を、自ら体現していらっしゃいました。


ということで、今回は以上!


ここまで読んでくださった方々、インタビューに協力してくださったK先生、

Kiitos!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?