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十勝が、世界へ広がるために。 〜このままでよいのかな〜

昨日は、北海道・十勝でも20度を超え、だいぶ暖かくなってきましたね。
私はファームノートホールディングスに入社し、現在、北海道・十勝(地元)にたまたま戻ってくることとなりました。そんななか最近、十勝の魅力、ポテンシャルってものすごいなって感じるとともに、もったいなさも感じています。

魅力ともったいなさ

なにがそんなに魅力、ポテンシャルなのか。
「食」ですね。日本最大の食糧供給基地である十勝、そんな十勝の食料自給率は1339%(2021年)にもなります。(北海道216%、世界最大といわれるカナダでも250前後%)

十勝・帯広市では「フードバレーとかち」を推進しています。
フードバレーとかちでは、十勝の優位性を活かすための方向性として、三つの展開方策で進められています。

◯「農林漁業を成長産業にする」
良質堆肥の製造、堆肥活用による土づくりや土壌分析に基づく適正な施肥管理を促進するとともに、十勝型GAPの導入の促進により、安全安心で良質な農畜産物の生産を推進します。
◯「食の価値を創出する」
原材料の研究拠点に加え、加工を通じた付加価値の高い生産拠点において成長していくため、食の安全性向上や魅力ある商品開発、ブランド力の向上などを推進します。
◯「十勝の魅力を売り込む」
十勝の物産の販路拡大や観光の魅力を発信し、国内、海外においてイベントへの出展や観光物産セミナーを開催します。

フードバレーとかち推進協議会

農林漁業を成長産業にする」これは、十勝の強みであり、実際にカロリーベースの自給率は近年上昇しているのでこれは強みとして、今後も伸ばしていってほしいです。

食の価値を創出する」、「十勝の魅力を売り込む」についてはどうでしょうか。私の感覚でいけば、まだまだ伸びしろしかない。どのようなに十勝をブランディングしていき、発信していくが課題だと思っています。ここがとてももったいなさを感じています。そんなときに必ず必要になってくるのが、IT(情報技術)。今や、世界中に情報技術を用いて発信していくことが可能となり、世界中がその情報を取得することができます。

2022年3月31日に北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区(フード特区)は、一定の役割を果たしたことから解散してしまいました。

とても素晴らしい取り組みで、先駆的取組を行う実現可能性の高い区域に国と地域の政策資源を集中するというものでした。しかし、取り組みで個人的には根本的な問題はもっと根深いような気がしています。だからこそ、業界が次のステップに上がるためにやるべきことは情報技術をどれだけ推進していけるかだと感じています。

十勝が世界へと広がっていくために

十勝には世界でも素晴らしい食材が集まっています。
しかし、どんなに素晴らしいものを沢山作ってもそれが知られなければ、ないのと同じです。知ってもらうためには発信することが必要になってます。ブランド力の向上をするにしても、外界の情報を知るのは必須条件です。外界を知るからこそ、差別化できるポイントがわかりブランド力の向上がはかれます。すでにスマホが当たり前になっている時代で、やはり情報技術はとても重要です。
「十勝」×「情報技術」で、業界は指数関数的に伸びていき、サプライチェーン全体も拡大していくと思います。


フード特区は解散してしまいましたが、フードバレーとかちは、次世代の十勝を作り出し、十勝を世界に発信していこうというのは、良い動きだと感じています。
そのためにも是非とも、情報技術をキャッチアップしていっていただけることを願います。

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