年下君にウザがられるのが怖すぎて過剰に絡んで裏目に出るの巻
最近入った新人さんの歓迎会をミニマムに開催した。
その方は私に年齢が近かったので話も合うし、リラックスしてくれたように思う。
ただ、私もリラックスしてお酒が進んでしまい、年下君にまた絡んでしまったので激しく後悔している─。
その日は、そもそも年下君が私に対してなんだかとても距離が近くて、浮かれてしまったのだった。
まず、
「週末あの映画観た?」
と聞いたら
「観た観た!!」
と私の腕をぱしぱし叩きながらテンション高く感想を語ってくれたこと。
私も年下君もその作品への満足度が高く、「うわあ同じものが好きなんだ」と喜んでしまったこと。
週末美容院に行ったことを黙っていたのに
「髪色変えました?」
と気づいてくれたこと。
暗めのカラーにするというマイナーチェンジだったのに
「それもしかして青とか入ってます?いいじゃないですか」
と細かく褒めてくれたこと。
年下女子ちゃんがフロアに遊びにきてくれたので、3人でスーパーでお惣菜を買って、最近始まった恋愛バラエティーショーの感想を言い合いながら楽しくランチをしたこと。
恋愛バラエティの再現ミニコントをしたら年下君がノッてきてくれたこと。
年下君の振る舞いに爆笑してたら、
「僕のダサいところもダメなところも笑って受け入れてくれるような女の人が好き」
と自然と恋愛傾向的な発言を聞き出せたこと。
仕事中、新しいツールの扱いに二人して苦戦していた時、私が偶然突破口を見つけて「わかったよ!」と声をかけたら
年下君が「え、マジで!」と言いながら接近してしてきてくれて、操作中の私の腕に彼の胸板がぎゅっと押し付けられたこと。
体温と心臓の鼓動まで感じられたこと。
新人さんとの飲み会で、他の人たちに「髪染めました?」と聞かれた時に
年下君が「僕はもっと早く気づいて言ってましたけどね」とドヤっていたこと。
年下君が会話の中で「最近ちょっと太ったんですよ」と言うので、思わず背中をタッチして「全然痩せてるじゃん…」と言っても全然嫌がらずに肩甲骨まで触らせてくれたこと。
(心配になるぐらい華奢だった)
思い返すと年下君とのやりとりが全部、嬉しかったのだ。
だから調子の乗ってだいぶ絡んだし、要するに、甘えてしまったのだ。
…正直酔っていて細部まで覚えていないが、
年下君が他のチームの人、たとえば清楚女子ちゃんと急速に距離が縮まっているので私にはもう飽きたんじゃないかとか、どこか行ってもう帰ってこないんじゃないかとか、こんな絡み方してくる先輩嫌でしょとか、
もうとにかくウザ絡みをしまくった。
しかも大体が移動中など年下君と二人の時だけ。
「最近絶対私のこと蔑ろにしてると思う」
みたいなことを、また言った。
これは「寂しいからもっと構ってほしい」の意味だ。
(気持ち悪いね…)
年下君は
「そんなことない!そんなことないし、雑だと思うのは仲良いからでしょ」
と、フォローしてくれた。
気がする。
本音が表に出過ぎていて最近どうしようもない。
うっかり「好きだから」とか口走っていたらどうしよう。
今週末、また飲み会がある。
ここではお酒の量に気をつけようと思う、本気で。
LINEで謝ったら「何も気にしてない」と返してくれたし、可愛いスタンプもくれたけど、いやあ酔って絡む先輩普通に気色悪いな。
どうして「こんな奴になりたくない」を体現してしまうんだろう。
自己嫌悪がやばい。
年下君は、
可愛くて、髪が長くて、明るくて聡明で、年下君が好きな映画を喜んで観てくれる子が好き。
これは数ヶ月かけて収集した情報だ。
自分に無理やりあてはめるとしたら
「年下君が好きな映画を喜んで観る」ことができる、のみ。
お酒、飲んだら大胆になれるけど絶対年下君と話す時は素面のほうがいいな。
嫌われたくないもの。
いま、起きてから昨日の反省を一人でずっとしています。
あとで年下君に会ったらしっかり謝ろう。
もう2回やらかしているので、次はないと思って。
綺麗に綺麗に、接するんだ。
しっかりしろ!!
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