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読書④「数値化の鬼」

こんばんは!
株式会社GTDの加藤裕也です。

毎月5冊の読書を目標にしていますが、
今回は最近読んだ本から学んだことを書きたいと思います。

そもそも、読書の大切さに気が付いたのは、大学1年生の時です。
選択教科として講義を受けていたある教授が、
「日本語力をしっかり身に付けると良い」「本のジャンルは問わない」とおっしゃっていました。
元々読書に対して苦手意識があった僕は、読みやすいエッセイや小説を読み始め、見事にハマった次第です。

読書に関する記事は、過去にも投稿していますので、良ければご覧になってください。

読書シリーズ第4段、今回は株式会社識学の代表取締役社長である安藤広大氏の「数値化の鬼」という本を紹介したいと思います。

識学とは?

まずは、安藤氏の会社名にもなっている「識学」についてします。

識学は「意識構造学」からとった造語であり、20年以上前に提唱された組織運営理論です。識学はこの原理論を体系化し、弊社の基幹理論として整備したものです。 識学は、なぜ生産性向上を実現できる組織と、そうでない組織があるのか、どうすればいかなる組織でも生産性向上を実現できるのかを追求しています。
                    株式会社識学のHPからの抜粋

著者・安藤広大氏とは?

株式会社識学 代表取締役社長。 1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業本部長を経験。 プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出会い、衝撃を受け、2013年に独立。識学講師として多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年あまりで上場を果たし、これまでの7年間で約3000社に識学メソッドが導入されている。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』(ダイヤモンド社)がある。

「数値化の鬼」を読んで

本の冒頭では、「物事をいったん数値化して考える」という言葉が書かれています。

「数」と聞くと、無機質で冷たい印象を持ちがちですが、数値化するからこそ「客観的事実」をベースにあらゆる人とコミュニケーションができるようになり、誤解や認識のズレをなくすことができるため、仕事が円滑に進めることができます。

まずは、数値化することに慣れることからスタートすることが大事だと再認識しました。

次に出てくるのが「とにかく行動量が大切である」という話です。

ビジネスでは、当然ですが、成功することもあれば、失敗することもあります。だから成功を増やすためにはとにかく「行動量」を増やすしかない。「量質転化」という言葉があるように、量からしか質は生まれないです。

また、仕事の結果・成果を分析する際に、達成率や契約率などの「確率」を用いることが多々あると思いますが、「確率」を考えるときは注意が必要です。

率を上げるためには「母数」を減らしたほうが数字がよくなる可能性が出てきて、それを理由に、行動にブレーキをかけてしまう人が続出するからです。

そして、闇雲に行動量を上げ続けても、いつか頭打ちになってくるので、「変数」をシンプルに絞り込むことが大事という話が書かれています。

本書に出てくる「変数」とは「仕事の成果に直結する要素」という意味です。

何かしら課題や問題が起きたら、仕事の中身を要素分解して、「変数」と「定数」に分けることが大事だと思います。

そして、「定数」は変えられない事実なので、「変数」に着目し、「どのあたりに問題がありそうか」を見極めます。そして、そこに絞り込んで対策を打つ。

対策を打つために、まず「母数」があることは前提であり、その上で、要素分解してPDCAを回しながら「変数」を絞り込む。そして「変数」に集中して対策を打っていけば、組織は成長すると書かれています。

僕自身も、まさに、どんな仕事でも数に向き合い、客観的な事実から、改善すべきポイントを見出し、変数を絞り込み、変数に集中して対策を打つことで成果につながる経験を何度もしてきました。

数値化することで、仕事を見える化することが可能となり、数値で判断することで人の成長も感じられるので、これからも仕事に活かします。






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